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2008年10月07日

ジャグバンド(Jug Band)なのだそうです

鼻笛を買ってくれたお客さんが「ジャグバンドをやってるんです」と言いました。ジャムセッションみたいなもの?と思いましたらこれがぜんぜん違いました。

ジャグ(a jug)というのは水差しのことで、ぶっとい水差しに口を当ててぶいぶい鳴らすんだそうです。ラッパのように唇を振動させますが、声も出すようで、カズーのような要領でしょうか。(試しに居間に転がっている大きなウドゥを吹いてみましたが言うことをきいてくれませんでした。)

お客さんのジャグバンド "old southern jug blowers"

もう、ちょーかっこいいです。「ぶぇっ、ぶぇっ」とみすぼらしい音でベースを担当しているのがおそらくジャグ。チューバが壊れたらこんな音でしょうか。

ジャグバンドは20世紀初期に北米ケンタッキー州からはじまったそうです。陶器の古いジャグはビンテージものとして、これを手に入れることがジャグ吹きのステータスなんだとか。今日はひとつ賢くなりました。
» ジャグバンドについて 『Jugband』

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2008年06月06日

思索の笛の運指

思索の笛はうちの店の定番商品ではありませんが、買っていただいたのになんのフォローもないというのもアレなので、運指表だけでもアップしておきます。あ、基本的な鳴らし方はふつうの横笛と同じです。横笛の吹き方についてはこちらをご覧ください。
» 横笛の吹き方(過去の記事)

下から二つ目の音が基本の音

エリックさんの説明によると、思索の笛はいちばん下の指穴をあけた、下から二つ目の音が基本の音だそうです。演奏はこの音から始まってこの音で終わります。(基本であってぜったいに守らなければならない、というものではありませんよ。)

運指はいちばん下の指穴をあけっぱなしで、以下のようになります。

2オクターブ目は、上の三つの指穴(左手の指穴)が利かなくなりますので、強く吹いて倍音を出して代わりにするとよいです。

いちばん下の指穴は曲の終わりに使う

いちばん下の指穴は曲の途中で一息つくところ、曲の終わりなどで、音と音の間にはさむように鳴らすそうです。指穴をぜんぶふさいでぴー~~っと吹いて、基本の音にもどしてぴー~~っと吹いて終わる、みたいな。

とにかく音のニュアンスを憶えて自分なりの決めフレーズを編みだしてください。
» 思索の笛について(過去の記事)

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2008年05月30日

思索の笛

うちの店の竹笛を製作しているエリックさんはオリジナルの笛も製作しています。
これはメディテーション・フルート―思索の笛―と言うそうな。特別な装飾がなんとなく日本を連想させます。音階も日本の旋法とマイナースケールを切り貼りしたような、気むずかしい音階です。「Z・E・N・!」というノリなんでしょうか。
» こんな音

お客さんじきじきの指名により製作してもらいました。(せっかくだから私のも作ってもらいました。)長らくお待たせしました、すぐに配送いたしますので。

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2008年04月12日

ライアー

歴史的には古代ギリシアの竪琴のことですが、日本では、シュタイナー教育用に開発された新しい楽器を指します。
» こんな音

有機的なフォルムの胴体に多数の金属弦を張った構造。クロマチック楽器(半音を用意した楽器)で、ピアノの白鍵にあたるドレミ弦と黒鍵にあたる半音弦を表裏の二層に張っています。椅子に座り膝の上にライアーを立てて、ドレミ弦を表から右手で、半音弦を裏から左手で弾きます。

ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のエンディングを伴奏したことで知られるようになりました。
» CD「千と千尋の神隠し」の購入はこちら(amazon.com)
» ライアーの購入はこちら(シュタイナー教材・ライアーのペロル)

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2008年04月05日

和音の出るインディアンフルート

笛が出せる音は同時に一つだけ。人の歌声にせまる高い表現力は他の楽器を抜いていますが、ピアノのような和音を出せる楽器にちょっとだけコンプレックスがあったりします。

写真はドーロン・フルートといいます。北アメリカインディアンの伝統楽器、インディアンフルートの改造バージョンです。二本のインディアンフルートが一つにくっついた構造で、一本は指穴が無くいつも同じ音を鳴らします。もう一本はふつうに指穴があってメロディーを奏でます。吹くと二本がいっしょに鳴って、原始的な和音を奏ます。

» ドローン・フルートの音

初めて吹いたときのインパクトはすごかった。(ちなみに私はこのドローン・フルートにドリルで指穴をあけて、二種類まで和音が出せるようにしています。)

先日「本物のインディアンの笛を売るんだ」と息まいたもののその後の進捗が芳しくなく、このドローン・フルートが急遽浮上してきました。年内に世界楽器てみる屋で販売開始します。
購入をご検討の方は手をあげてください、販売開始時期が早まります。

本物のインディアンの笛もあきらめたわけではありませんよ。状況次第ではこちらの販売の方が先です、つかそれが順当。

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2008年03月16日

篠笛とルネサンスフルートのツーショット

篠笛の老作家さんとお知りあいになり、篠笛をいただきました。写真は篠笛と竹製のルネサンスフルートのツーショットです。篠笛の方が大きく見えますが、吹口と指穴の位置を見比べるとどちらも同じC管です。

彼は日本の横笛を世界に広めたいとがんばっていて、篠笛は西洋音階―ドレミ―に改造されていました。通常の篠笛は日本の古い音階になっているのでドレミを吹くのに苦労します。篠笛で普通の曲を吹きたい人は、このような改造篠笛を探すのがよいです。

篠笛とルネサンスフルートを吹き比べてみました。「ルネサンスフルートの方が鳴らしやすい」というお客さんの声があったのですが、特にそのようなことは感じません。あるいは「篠笛の運指が難しかった」という意味だったのかもしれませんね。ただ音色が、音色が…「君の笛はフルートみたいな音だね」そう、ルネサンスフルートは篠笛よりも西洋のフルートに近い音がするのです。同じ竹笛なのに。(なんだかそんな気がする)と思っていましたが、どうやら本当にそうらしいです。

» C管の篠笛の音
» C管の竹製ルネサンスフルートの音

低いG管で吹くとより顕著です。

» G管のルネサンスフルートの音

「音が低いとフルートっぽく聞こえるね」という表層的な話ではなくて、本質的にそいういう音色の違いがあります。同じ竹笛なのに、これはおもしろいっ。

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2008年01月29日

ハングドラムという楽器

中華鍋を二枚貼りあわせたような、大きなドラ焼きのような形をした打楽器。膝の上に乗せて表面にぐるっと並んだ凹みを素手で叩きます。音はカリブのスチールパンような、バリ島のガムランのような音。素人がおっかなびっくり叩いても美しい音がします。
» こんな音(by宇宙人おーちゃん)

いろいろな音階のタイプがあります。特に宇宙人おーちゃんの持っているハングドラムは琉球音階で、すべての音が倍音上にのっているため、どこを叩いても外れがありません。必ずきれいな和音で鳴り響きます。一見UFOを思わせる異様な外観もステージ演奏でのツカミに一役買っている。ほとんど反則技のような楽器。

大道芸にもってこい、幼稚園や小学校でも情操教育としてこんな楽器こそ導入すべきだと思います。しかし世界的な品薄で入手は今のところ絶望的。うちの店でも入荷の予定はありません、残念。

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2007年12月15日

中国の古い古いオカリナ

塤(シュンまたはケン)という、6700年前から中国に伝わる古い古いオカリナです。
» こんな音

手のひらに収まるくらいの陶器でできた砲弾型の胴に、8つの指穴と先端に吹口の穴が開いています。ふつうのオカリナのように口にくわえてぷぅーっと吹くのではなくて、尺八やフルートのように吹口に息を吹きかけて鳴らします。

世界楽器てみる屋で売れそうな楽器はないかと探していて、サンプル写真がきれいだったので試しに一つ購入してみました。手に取ってみるとていねいな造作で製作者の心意気が伝わってきます。でも説明書がないので運指が分かりません。★1 いろいろ試して、指穴を全部ふさいだときの一番低い音をミの音とすると、うまくいくことが分かりました。

うーんきれいな五音階。★2 でもこれではマニアしか買いません、ふつうの曲を吹けませんから……美しいオカリナ・珍しいオカリナを商品化してそのシリーズとして売り出すなら、いけるでしょうか。

★1 後でネットを調べたら中国語のウェブサイトに運指表を見つけました。
でも全然おかしな音階?製品が違うのかな。

★2 一番低い音をラにすると ラシドレミファソラシドレ と、ドレミを全部出せることが分かりました。これならふつうに曲を吹けますね。

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2007年09月17日

小さなオカリナ

手のひらの上でころがせるほどの小さなオカリナです。ひんやり重たい素焼きの手ざわりがなかなか愛おしい。オカリナの演奏は難しいのでふだんはほったらかしですが、かわいい形なので写真撮影の練習になってもらいました。

母がスペインに旅行した折のおみやげです。

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2007年09月08日

フロリダの竹笛、竹のアイリッシュフルート

カントリーミュージックを嗜んでいる古い友人から「笛を吹けるなら一緒にやらないか」と声をかけられました、うれしい。

私はインディアンフルートばかり吹いていますが、普通のドレミの曲ならやはり普通の笛がよい、ということでよこ笛の練習を始めました。そもそもカントリーミュージックの古い先祖であるアイリッシュミュージックでは、ティンホイッスルという縦笛や、アイリッシュフルートと呼ばれる横笛が大活躍しています。カントリーミュージックにも合うに違いありません。むしろカントリーミュージックで笛系を使わないのが不思議、口琴だって使うのにねえ。

竹の笛 アイリッシュフルート

写真はフロリダの工房で製作された横笛です。白い長い方がDキーで、工房は「アイリッシュフルート」と言い張っているけど、それが竹ってのはどうでしょう?

» 竹のアイリッシュフルートの音

でも音色は立派なものだと思います。フロリダの竹でできているせいか、日本の篠笛よりもふんわりしている気がします。世界楽器てみる屋で売ってもよいかなと考えています。
曲はエンヤの "The Sun In the Stream" から。

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