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2012年10月01日

VSTやVSTiはここで探してます

”VST”とはVST規格のエフェクタ、”VSTi”はVST規格のシンセサイザのことです。DTM(パソコン音楽)で使う★1 ソフトウェアのエフェクタやシンセサイザです。シンセサイザは……分かりますよね。エフェクタは馴染みがないかもですが、身近なところでカラオケのエコーとか。リバーブ、ディレイ、コンプレッサ、ディストーション、イコライザといった名を聞いたことがありませんか。人の声や楽器の音をいい感じに加工する装置のことです。

強力なレアカードをたくさん持っている人が勝ち

DTMでプロのような音楽作品を製作するには、その人の音楽感性や知識・技術もさることながら、ぶっちゃけ、強力なVSTやVSTiをたくさん持っている人ほどすごい作品を作れるという、身もふたもない資本主義のルールがあったりします。

実際問題としてリバーブの一つくらい持っていないと★2 、まともな音楽作品は完成しないと考えた方がよいです。特にシンセサイザの原音は痩せているので★3 そのままでは聞くに堪えません。リバーブ、ディレイ、コーラスの使用は必須です。

只で欲しいだけ手に入る

何万円もする製品版のエフェクタやシンセサイザ★4 もありますけど。フリーウェアが大量に出回っています。これがまた製品版と遜色ない出来だったりします。趣味にそんなにお金をかけられないという人でも、ネットを探しまわってかき集めればいいです。googleで"VST"のワードで検索すればいくらでもヒットしますが。使い勝手のよい人気VSTの情報をまとめたポータルサイトがあります。無数に存在するVSTのすべてを網羅しているわけではありませんが、まずはそのようなサイトを頼って探すと手っ取りばやいです。
私がちょくちょく覗くポータルサイトを紹介します。
» GERSIC.COM
» VST LINK

その場でゲット!

幸運にも(お、これいいじゃん)というVSTやVSTiを見つけたら。「じゃあ晩ご飯の後でゆっくり」などと言ってないで必ずその場でゲットしてください。できないならせめてせめて、ウェブサイトのURLをお気に入りに登録しておくべきです。

まぐれで見つけたウェブサイトは、後で探してもまず見つかりません。後々になって「そういえば使えるエフェクタがあったよな。あれどこだったっけ?」なんて探してもまず見つかりません。

たとえウェブサイトのURLを控えていたとしてもまったく安心できません。フリーウェアの場合は、それを提供しているウェブサイトそのものが閉鎖してしまうことがあります。「人気が出てきたので新しいバージョンから製品にしました」というケースもありがちです。それをいうなら製品版だって、販売中止になる可能性があります。

本当は製品版でもその場で購入するのが確実です。それは金銭的に無理だとしても、フリーウェアならぜんぜん問題ないでしょう。いいなと思ったらその場でゲットです。次は、ないです。

★1 VSTやVSTiをDAWで使う
DAWでどのようにVSTやVSTiを使うのかはそれこそDAWそれぞれです。VSTの利用は重要な事項なので必ずきちんと説明しています。それぞれの説明書をよく読んで使ってください。”規格”というだけあって、DAW側の操作もどれも似たり寄ったりです。一度きちんと勉強すれば、後生どんなDAWを目の前にしても勘が働くでしょう。

★2 リバーブの一つぐらい持っておきたい
リバーブは地下鉄の通路などで音がぐわーんと残響する、あれをシミュレートします。リバーブは、楽器が鳴っているロケーション(場所、空間)と、楽器と聞き手の間の距離を決めます。リバーブをかけないと、楽器の音はただ鳴っているというだけの音で、そんな音をいろいろ寄せあつめただけの作品になります。リバーブを一切使わずに音楽作品を製作するなんて不可能だと思ってます。

因みにカラオケのエコーを使う感覚で、リバーブを「音をきれいに聞かせるためのもの」として使う人がいます。まったく間違いでもないのですが、リバーブの本質は音の鳴っているロケーションを決めることです。音をきれいに聞かせるエフェクタは、むしろディレイです。そこを勘違いしてリバーブをかけすぎて、ぼわんぼわんになった音楽作品をときどき見かけます。リバーブは少なめにしてもう一つディレイをかける。これで、すっきりとしてそれでいて残響豊かな艶っぽい音になるでしょう。

★3 シンセサイザの原音
シンセサイザの原音は言わば、楽器に聴診器を当てて聞いているようなものです。これでは気持ちよく聞ける道理がありません。そのへんを鑑みて、最近のシンセサイザは最初からリバーブやディレイを標準装備しています。ぱっと聞いてきれいに聞こえます。ただしこれは冷凍食品の袋にある「調理例」の写真のようなもので、これはこのままでは使いません。コーラスやディレイはケースバイケースですが……リバーブは必ずオフにして、自分の音楽作品で使っているリバーブに通します。

リバーブは楽器が鳴っているロケーションを決めます。コンサートホールで演奏しているとか、野原で演奏しているとか。一つの音楽作品に使うすべての楽器は、最終的には只一つのリバーブに通すべきです。てんでばらばらなリバーブを使うと、ピアノはコンサートホールで弾いているのに、ギターはスタジオで弾いていて、ドラムは街角の公園で、みたいなちぐはぐになります。

★4 製品版のエフェクタやシンセサイザ
製品版はやはり製品版です、金を払う価値があります。特にバイオリンやギターなど生楽器の音を出すシンセサイザは、実際に人が演奏した音をサンプリングして使用していますから、リアルさが桁違いです。……まあその程度なら、今日日のフリーウェアでも当たり前にやっていますけど。製品版はサンプリングの量が違います。フリーウェアがメガ単位なら製品版はギガ単位です。「フリーのギターシンセ使ってるんだけどいい感じでこれで十分」という人も、製品版のギターシンセの音を聞けば「ああそうそう、本当のギターの音はこうだった……」と思いだすに違いありません。

何もかも製品版で固めなくても、自分の作風を鑑みて、特に印象づける楽器の音だけでも製品版を使うと効果的です。私の場合はベースでした。ずっと良いベース音源を探していました。今はCHRIS HEIN BASSを気に入って使っています。曲の流れに応じて弦をひっぱたいたり、左手をぐいとスライドしたりと、勝手にいろいろ味つけしてくれるので重宝します。

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2012年09月30日

テクノパイプでこんなの作ってみました。

IMG_6078.JPG

こんにちは。
以前、テクノパイプを購入した者(ニックネーム:ぴょん太郎)です。
演奏そっちのけで、「にせレッドパイプ」を試行錯誤しながら作りました。
やっと完成したので投稿します。

写真中央手前のもので、「ビビアンちゃん」と名付けました。
(写真左側奥は本家レッドパイプのアヴァロンつぅーくんです。)
2本のドローン管の根元にミニスピーカーの「キャンディー・ポップ」を仕込み、
「MOBILE CUBE」のようなPAなしで、本体のみでの演奏を可能にしました。

実は写真のものは2号機で、初号機はバック本体にエフェクターの「PANDRA mini」
を積んだのですが、バグパイプのような音にはならず、とても使い勝手が悪かった為、
お蔵入りとなりました。

2号機ではドローン管にぶら下っているポシェットへボリュームアンプやコード類を
詰め込んで、使い勝手を良くしました。(見た目が悪いのが玉に瑕。)
ブロー管の中に電池やボリュームアンプを組み込むことも考えたのですが、
重みでブロー管が常に垂れ下がるので、残念しました。

塩ビパイプは重いし、ボリュームを上げ過ぎると無音時のノイズが酷くなる等、
欠点がありますが、パイプの中を音が通過するので、バグパイプぽい音になり、
結構気に入ってます。

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ウッドゥン・ボーン工房のダブルフルート

ニュージーランドのウッドゥン・ボーン工房はいろんな変わった笛を製作しています。前に同工房のデュエットオカリナを紹介しました。これもなかなかの逸品でした。

ダブルフルートも二つの音が出る笛で、一人で合奏ができます。常識的に笛といえば「鳴らせる音は一つだけ」ですから、和音で鳴り響くダブルフルートの音色は、聞く人に大きなインパクトを与えます。

きちんと作られた楽器です

左手側に高音を割りあて、右手側に低音を割りあてています。ちょうどふつうの笛を真ん中で分けて左右に配置した使い勝手です。オクターブバランスはしっかりしていて、左右できれいにハモります。なんだかほっとする自然体の和音★1 です。

それと私としては、吹く息の強さがちょうどよいのも好評価です。これより息が強いと、あっという間に息を使いはたすでしょう。これより息が弱いと、いつまでも息を吐き出すことができなくて窒息します。

それでもさすがに7万円はない

しかしながら価格が7万円というのが、ちょっと……二の足を踏むところです。何の装飾もないそっけない外観です。「一人合奏できる笛は珍しい」ということを考慮しても、ふっかけて4万円がいいところではないでしょうか。さらに件のデュエットオカリナの価格が2万円程度という事実が、このダブルフルートの魅力を霞ませます。

ダブルフルートは、物自体はよい楽器ですが……どうにも価格が釣りあいません。これはたぶん、世界楽器てみる屋では販売しない、という判断になるでしょう。なので来年のサマープレゼントキャンペーンに出品★2 します。ダブルフルートに興味のある方は、来年の7月を楽しみにしてください。

★1 自然体の和音
因みにこのダブルフルートを吹いた後でデュエットオカリナを吹くと、説明しがたい違和感を感じます。やっぱりデュエットオカリナのコンサートピッチは近似値であって、ほんとうのドレミとはどこかずれているのだと、思い知らされます。

それでも私はデュエットオカリナに軍配を上げますけどね。コストパフォーマンスが違いすぎます。価格がせめて4万円程度なら、少しは考慮してもよいのですが……

★2 サマープレゼントキャンペーンに出品
世界楽器てみる屋が正常に活動している限り、新商品を発掘する過程で必ず一定数の”ハズレ”を引きます。最初の頃は手当たり次第にお客さんにプレゼントしていましたが、それをパブリックなイベントにしたのが、サマープレゼントキャンペーンの始まりです。

キャンペーンに応募するみなさんは、プレゼントの内容が充実しているほど(てみる屋は去年こんなにがんばったんだなあ)と思ってくださいまし。ハズレを引きまくっている、ということはそれ以上にアタリだって引いてますよ。

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2012年09月29日

オカリナ演奏動画をアップしました

すだれさん、TNGのオカリナを購入した「にし」です。
デュエットオカリナのページを参考にして、かなり自己流(運指)ですが演奏しました。



使用オカリナは TNG ダブルオカリナ AC管 上級用 です。感想、酷評お願いします

前の書き込みで、メールアドレスが10月に変わるのでヤフーアドレスから送信しましたが、文字化けしてました。すみません。。

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BBQのお知らせ

皆さんこんばんは、米パパです。
めっきり涼しくなり爽やかな気候となりました。
今日はBBQのご案内です!
お久しぶりの方もふるってご参加ください。
参加できる方はお返事お願いします!

日時:10月8日(祝)午後3時〜
場所:小戸公園(3時に姪浜駅集合)

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2012年09月28日

スペクトラムアナライザ

ソニーのモニタリング用ヘッドホンMDR-CD900STが音を耳でチェックする要なら、スペクトラムアナライザは音を目で見てチェックする要です。スペクトラムアナライザは、今の瞬間に鳴っている音を、低音から高音まで折れ線グラフに表します。ラジカセやカーコンポの前面パネルでぴょこぴょこ踊っているLEDメータ、あれをチョー精密にしたものと思えばいいです。
自分の音楽作品をスペクトラムアナライザで見るといろいろ分かります。

突出したピークはNG

とにかく、ある特定の周波数の音が槍のようにつんと突出するのはNG★ です。その大きすぎる音が他の音をマスキングします。低音ならボワボワ曇って全体が聞きとれなくなります。高音ならキンキンと耳が痛くなります。

また特定の周波数に突出したピークのある音楽作品は、スピーカやヘッドホンが変わると極端に音が変わって聞こえたりします。自分の作業環境のスピーカやヘッドホンではきちんとバランスを整えたはずなのに、安物のイヤホンを使ったらキンキンして聞いてられない、という事故が発生します。つまり聞くお客さんによって不要に評価がばらついてしまいます。

音のバランスをとる目安に

聞いて心地よい音楽作品に仕上げるために、楽器毎の音のバランスをとることが重要です。一つの楽器だけ鳴らしながらスペクトラムアナライザを見ると、その楽器がどの範囲の周波数を占有するか分かります。「ピアノを隠さないように、ストリングスは1オクターブ高くしてみるか」「ピアノとギターが重なっている。お互い邪魔しないよう左右に振り分けてみるか」みたいな判断ができるでしょう。最終局面で「どうにもピアノの低音が耳に障る。イコライザでざっくり抑えるか」みたいな判断をすることもあります。

また音楽作品全体をスペクトラムアナライザで見て、特定の範囲が明らかに凹んでいる場合――特定の範囲の音が足りない場合は「その範囲を埋める音をシンセサイザーで鳴らしてみるか」みたいな判断ができるでしょう。実際、ポップスやロックなどたくさんの音を使うプロの音楽作品は、スペクトラムアナライザで見ると見事に低音から高音まで真っ平らになります。(一つの楽器でソロ演奏などの場合は不可抗力的に凸凹になりますよ、それは一つの楽器に因るので仕方ない。)

フリーウェアでもけっこうよい品が

スペクトラムアナライザはフリーウェアでもたくさん出回っています。
これは!というものをぜひ使ってみてください。私はVoxengoのSPANを使っています。これがベストというわけでもなくて、試しに使ってみたら悪くなかったという代物。念のためウェブサイトを確認したら…あ、バージョンアップしてる!ダウンロードしなくちゃ。
» スペクトラムアナライザのいろいろ

★ 特定の音が突出するのはNG
ということは例えばオカリナがメインの楽器だからといって、いくら音を大きくしてもよい、というわけではないのです。実際、あまりにオカリナの音を大きくすると、伴奏の音が聞こえにくくなり背後に下がったような印象になります。

しかし一般的な話として、録音した笛の音って聞こえにくいのですよ、倍音が少ないから。特にオカリナの音は純度が高いので聞こえにくいです。音量バランスを考慮すれば伴奏に埋もれてよく聞こえないし、きちんと聞こえるように調整すると今度は耳が痛くて我慢できない。痛し痒しの状況です。

笛を得意とする私としては、これはもう、音楽作品を製作しはじめた当初からの課題です。いまだにこれという解決法を見つけていません。

  • ある程度のピークが出来るのはやむなしとする
  • オカリナの基音を不自然にならない程度にイコライザで抑える
  • シンバルやタンバリンや鈴など瞬間的な音をオカリナと同程度の音量で鳴らす

などいくつかの方法を試して、それなりの効果はありましたが……
いろいろ分かったら記事にします。

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2012年09月24日

ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナ

デュエットオカリナは二つの音が出るオカリナです。
一人で合奏ができます。「笛の音は一つ」という常識を覆す和音の響きは大インパクトでして、宴会やパーティの隠し芸に良し、コンサートステージでの掴みに重宝します。

世界楽器てみる屋では既に、ノース・カントリー・ワークショップ工房(NCW)のオカリナと、チャーリー・ハインド工房(CH)のオカリナを販売しています。で、新たな3番目のこれは、ニュージーランドのウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナです。

楽器らしい外観

「実は中世の古楽器です」と紹介されたら信じてしまいそうな格調高い外観です。特に演奏動画など楽器の全身がクローズアップされる状況では、観る人にアピールするでしょう。

左手側が高音で右手側が低音と、ふつうの笛の音の並びを踏襲しています。これはCHオカリナと同じ方式です。

左右の管は4度の音程――ドの音と下のソの音の音程にチューニングされています。これはNCWオカリナと同じ仕様です。ハモる、という目的には理想的な音程です。

大きなはきはきした音色です。例えばCHオカリナはそっと吹かないとすぐに音が割れてしまいます。初心者はもちろん、プロのオカリナ奏者でもうまく吹けなかったりすることがあります。それに対してこちらは少々荒っぽく吹いてもきちんと受けとめて鳴ってくれます。扱いやすいです。

左右とも片手だけで1オクターブ+1音の音域を演奏できます。左右を合わせた全体的な音域も、他の二つのオカリナよりも1音だけ広いです。これでこそ吹ける曲もあるので、それだけで重宝します。

お尻に刺さっている丸いパーツは、チューニング用の栓です。これを押しこむとピッチが高くなり、引きだすとピッチが低くなります。わずかでもチューニングできるというのは安心感があります。(そもそもチューニングできるオカリナが珍しいですね。)

コンサートピッチとは言い難い

他の二つのオカリナも含めた一般的な話として、4穴オカリナや6穴オカリナなど指穴の少ないオカリナでは、コンサートピッチは近似値でしかありません。このオカリナは特に、たった4つの指穴でドレミファソラシドレの9つの音を表現しますから、かなり無理があります。私の耳だとミの音が低いです。それと左右で同じ音(ユニゾン)を鳴らしたときに、ビリビリと音が割れるケースがあります。

だから曲を吹いていて左右で同じ音を鳴らすときは、片方だけ鳴らすなど工夫が必要です。また左右の管ができるだけきれいにハモるように、チューニング栓を調整する必要があります。場合によっては「この曲はこの和音を使わないから、この和音は捨てて他の和音が特にきれいに響くように」といった、きめ細かな対応が望まれます。

今、改めて吹いてみましたが。いい感じでハモってくれます。コンサートピッチの近似値も、冷静に判断してみたらNCWオカリナと同程度でしょう。となれば、格調高い外観、はっきりした音、わずか1音ながら広い音域、チューニング機構つき、と最高品質のデュエットオカリナですよこれ。私はだんぜん気に入りました。

興味のある方は今からでも予約を名乗り上げておくのが吉です。デュエットオカリナはひとたび人気が出るとあっというまに入手困難になります。そして、これは間違いなく人気が出ますよ。つか私が思いっきり宣伝しますから。私が演奏動画をネットに公開するまでが勝負です。

売ってもいいかなと

デュエットオカリナはどれも一癖二癖あるもので、このオカリナも一筋縄ではいかない感じですが。総合評価として、販売してもいいかなと私は考えています。左右のピッチを臨機応変にチューニングすれば、なんとかなるでしょう。なにより「1音だけでも音域が広い」というのはほんとうにありがたいですし。

今から工房と交渉します。上手くいけば、他のデュエットオカリナと同様の価格になるでしょう。この工房は他にもちょっと変わった笛をいろいろ製作しています。冬頃に世界楽器てみる屋の商品ラインナップがぽこぽこっと増えるかもです。
ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナを販売開始しました。
» デュエットオカリナのウェブカタログはこちら

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2012年09月21日

重厚感を表現したい

すだれ様
ゆうすけと申します。初めての投稿ですが、長文になってしまいました。
わりとDTMの壁なので読んでみてください。

band-in-a-box18(megapack)をWINxp環境で使っています。
ある曲からコードが取れた(AWCでも耳コピからでも)ことを前提に質問させてください。
原曲をカバーするにあたって、原曲に似せたい場合と、全体の音の秩序は保ちながら、
オリジナリティーあふれる曲にしたいという2つの選択肢があると思います。

BIABはコード進行+スタイルでmidiファイルを出してくれますよね。
私は、BIABからファイルを出すとき、初めは原曲に近い雰囲気で出したいと
考えているのですが、なかなか多大なスタイルから一項ずつ試していっても
「なにかたりない。」「原曲より痩せて聞こえる」とか
自分の目的から聞くと、不一致が多く出ますね。

テレビドラマ「華麗なる一族・テーマソング」を例にすると、
http://www.youtube.com/watch?v=rQZxbtBw4Bg
なにより重厚な雰囲気で、使用されている楽器も多い、
随所にシンバルが入る、コーラス合唱が管楽器の演奏とシンクロして進行する

といった感じです。
コード進行が骨なら、音色で肉付けをして曲を作るイメージを持っていますが、
なかなか自分が思い描く原曲との肉付きには届きません。
この曲もかなり重厚感にあふれています。
http://www.youtube.com/watch?v=YtMfm2AejYE&feature=relmfu
(プレイしてたころは好きな曲で、
カバーしたものをついさっきyoutubeにアップしました。)

この場合、BIABのスタイル選択に問題があるのでしょうか?
あまりにもmidiのチャンネル数を増やすと、後で音が割れたりするので、
ミックスダウン用のDAWで各トラックの音量調整は必須項目です。

スタイルから取れたバッキングを後で楽器変更し、なんとなく似せようと
画策しているのであれば、
原曲に使われている楽器が何であるかわからないと無理でしょうか?

まず何より、上記で例に取った曲は「全体的に音が太い」感じを受けます。
BIAB上で、重厚さ・荘厳さを表現し、midiに反映することはできますか?
ミックスダウン用のDAWでの操作でしかできませんか?

お時間のあるときで構いません。回答でも、ご助言やヒントでも結構ですので、
お答えいただけると幸いです。

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何はなくともソニーのMDR-CD900ST

「オーディオ業界の標準」と称されるヘッドホンがあります。

MDR-CD900STというソニーの製品でして、自社のエンジニアのために開発した、という曰くつきのモニタリング用ヘッドホンです。

「実は低音域が若干足りない」など、アマゾンにコメントされてたりしますが、今さらそんな議論は無意味。オーディオ業界で働く人の大多数が「このヘッドホンで聞く音が標準だと認めた」という事実こそ重要です。

私も数作品ほど前からこのヘッドホン――MDR-CD900STを使って演奏動画を製作していて、確かな効果を実感しています。

業界標準の音に仕上がる

MDR-CD900STを使って製作した音楽作品は、いわば業界標準の音に仕上がります。
重大なメリットとして、どんなスピーカやイヤホンでもそれなりに聞ける音になります。

私の例を話しますと、
私の以前の音楽作品は、(ほんとうに何度も聞きなおして音のバランスをしっかり調整したのですが)安物のスピーカやイヤホンで再生すると、聞いていられないほど音が劣化しました。あるスピーカだと低音がモワモワになって、別のイヤホンだと高音がキンキンしました。プロの作品――CDの音ももちろん、安物のスピーカやイヤホンで聞けばみすぼらしい音になります。それでも耳からイヤホンを引きはがすほどひどくは歪まない。この違いはいったいなんなのか?なにが悪いのか?

これは私の数年来のミステリーでしたが、MDR-CD900STを使用するようになってから、すっぱりと症状が軽減しました。もちろん腕が悪ければ、どんなよい道具を使ったところで高はしれています。それでもMDR-CD900STを使うかぎり、どこまでも私の努力に見合った品質の作品を作れそうな手応えです。

リスニング環境も併用

”モニタリング用”とはつまり”監視用”という意味です。
MDR-CD900STはモニタリング用ヘッドホンです。MDR-CD900STは「音が良いか悪いか」「正しいか間違っているか」を聞きわけるのに適しています。

反面、「音が気持ちいいか不快か」を、今ひとつ感じとることができません。
私たちの最終目標は、お客さんが聞いて気持ちよく感じる音楽作品を製作することです。つまり音楽作品を製作するためには、モニタリング用のMDR-CD900STだけでは足りなくて、他にリスニング環境(鑑賞環境)が必要です。

理想は専用のリスニングルームを用意して、自分で「これ!」と認めたアンプスピーカを設置することですが。

私にはそんな場所も金もありません。リスニング用に別のヘッドホンを用意して使っています。私のリスニング用のヘッドホンはオーディオテクニカのATH-M50です。

もともとこれもモニタリング用途の製品でして、非常にフラットな周波数特性です。奥行き表現★ がなんとも気持ちいいので、「むしろリスニング用にお勧め」というアマゾンコメントを見かけます。

この”奥行き”というのが、MDR-CD900STではよく感じとれません。
そもそも音には、”奥行き”なんて物理的な情報は存在しません。音を聞いた人が(ギターは近くで鳴っている)(ドラムは遠くで鳴ってる)と感じる、大げさに言えば錯覚・幻想です。だから奥行きは、いくら耳をそばだててモニタリングしても聞こえない。リスニングしないと感じとれないのです。

感じて、聞いて、最後に感じる

現在の私は、作業の最初はATH-M50を使って、近い楽器の音(ギターやピアノ)と遠い楽器の音(ドラム)の位置を決めます。その後の作業はMDR-CD900STを使って、良い音・正しい音に仕上げることを心がけます。最後にまたATH-M50を使って、気持ちよい音に出来上がったかどうかを確認します。

★ 音の奥行き
ある音がどこで鳴っているか、というのを「定位置」と呼ぶらしいです。音の定位置は3つの要素――左右・距離(奥行き)・フォーカスで決まります。距離とは、例えば目の前に落ちたコインの音は近くに聞こえますし、雷の音は遠くに聞こえます。これは目隠しをしていても分かります。

私の場合、楽器の音の定位置をどのように決めるかは、音楽作品を製作する上できわめて重要です。音の定位置については、別の記事で詳しく説明します。

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2012年09月19日

ブログを開設しました

こんにちは、以前cresc.の名前で質問等をさせていただいた者です。
今後は千代紙このかと名乗らさせていただきます。

楽器が好きで好きで仕方がなく、このたびいつかやってみたいと考えていた民族楽器の情報をまとめるブログを

作成いたしました。
主に2chの民族楽器関係や同人音楽関係をまとめております。
民族楽器をやってみたい!でもマイナーだから情報が少ない...
そんな方たちのお役に立てればと思います。

もしよろしければ、相互リンクをお願いしてもよろしいでしょうか。

生まれて間もないまだまだ未熟なサイトですが、相互していただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

サイト名 屋根裏部屋の音楽祭

URL: http://yaneurafolksong.blog.fc2.com/
RSS:http://yaneurafolksong.blog.fc2.com/?xml


また、この投稿をご覧になったみなさんもぜひ遊びにいらしてください。
こんな楽器を知ったんだけど右も左もわからない!などの声を寄せていただければ
喜んで編集させていただきます。



...正直、マイナーなのですぐにネタ切れしてしまうのですが、頑張ります。

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