-- その他の楽器 --

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2010年03月10日

ミンミン

音楽の素養のない人に楽器演奏の楽しさを教えたい…
誰にでも簡単に弾ける弦楽器”イージーギター”の模索は時代を超えて今なお続けられています。民族楽器ではハワイのウクレレや沖縄の三線が「これは簡単!」と紹介されましたし、創作楽器として北米のストルムスティックや日本の一五一会が開発されました。

ミンミンは株式会社ホスコが開発した小型のイージーギターです。
沖縄の三線にギターのフレットを付けたようなつくりで、エキゾチックなぎらぎらした音がします。チューニングによっては、前述のどの楽器よりもらくちんにメロディー演奏と凝ったコード伴奏ができます。

私はミンミンをとても高く評価しています。今年いちばんのヒットだと早々に宣言してもいい。ただしきちんと説明しないとほんとうの良さを分かってもらえないだろうなと思っています。てみる屋で販売しますが…それまでの準備に大わらわです。
いやその前に確定申告しなければ。

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2010年02月22日

オートハープ

19世紀末にドイツで発明された北アメリカの民族楽器です。
C、Em、G7などのコードが書いてある白いボタンを押しながら弦をかきならすと、ジャラーンと和音が鳴ります。楽譜に記されたコードのとおりにボタンを押しながら弾くだけで音楽の素養のない人でも簡単に伴奏できるということで、北アメリカの家庭に普及しました。今でもフォークやブルーグラスで使用されるので、カントリーミュージックの好きな人なら知っているでしょう。

「私に楽器なんてとてもとても…」と尻込みする人にこそ、お勧めの楽器です。
YouTubeには神業のような演奏動画がアップされていますが、本来は「誰でも簡単にすぐ伴奏できる」がコンセプト。見なかったことにしてジャラーンと好きに楽しんでください。

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2009年08月10日

エオリアンハープのための練習曲 『Ideal E』

» エオリアンハープのための練習曲 『Ideal E』

エオリアンハープ

エオリアンハープは19世紀後期に西欧で流行した実在の楽器です。
その名のとおり風で鳴る琴です。さまざまな倍音が次々に現れ消えていく様は、なんだかアンビエント・ミュージックのようでもあります。

現在ではショパンの練習曲Op.25-1の愛称として、名前だけが残っています。

『Ideal E』

エオリアンハープのための練習曲 『Ideal E』(理想のE)と名付けましたが、洒落です。
エオリアンハープは風が演奏する楽器ですから、いつどんな曲を弾いてもらえるのか、それこそ風まかせです。楽譜を用意したところでまず気に入ってもらえない、ぱあっと吹き飛ちらしてしまいます…もう野田恵よりわがまま。

これは2009年5月にエオリアンハープを窓に立てかけてから、3ヶ月かかってやっと録音できました。我が家を訪れる風がこんなに多彩な芸を披露してくれるのは、ほんとうにめったにないことなのです。

エオリアンハープの発売について

世界楽器てみる屋ではエオリアンハープを発売します。
5月から風といっしょにいろいろ遊んで、エオリアンハープはおもしろい楽器だと確信しました。すぐに工房と交渉を始めます。実際にウェブカタログに並ぶのは10月でしょうか。値段は…結構高価なんですよ、大型だし量産品でなし。6万5千円を切りたいところなのですが…

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2009年07月12日

緊急!! あなたはカイサドラムを正しく叩いていますか!!

まず、カイサドラムは手で叩くスチールパンだと理解してください。
ですからカイサの叩き方はスチールパンを参考にするべきです。下のYouTube動画をご覧ください。

このように小さなマレットでちまちま叩くのがスチールパンの演奏スタイルです。音色にも注意してください。コワンコワンというような音で、決してバアーンというような大きな音を立てません。スチールパンはこのようにデリケートに演奏するものです。これ以上の力で叩くと、スチールパンは歪んで響きが悪くなったりピッチが外れたりします。

試しにカイサドラムを叩いてみる

  1. カイサドラムに右手のひらを添えます。中指がカイサの中央のデベソに触れる位置です。
  2. そのまま手のひらをカイサから2センチ浮かせます。
  3. その状態からカイサを叩きます。指がブルっと振動しますから、一瞬、指が5センチくらい離れるかもしれませんけど。手首はほとんど上下しません、つか手首は上下させるものではありません。

はっきりときれいに鳴りましたか?
これはずいぶんおっかなびっくりな極端な話で、実際にはもっとばかすか叩きますけど…
もしこれができないなら。パーンと余韻のある音が出ないなら、そもそも音になってくれないなら。あなたはいつもカイサドラムを叩くときに太鼓を叩くように、高く上げた手を振り下ろすようにして叩いているはずです。これでもカイサは鳴りますが、叩きつけたエネルギーのほとんどは音に変換されることなく、カイサを歪ませるのに消費されます。これはカイサの響きが悪くなったりピッチが外れる原因になります。

スチールパンのYouTube動画を見て研究してしてください。
カイサドラムはこんなふうにデリケートに叩きます。

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2009年07月07日

子どものころのオモチャ

実家から私が子どものころの荷物を送ってきました。夏休みの絵日記、卒業証書・アルバムなど。その中に三本の笛がはいっていました。ドレミファが吹けるようにいろいろ工夫した痕が当時のまま残っています。(ビニールテープはあんまりだよね。)試しに吹いてみましたが…なんか今ひとつ的はずれでした。ま、中学生のすることです。

子どものころの持ち物ってビックリ箱ですね。なつかしい、おもしろい。
そういえば私が本当に小さかったころ、ブリキのオモチャを大量に持っていました。私は買ってもらった記憶がないのであれは父のオモチャじゃなかったのかと推測します。とうの昔に廃棄してしまいましたが、今なら高値がついたはず。もったいないことをしました。

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2009年06月01日

カイサドラムのスタンド

カイサドラムはふつう膝の上に乗せて叩きますが、スネアドラムのスタンドに取りつけることができると聞きました。ので街の楽器屋でスネアスタンドを買って、試しに取りつけてみました。
いちばん安いやつで6,000円くらいの。

カイサドラムの裏側には三つの孔が三角形に開いています。ここにスネアスタンドの三本の爪を引っかけます。椅子に座って叩くのにちょうどい高さです。
スネアスタンドですから。

でも立って叩くにはちょっと低すぎるでしょう。「ラテンパーカッションのスタンドなら立って叩けるタイプが見つかるのでは」というアドバイスを頂きました。

そう、ですね。そのうち…お金がはいったら。

ちなみに今日は見てのとおりの晴天でして、10分ほどの撮影の間にカイサドラムは持つことができないほど熱くなりました。これから夏になります。屋外演奏やストリートパフォーマンスが楽しみな季節ですけれど、炎天下でカイサドラムを叩くのはムリじゃないかな。

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2009年05月28日

ドレミ音階のインディアンフルート

ネイティブ・ラブフルート工房のダイアトニック・フルートです。
ふつうのインディアンフルートの音階は「ラドレミソラド」、それに対してダイアトニック・フルートは西洋音階「ドレミファソラシドレミファ」です。1オクターブ+4音出るので、音域もふつうのフルートより若干広いです。
» ダイアトニック・フルートを吹いてみた

キーはLowC、かなり大きな笛です。薬指では指穴に届かなくて、両手とも小指を使って指穴を押さえます。

ダイアトニック・フルートはメアリー・ヤングブラッドがよく使います。
あるいはジョセフ・ファイヤークロウが変則的なフルート「ソラドレミソラ」を使います。このような、ふつうのインディアンフルートでは吹けない曲を吹くのに使います。

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2009年04月13日

ハピドラムとほかの楽器のセッション

5/9にライブイベントがありまして、そこでてみる屋の楽器を展示することになりました。また40分の時間枠をいただいて楽器の演奏や紹介をします。バンド演奏の合間の気分転換になればOKくらいに考えています。ぜひハピドラムともし間にあうならカイサドラムも展示したい。

私は打楽器は専門ではありませんから、楽器紹介ときに公三さんに手伝ってもらうことになりました。先日うちに来てもらって打ちあわせというほどでもないですけど、ああでもないこうでもないといろんな楽器を鳴らしました。そのときの録音です。

ハピドラムとカリンバ

ハピドラムとカリンバはもう、合いすぎです。ハピドラムの低音がカリンバの高音をしっかり支えます。音質が同じであまりに違和感なさすぎなので、もう一つ別の楽器があったほうがよいかもしれません。
» ハピドラムとカリンバのセッション

ハピドラムとウドゥドラム

ウドゥドラムは陶器の壺の太鼓です。ぼいんぼいんという不思議な低音とぺちぺちした高音がします。ハピドラムとウドゥドラムを組みあわせると、なんだかとつぜん南アジアな雰囲気になりました。ハピドラムがガムランのように聞こえる。
» ハピドラムとウドゥドラムのセッション

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2009年02月17日

お客さんのハピドラム演奏

先日ハピドラムを買ってくださったお客さんがYouTubeに動画をアップてくれました。
私が売った楽器でほんとうに遊んでくれているんだという実感がわいて、うれしいかぎりです。マイクのせいで音質が良くないとのこと。たしかに音を拾い損ねている感はありますが、ポーンと響く音色がハピらしい雰囲気を伝えています。
「ガムランのようだ」とはよく聞く評価ですけど。だれかが「水琴窟のようだ」と言いました。これも言い得て妙なたとえです。

Jai played the HAPI drum by my hands

Jai played the HAPI drum by malets

他人の演奏を観るのは純粋に面白いです。
最近の私はハピドラムを音程感のある打楽器として使っていますが。彼は私と演奏スタイルがあきらかに違います、曲を弾こうとしている。
「私もYouTubeにアップしました」という方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。このブログで紹介させてください。

あそれと、
付属のスティックで力いっぱい叩くとハピドラムがヘコみます。
気をつけてください。っても演奏が白熱してくるとつい力が入ってしまいますから。付属のスティックは使わない方がいいと思います…

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2009年02月06日

ダン・ゴッシのマウスボウ

世界最古の弦楽器マウスボウ

世界最古の弦楽器は弓です。あの弓矢の弓です。
弓を弾くとビーンと鳴るのは誰でも知っているとおりで、調子よく指で弾いたり棒で叩いたりすれば楽器になります。弓には共鳴胴がありません。だから弓の端を口でくわえて口の中で音を響かせます。弓を棒きれで叩きながら口の中をいろいろ動かすと、ひよひよと笛のような音がします。倍音です。

歴史の早い段階で人類は弓に複数の弦を張ることを思いつき、こうしてハープは急速に進化を遂げていきました。一方のマウスボウは歴史の中に埋もれてしまい、今では少数の文化でほそぼそと使われているのみです。

ダン・ゴッシのマウスボウ

北アメリカ合衆国は実は、マウスボウを今に伝える希少な国です。
アパラチアン・マウスボウといって、北アメリカインディアン由来の原始的な楽器。しかしこれの魅力に取り憑かれた男がいました。ダン・ゴッシです。もっと演奏しやすいようにもっと大きな音に。弦の振動を薄い共鳴板で増幅することにより口から発する倍音をより大きく鮮明に響かせる仕掛けは、彼の15年にわたる研究と改良の集大成です。

» ダンゴッシのマウスボウを弾いてみました

鳴っているのはたった一本の弦なのですが…とてもそうには聞こえません。
途中で「ライラライラライ」と聞こえるのはあれは別に私が歌っているわけはなくて、マウスボウの音です。のどの奥に共鳴させるとこんな、ロボットが歌っているような音がします。

ハワイに移住したダン・ゴッシさんは製作意欲まんまんのようなので、てみる屋で近いうちに販売できるのではと考えています。商談してみます。

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2009年01月02日

輪っかになった笛

リングフルートという笛です。
ふつうの横笛をくるっと丸めただけなんですが形がかわいい。世界楽器てみる屋のいちばん最初の商品…になるはずでした、が。

期待をこめてサンプルを購入しましたらこれがひどい粗悪品でした。作りは雑だし吹口と指穴の位置がちぐはぐで保持することができないし。極めつけはピッチがあっていません!。「さあ開店だっ」と意気込んでいた矢先だったので今後の未来を否定されたようで、お先真っ暗になりましたが。その後はたいていアタリを引いています、よかった。

新しい楽器はインターネットでたまたま見つけたり、友人やお客さんの話をたぐって探します。的はずれに思える助言も、これが意外な発見につながるので侮れません。
どんな人のどんな話でもとりあえず聞くようにしています。

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2008年12月26日

ドイツ製の鼻笛

てみる屋のお客さんが所有しているプラスチックの鼻笛です。
プラスチックの鼻笛についてはメイドインUSAなら知っていましたが、ドイツ製は初めて見ました。

あまりよい品といえず2オクターブ目の音がまともに出ないとか。見れば確かに吹口のつくりがずさんで、これではいい音が出ないかもしれません。品質にばらつきがありそうなので一つだけで評価を決めることはできないでしょうが…

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2008年12月17日

ウドゥドラム

ウドゥドラム(udu drum)は陶器製の太鼓で、ナイジェリアのイボ族の民族楽器です。壺そっくりなのはそれもそのはずで、もともと本物の壺を叩いて興じていたのがそのまま楽器になったのでした。ウドゥには胴の横に穴が開いていて、これがふつうの壺ではなくて楽器であることを示唆しています。
» ウドゥドラムを叩いてみた

ウドゥは素手で叩きます。胴を叩くとカンカンと甲高い、いかにも陶器らしい音がします。それから胴の横穴を叩くとボインボインという、なんともとらえどころのない低音がします。

ウドゥは近年になって、欧米の有名なメーカーが生産するようになりました。それにつれて伝統的な壺形の他にも、マッシュルームのような形をしたものや普通の太鼓のように皮を張ったものなど、いろいろなタイプが出回るようになり、それぞれに個性的な音色を競っています。

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2008年12月14日

最初のハピドラムが入荷

8月に発注した最初のハピドラムがやっと入荷しました。
外観はまったくウェブサイトにアップされている写真のとおりで、音色もまったくYouTubeにアップされているとおりです。グッジョブっ。

» ハピドラムを叩いてみた

プロパンガスボンベの底でスリットドラムを製作する方法がインターネットで公開されて以来、ハングドラムの不在を埋めるべく、プロからアマチュアまで数多のパイオニアたちが市場の空白に参入しました。その中でもハピトーン社は世界を取る候補の一つだと、私は確信しました。

CG写真のように美しい加工はあるいは最初からこの形をしていたようにさえ思えるほどです。なにをどうすればこんなふうにできるのか。NCロボットで削ったにしろプレスで打ちぬいたにしろ、おそらく人間が電動ノコで切りこむよりも精巧にそして高速に加工しているはずです。

内部はもっと興味深い。裏の音響穴から中を覗くとなるほどという工夫が凝らしてあって…っと企業秘密です。知りたければハピトーン社から購入してあげてくださいね。

塗装の強度は分かりません。でもここまできっちり設計できる会社ですから、少々遊んだだけで剥げてしまうようなヤワな塗装を施すとは考えられない。私は信用します。

今回入荷したのは本来はサンプル用というか私の玩具だったのですが。最初のお客さんにお渡しすると決めました。かなり後ろ髪を引かれますが…取材はこれでおしまい、元どおりに梱包してクロネコにカード決済を依頼します。

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2008年11月15日

バリ島のスリン

世界楽器てみる屋のお客さんから「スリンは手に入らないか」と尋ねられました。バリ島の竹笛スリンなら、ずいぶん昔に京都の民族楽器コイズミで購入しました。数本の中からいちばん美しいものを選んだとき、どの笛のサイズも指穴の位置もまちまちだったのを覚えています。だから、てみる屋では販売しないつもりです。後でお客さんからいろいろ質問されても答えられないでしょう。

» バリ島のスリンを吹いてみた(なんだか日本ぽくなりました…)

改めて吹いてみるとなかなか雰囲気のある音です。件のお客さんに「使わないからタダであげる」と約束しましたが、ちょっと早まったかな。

バリ島のスリン

スリンはインドネシア全域に見られる竹でできた縦笛です。頭部に蔓の輪っかが鉢巻きのようにはまっていて、これをなくすと鳴らなくなります。リコーダーと同じで吹けば鳴ります。

スリンの演奏スタイルは国によって違うようです。バリ島ではガムランの伴奏でぴーやーぴーやーと単調な旋律を循環呼吸で際限なく繰りかえします。
バリ島の民俗芸能といえばケチャが有名です。チャチャチャチャッという勇壮なかけ声の後ろで「よーぷるよーぷるる」と歌が入りますが、あれがたしかスリンの口真似だったと記憶します。

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2008年11月06日

アレイムビラすげえぜっ

世界楽器てみる屋のお客さんから「すだれさんはアレイムビラ(Array Mbira)をご存じですか?」と尋ねられました。価格次第では購入できないかな、と。

アレイというのは"棚"、"ずらっと並んだ"という意味でムビラはカリンバのこと。だからやたらにキーのたくさん付いたカリンバかなと、探せばすぐに見つかりました。想像通りの外観で正直がっかりです。でもお客さんの依頼ですから(大きければいいってもんじゃないよ…)とプチグサれながら調べてみると…す、すげえぜっ。

この楽器の要はキーの配置です。
キーの配置がものすごく合理的です。「クラシック音楽論の基礎である五度進行の環を一直線に並べたら?」というのがそもそものアイディアと思うのですが。おかげで類を見ない操作性を実現しました。

  • 4オクターブのメロディーを片手で弾けます。
  • 手は同じ位置に固定したまま、指先だけで4オクターブ弾けます。
  • 4オクターブ分の和音を片手で弾けます。
  • どの和音を弾くときも手の形はいつも同じです。簡単に覚えられる。
  • それを両手でやるからすごいことになります。
  • 移調・転調に極端に強いです。
  • 指の動きはそのまま、手全体を横にずらすだけでガシガシ転調します。

ね、ありあないっ?って感じでしょ。まるで魔法です。どういう仕掛けなのか、メーカーが無料で配布しているキー配置に関するドキュメントをアップしました。日本語でコメントを入れたので、ぜひ読んで、そして賞賛してほしい。このシステムを思いついた人は天才です。これ、歴史を生き残る楽器ですよ。
» アレイムビラの配置について(pdfファイル)

卸売りしていただけるのか早速確認してみます。
現地価格はケース代、送料など含めて26万円ほど。てみる屋で販売するならこの2割り増しの値段になると思います。
卸売りの約束を取りつけました。今から詳細を詰めて、できるだけ近日中に商品化します。高額なので受注生産になります。(2008/11/08修正)

Array Mbiraの演奏 onYouTube

”Array Mbira”で検索するとたくさんの動画が見つかります。これはその一つ。

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2008年10月07日

ジャグバンド(Jug Band)なのだそうです

鼻笛を買ってくれたお客さんが「ジャグバンドをやってるんです」と言いました。ジャムセッションみたいなもの?と思いましたらこれがぜんぜん違いました。

ジャグ(a jug)というのは水差しのことで、ぶっとい水差しに口を当ててぶいぶい鳴らすんだそうです。ラッパのように唇を振動させますが、声も出すようで、カズーのような要領でしょうか。(試しに居間に転がっている大きなウドゥを吹いてみましたが言うことをきいてくれませんでした。)

お客さんのジャグバンド "old southern jug blowers"

もう、ちょーかっこいいです。「ぶぇっ、ぶぇっ」とベースを担当しているのがおそらくジャグ。チューバが壊れたらこんな音でしょうか。

ジャグバンドは20世紀初期に北米ケンタッキー州からはじまったそうです。陶器の古いジャグはビンテージものとして、これを手に入れることがジャグ吹きのステータスなんだとか。今日はひとつ賢くなりました。
» ジャグバンドについて 『Jugband』

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2008年06月06日

思索の笛の運指

思索の笛はうちの店の定番商品ではありませんが、買っていただいたのになんのフォローもないというのもアレなので、運指表だけでもアップしておきます。あ、基本的な鳴らし方はふつうの横笛と同じです。横笛の吹き方についてはこちらをご覧ください。
» 横笛の吹き方(過去の記事)

下から二つ目の音が基本の音

エリックさんの説明によると、思索の笛はいちばん下の指穴をあけた、下から二つ目の音が基本の音だそうです。演奏はこの音から始まってこの音で終わります。(基本であってぜったいに守らなければならない、というものではありませんよ。)

運指はいちばん下の指穴をあけっぱなしで、以下のようになります。

2オクターブ目は、上の三つの指穴(左手の指穴)が利かなくなりますので、強く吹いて倍音を出して代わりにするとよいです。

いちばん下の指穴は曲の終わりに使う

いちばん下の指穴は曲の途中で一息つくところ、曲の終わりなどで、音と音の間にはさむように鳴らすそうです。指穴をぜんぶふさいでぴー~~っと吹いて、基本の音にもどしてぴー~~っと吹いて終わる、みたいな。

とにかく音のニュアンスを憶えて自分なりの決めフレーズを編みだしてください。
» 思索の笛について(過去の記事)

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2008年05月30日

思索の笛

うちの店の竹笛を製作しているエリックさんはオリジナルの笛も製作しています。
これはメディテーション・フルート―思索の笛―と言うそうな。特別な装飾がなんとなく日本を連想させます。音階も日本の旋法とマイナースケールを切り貼りしたような、気むずかしい音階です。「Z・E・N・!」というノリなんでしょうか。
» こんな音

お客さんじきじきの指名により製作してもらいました。(せっかくだから私のも作ってもらいました。)長らくお待たせしました、すぐに配送いたしますので。

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2008年04月12日

ライアー

歴史的には古代ギリシアの竪琴のことですが、日本では、シュタイナー教育用に開発された新しい楽器を指します。
» こんな音

有機的なフォルムの胴体に多数の金属弦を張った構造。クロマチック楽器(半音を用意した楽器)で、ピアノの白鍵にあたるドレミ弦と黒鍵にあたる半音弦を表裏の二層に張っています。椅子に座り膝の上にライアーを立てて、ドレミ弦を表から右手で、半音弦を裏から左手で弾きます。

ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のエンディングを伴奏したことで知られるようになりました。
» CD「千と千尋の神隠し」の購入はこちら(amazon.com)
» ライアーの購入はこちら(シュタイナー教材・ライアーのペロル)

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2008年04月05日

和音の出るインディアンフルート

笛が出せる音は同時に一つだけ。人の歌声にせまる高い表現力は他の楽器を抜いていますが、ピアノのような和音を出せる楽器にちょっとだけコンプレックスがあったりします。

写真はドーロン・フルートといいます。北アメリカインディアンの伝統楽器、インディアンフルートの改造バージョンです。二本のインディアンフルートが一つにくっついた構造で、一本は指穴が無くいつも同じ音を鳴らします。もう一本はふつうに指穴があってメロディーを奏でます。吹くと二本がいっしょに鳴って、原始的な和音を奏ます。

» ドローン・フルートの音

初めて吹いたときのインパクトはすごかった。(ちなみに私はこのドローン・フルートにドリルで指穴をあけて、二種類まで和音が出せるようにしています。)

先日「本物のインディアンの笛を売るんだ」と息まいたもののその後の進捗が芳しくなく、このドローン・フルートが急遽浮上してきました。年内に世界楽器てみる屋で販売開始します。
購入をご検討の方は手をあげてください、販売開始時期が早まります。

本物のインディアンの笛もあきらめたわけではありませんよ。状況次第ではこちらの販売の方が先です、つかそれが順当。

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2008年03月16日

篠笛とルネサンスフルートのツーショット

篠笛の老作家さんとお知りあいになり、篠笛をいただきました。写真は篠笛と竹製のルネサンスフルートのツーショットです。篠笛の方が大きく見えますが、吹口と指穴の位置を見比べるとどちらも同じC管です。

彼は日本の横笛を世界に広めたいとがんばっていて、篠笛は西洋音階―ドレミ―に改造されていました。通常の篠笛は日本の古い音階になっているのでドレミを吹くのに苦労します。篠笛で普通の曲を吹きたい人は、このような改造篠笛を探すのがよいです。

篠笛とルネサンスフルートを吹き比べてみました。「ルネサンスフルートの方が鳴らしやすい」というお客さんの声があったのですが、特にそのようなことは感じません。あるいは「篠笛の運指が難しかった」という意味だったのかもしれませんね。ただ音色が、音色が…「君の笛はフルートみたいな音だね」そう、ルネサンスフルートは篠笛よりも西洋のフルートに近い音がするのです。同じ竹笛なのに。(なんだかそんな気がする)と思っていましたが、どうやら本当にそうらしいです。

» C管の篠笛の音
» C管の竹製ルネサンスフルートの音

低いG管で吹くとより顕著です。

» G管のルネサンスフルートの音

「音が低いとフルートっぽく聞こえるね」という表層的な話ではなくて、本質的にそいういう音色の違いがあります。同じ竹笛なのに、これはおもしろいっ。

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2008年01月29日

ハングドラムという楽器

中華鍋を二枚貼りあわせたような、大きなドラ焼きのような形をした打楽器。膝の上に乗せて表面にぐるっと並んだ凹みを素手で叩きます。音はカリブのスチールパンような、バリ島のガムランのような音。素人がおっかなびっくり叩いても美しい音がします。
» こんな音(by宇宙人おーちゃん)

いろいろな音階のタイプがあります。特に宇宙人おーちゃんの持っているハングドラムは琉球音階で、すべての音が倍音上にのっているため、どこを叩いても外れがありません。必ずきれいな和音で鳴り響きます。一見UFOを思わせる異様な外観もステージ演奏でのツカミに一役買っている。ほとんど反則技のような楽器。

大道芸にもってこい、幼稚園や小学校でも情操教育としてこんな楽器こそ導入すべきだと思います。しかし世界的な品薄で入手は今のところ絶望的。
» 手で叩くスチールドラムをお探しなら世界楽器てみる屋へ

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2007年12月15日

中国の古い古いオカリナ

塤(シュンまたはケン)という、6700年前から中国に伝わる古い古いオカリナです。
» こんな音

手のひらに収まるくらいの陶器でできた砲弾型の胴に、8つの指穴と先端に吹口の穴が開いています。ふつうのオカリナのように口にくわえてぷぅーっと吹くのではなくて、尺八やフルートのように吹口に息を吹きかけて鳴らします。

世界楽器てみる屋で売れそうな楽器はないかと探していて、サンプル写真がきれいだったので試しに一つ購入してみました。手に取ってみるとていねいな造作で製作者の心意気が伝わってきます。でも説明書がないので運指が分かりません。★1 いろいろ試して、指穴を全部ふさいだときの一番低い音をミの音とすると、うまくいくことが分かりました。

うーんきれいな五音階。★2 でもこれではマニアしか買いません、ふつうの曲を吹けませんから……美しいオカリナ・珍しいオカリナを商品化してそのシリーズとして売り出すなら、いけるでしょうか。

★1 後でネットを調べたら中国語のウェブサイトに運指表を見つけました。
でも全然おかしな音階?製品が違うのかな。

★2 一番低い音をラにすると ラシドレミファソラシドレ と、ドレミを全部出せることが分かりました。これならふつうに曲を吹けますね。

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2007年09月17日

小さなオカリナ

手のひらの上でころがせるほどの小さなオカリナです。ひんやり重たい素焼きの手ざわりがなかなか愛おしい。オカリナの演奏は難しいのでふだんはほったらかしですが、かわいい形なので写真撮影の練習になってもらいました。

母がスペインに旅行した折のおみやげです。

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2007年09月08日

フロリダの竹笛、竹のアイリッシュフルート

カントリーミュージックを嗜んでいる古い友人から「笛を吹けるなら一緒にやらないか」と声をかけられました、うれしい。

私はインディアンフルートばかり吹いていますが、普通のドレミの曲ならやはり普通の笛がよい、ということでよこ笛の練習を始めました。そもそもカントリーミュージックの古い先祖であるアイリッシュミュージックでは、ティンホイッスルという縦笛や、アイリッシュフルートと呼ばれる横笛が大活躍しています。カントリーミュージックにも合うに違いありません。むしろカントリーミュージックで笛系を使わないのが不思議、口琴だって使うのにねえ。

竹の笛 アイリッシュフルート

写真はフロリダの工房で製作された横笛です。白い長い方がDキーで、工房は「アイリッシュフルート」と言い張っているけど、それが竹ってのはどうでしょう?

» 竹のアイリッシュフルートの音

でも音色は立派なものだと思います。フロリダの竹でできているせいか、日本の篠笛よりもふんわりしている気がします。世界楽器てみる屋で売ってもよいかなと考えています。
曲はエンヤの "The Sun In the Stream" から。

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