鼻笛(ボカリナ)
楽器があればもっと楽しい毎日
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こんばんわ。PSパイプを購入希望なのですがまったくの初心者です。始めるに
あたり本体と楽譜は必要ですよね。あと換えチャンターリードと換えド ローン
リードも注文しておいた方が良いのでしょうか?ご教授ください。
とも
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音楽を聴いているとき、楽器の音がどこで鳴っているように聞こえるか、というのを「音の定位」というそうです。パンを調整して音を左右に振りわけることはよく知られていますが、音の定位を決める要素はその「左右」を含めて「遠近」「幅」「焦点」の4つがあります。
音の定位を決める要素のうち「幅」と「焦点」を調整するのはステレオイザやステレオエンハンサです。googleで探すときは "vst stereo" というワードで探してください。
» "stereo" 関連のVSTを紹介しているポータルページ
Stereo Touch
私が初期の頃から今も使っているステレオ化エフェクタです。別にこれがお勧め、とうわけでもありません。試しに使ってみたら使えたから使っているだけです。最近バージョンは低周波が雑音として混ざるので、私はずっと旧バージョンを使っています。他の同様のエフェクタを使った方がいいかもです。
» Stereo Touchの開発元サイト
MSED
音の「焦点」を調整するエフェクタです。注意事項としてモノラルな音には効果がありません。ソフトウェアシンセサイザのモノラルな音に対しては、一旦、上記のステレオイザでステレオ化しておいて、それからこのエフェクタを使ってください。これは私は使ったことはありませんが、見た感じごく標準的な機能であるようです。
» MSEDの開発元サイト
特に生楽器の音をステレオ録音した場合、音はピンポイントに聞こえるのではなく、ある程度の幅(面積?)があるように聞こえます。だからソフトウェアシンセサイザのモノラルな音も、ステレオイザで幅を持たせてやると、よりリアルに聞こえます。よくお手軽な方法として、コーラスをかけたりリバーブをかけたりしますが、厳密に言うとそれとは別の効果です。
手前で鳴っているピアノやギターなどリアル楽器の音は幅を狭くして、後ろで鳴っているシンセストリングなどの音は左右に大きく幅を広げるといい感じです。
「焦点」は聞き比べても違いが分かりにくいです。ステレオイザで音の「幅」をシビアに調整したら、それでほぼOKだったりします。試しに上記のMSEDを使ってみて「なるほどこれは!」と思えば使えばいいし、よく分からなければ使わなくてもそれほど困ることにはならないでしょう。
「焦点」を変更すると、音のリアリティが変化します。ソフトウェアシンセサイザの音と録音した楽器の音がどうにも混ざり合わないときに「焦点」を変えてやると、うまく馴染む場合があります。そんな話があるのだ、ということだけ覚えておけばいいと思います。
以上、音の定位について、私が知っていることを説明してきました。
私自身がDTMに関して、まだまだ勉強中です。今後また分かったことがあれば補足という形で記事を足していきますので。
ではでは。
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明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
なんというか、いつもと変わらない一日です。
私としては平常運転しているつもりです。なんとなくふつうに仕事をしています。っても棚卸しして大晦日の時点での在庫状況を把握するまで商品を動かすことはできませんから、配送業務はできません。なので注文メールも放置しています。
届いた年賀状の束をめくりながら友人の住所に変更がないか確かめたり、今後のインディアンフルートの販売をどうするべきか★、近所のファミレスにノートブック持ち込んで、うんうん思案したりしています。あるいはこういうブログ記事を書いたりね。
先日、昨年最後の演奏動画をYouTubeとニコニコ動画に投函しました。
次回の演奏動画もインディアンフルートでエンヤを演奏します。曲は『China Roses』を予定しています。ずっと穏やかな音楽作品ばかり製作してきたので、さすがに飽きました。スネアが炸裂しギターが絶叫するような曲をやりたいです…
お客さんの注文を受け付けたり商品の配送を行うのは、ウェブショップに告知したとおり1/7(月)からになります。それまでは棚卸しして、演奏動画の伴奏を製作して、ブログの記事を書きためて…という、そんな感じです。
★今後のインディアンフルートの販売
北米のインディアンフルート市場を食い尽くした最大大手の企業が日本に進出し、販売代理店を立ち上げて、あっという間に日本国内の市場を独占しました。それが昨年に起こったことです。私らのように昔からインディアンフルートを日本に紹介し広めてきた個人経営の商店は、市場を奪われて大打撃です。もちろん大資本には勝てません、私たちが少しずつ育ててきた市場は既に彼らの私有物となりました……
えい嘆いても仕方ない、そんなこんなで生き残るためにあの手この手なのですよっ。
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インディアンフルートは北米インディアンに伝わる笛です。
インディアンフルートでエンヤの曲『Watermark』を演奏しました。
運指は動画を一旦停止しながら確認してください。
この作品はドレミフルートで吹きました。
北米インディアンフルートの本来の音階は五音階なので、ふつうの曲を演奏しようとすると、かえって他の笛よりも苦労することになります。
ドレミフルートは、インディアンフルートでもふつうの曲を演奏できるようにと、音階をドレミファソラシドに改造したフルートです。ドレミファソラシドになったインディアンフルートは、もはや単なる縦笛です。英国のホイッスルと大差ありません。あまりに珍し過ぎる楽器は、360度回ってむしろありきたりになってしまうものらしいです。
っても、大ざっぱに息を吹き込んでもきれいな音色で鳴るという、インディアンフルートの特性は健在です。リコーダやオカリナなどコントロールの神経質な笛の演奏者からすると「え、こんなでこの音が出るの!?」と拍子抜けするほど簡単にきれいな音が出ます。今後は「何でもいいから笛を学びたい」という人には、ドレミフルートをお勧めします。音域が狭いのがちょっと不満ですけど。
途中で聞こえる女性の歌は『Voice Of Passion』というソフトウェアシンセサイザの音です。
人の声を演奏するソフトウェアシンセサイザは、『初音ミク』などボーカロイドが有名ですが、これは巷のギター音源やドラム音源などと同じ、サンプリング方式の音源です。「エレーーーエスッ」「トゥリアーーリィアーー」などと歌手が歌ったフレーズを丸ごとサンプリングしてそのまま再生します。
一つの音だけ聞くとさすがにリアルですが、音と音の繋がりが悪いので、速い曲を演奏するとボロが出ます。また自由に歌詞を付けて歌わせることもできませんから、初音ミクのように前面に立ててヴォーカルを担当させることもできません。ちょうど今回の作品のように(なんか後ろで知らない歌を歌ってる……)という雰囲気を作るのに使えます。
前作から続いてユニゾンの練習をしています。
今まで60本以上の音楽作品を製作しましたが……そういえば今までユニゾンを使ったことがありませんでした。
「ユニゾンとは一つのメロディを複数の異なる楽器で一緒に演奏すること」というのは、もちろん知ってますよ。子供の頃に学校で習いましたから。しかしこんな「リンゴは赤いです」みたいな知識は、音楽のテストでは○をもらえても、現場ではなんの役に立ちません。「そもそもユニゾンとはこういうものだ」という自分なりの得心、「こんなときにユニゾンを使うのだ」という逆引き的な知識が必要です。
今回は、ビオラ・ダ・ガンバが担当している低音パートを強化するために、コントラバスでユニゾンしました。また、ピアノの音の広がりと奥行きを強化するために、ハープシコードでユニゾンしました。ピアノのメロディーラインと低音域を強化するためにシンセブラスでユニゾンしました。
「音の性質を強化するためにユニゾンを使う」というのが、今の私の一つの理解です。
広くは「複数の楽器の音を合成することによる新しい音の創造」だと理解しています。私は子供の頃ずいぶんシンセサイザに熱をあげました。口琴など倍音楽器にも入れ込みました。いかにも私らしい解釈だと思ってます。
ユニゾンは、たくさんの楽器を使った豪華絢爛な音楽作品を製作するために必要な知識だと思ってます。きちんと言葉にできるようになったら説明します。
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今年はバグパイプで始まりバグパイプで終わる一年でした。
新春早々からバグパイプの商品ラインナップを次々に増やしていき、最後に受注生産という不完全な形にしろレッドパイプを発売したのは、我ながらよくがんばったと思ってます。
てみる屋にとって、”バグパイプ”という商品ジャンルの売り上げは、昨年まではゼロでした。
商品ラインナップとして中世バグパイプしかなかったので、それに心が傾かなければお客さんは何も買わずに帰ってしまっていました。
一言で「バグパイプが欲しいな」と言ってもいろいろあるでしょう。
バグパイプを欲しがるお客さんはどんな人で、どんな理由でどんなバグパイプを欲しがるだろうか。徹底的にプロファイリングして★1 タイプ分けし、そのタイプ毎にお勧めのバグパイプをいろいろ用意する――というのが今年一年かけて延々とやったことです。例えば、大して本気ではないちょっと触ってみたい人向けにビニール製の廉価なPSパイプ。バンドで演奏したいという人向けにシンセサイザのレッドパイプ。珍し物好きのキワモノ趣味としてテクノパイプ(これは本来の用途である練習用としては実に秀逸な品ですよ)。
そうやってお客さんのニーズに合った商品をいろいろ揃えた結果、”バグパイプ”という商品ジャンルは、うちの店のちょっとした柱になるまで売り上げるようになりました。
中世バグパイプはここ数年まったく売れません。
不良在庫と言っていいでしょう。
それでも私が見捨てないのは「中世バグパイプは買ってもらえる商品だ」と揺るぎなく信じているからですし、それよりも「中世バグパイプはてみる屋が販売するに相応しい商品」だと考えているからです。
中世バグパイプはてみる屋にとって、ある種のシンボリックな商品★2 です。バグパイプの新商品を次々と発売しながらも、私はいつもどこか中世バグパイプを意識していました。お客さんのニーズに合わせたバグパイプを次々に用意するという行為は、そのまま、中世バグパイプを欲しがる人を減算方式にプロファイリングする行為でもありました。
今や状況は正常に成りました。
今や中世バグパイプを購入する人は、ほんとうに中世バグパイプが欲しい人だけになったはずです。それはいったいどんな人か?来年始の雑務を片付け次第、プロファイリングに取りかかります。今からわくわくしています。
★1 客をプロファイリングする
『プロファイル・マーケティング』でしたか、そんなマーケティング手法があります。ある商品を欲しがるお客さんはどんな人か?性別は?年齢は?どんな学校に通ってる?どんな会社に勤めている?お友だちはどんな人?趣味は?他に興味のあることは?何て言われると嬉しい?何て言われると腹が立つ?などなど。映画の登場人物を決めるかのように詳細な人物像を作り上げて、その人がいちばん共感するだろう言葉で商品を宣伝します。
このとき、厳密にはそのお客さん以外のお客さんは、誰もその商品を買ってくれない計算になります。それでもいい。そもそも嗜好の多様化した現代において万人が欲しがる商品なんてありえない。「みなさん買ってください」と訴求して誰も買ってくれない最悪な状況よりも、「あなた買ってください」と言って買ってもらえることを良しとするという。昭和のマス・マーケティングのアンチとして現れた手法です。
★2 中世バグパイプはシンボリックな商品
中世バグパイプは私にとって、”本物のバグパイプ”の象徴です。本物とはつまり、工房で職人が手作りした、木と皮で出来た、高価なバグパイプのことです。「それでも中世バグパイプを買うのはどんな人か?」という問いを、私はもっと普遍的に「それでも本物のバグパイプを買うのはどんな人か?」という問いとして捉えています。
デカルトが「我思う、故に我在り。」と言ったのは、確かに実在する物事から演繹して、最終的に神が実在すること証明したかったのだとか。そんな大それたことではありませんが、私が今年ずっとやってきたことは、そんな類いのことです。
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先日ポケットサックスをネット購入した東京都の主婦です。音楽はド素人です。
昔からアルトサックスの音に憧れていたのですが、取り扱いに気を使うしお金かかるしで、習う事は躊躇していました。
たまたますだれさんの演奏をネットで見て、即決でした。これなら挫折しても傷は深くないと(笑)
到着して1日絶ちました。机の上に置きっぱなしにして、家事やら何やらのあいまに5分ぐらい座っては、口が疲れて他の事を始める。。。なカンジでのんびり遊んでます。
ドレミから練習!と思ってドの音から始めたら、音が出ない出ない。アンブシュアのせいだったり穴からの空気もれだったり、原因は色々みたいで、収拾がつかない。なので、ソの音から、ソファミと吹いたら、鳴る確率が俄然アップしました。
やっぱり低い音は鳴りにくいのかな。あと、私の指が短いせいか、きっちり抑えるのが少し大変かな。
まとまった曲を吹く前に、ぱっとかまえて、目的の音を出せる人になりたいなーと思っています。
これからもすだれさんののブログを参考にさせていただきます。ランキング上がると思います(笑)
みき
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以前こちらでテクノパイプを購入させてもらったものです。
とてもコンパクトで、いつも鞄に忍ばせて合間にいそいそと練習しております。
テクノパイプも充分楽しいのですが、最近レッドパイプの存在が気になります。。。
こちらで購入したいのですが、販売の予定はまだ未定でしょうか??
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インディアンフルートは北米インディアンに伝わる笛です。インディアンフルートでエンヤの『At Moment Lost』を演奏しました。
運指は動画を一時停止しながら確認してください。
インディアンフルートやリコーダ、オカリナなどの笛は、吹いているうちに息に含まれる水分が結露して、吹口に詰まります。音色が汚くなったり、最悪、鳴らなくなったりします。寒い冬は顕著で、一曲ぜんぶ吹きつづけていられないほどです。吹口が詰まるたびにブシッと強く吹いて、頻繁に水滴を吹きとばすことになります。
以前からオカリナ演奏家の間で知られているトリビアがありまして、吹口の中に眼鏡の曇りどめを吹きつけると、水滴が溜まらなくなり長く快適に演奏できるようになるそうな。口でくわえるところに曇りどめをスプレーして健康に問題ないのか、という議論はありますが。インディアンフルートの場合、水滴が詰まるのはバードと本体が接している箇所ですから、まったく関係ありません。
今回は演奏の直前に、バードと本体の隙間に曇りどめをスプレーして録音に臨みました。効果は抜群、一度も演奏を中断することなく順調に録音を終えることができました。
今回演奏したのはドレミ音階のインディアンフルートです。指穴が7つあります。ふつうのインディアンフルートでこの曲を演奏できるかどうかは不明です。音域は足りているようですが……運指が地獄かも。
もともとインディアンフルートは癖のない優しい音色です。西洋のドレミ音階にしてしまうともう、ほんとうにただの笛です。運指も英国のホイッスルと同じになりますしね。なので私は、ついついこれをホイッスルかなにかのように演奏してしまいがちです。
インディアンフルートを吹くからには「なるほどインディアンフルートだ」という演奏をしたいものです。エンヤの無国籍ミュージックを演奏していても、それでもなおインディアンフルートらしさを感じられるような演奏をしたいです。カルロス・ナカイやメアリ・ヤングブラッドなど、西洋クラシックを修めたインディアンフルート演奏家たちを改めて尊敬したのでした。
演奏している環境にもよるのでしょうが。うちで録音した笛の音は、そのままではとても聞けた物ではありません。もわもわしてよく聞きとれないくせに、特定の音を吹いたときだけキーンという倍音が耳に刺さったりします。
耳に障る特定の周波数の音を小さくするには、ふつうはイコライザを使用しますが。今回ようなケースの場合、イコライザで倍音を小さくすると、笛の音はほんとうにもわんもわんになってしまいます。倍音は笛の音を鮮やかに聞かせるために必要です。倍音は聞こえなければなりません、ふだんは聞こえていて構いません。ただ、ときどき耳が痛くなるほど不用意に大きくなるのが問題なのです。
このような「特定の周波数の音が”ときどき”耳に障る」という症状には、マルチバンドコンプレッサが有効です。
私は今回、笛の倍音をコントロールするつもりで本気でマルチバンドコンプレッサを使ってみました。結果は満足しています。鮮明でそれでいて耳に優しい音色になりました。マルチバンドコンプレッサは、今後もオカリナなど他の笛でも試してみます。まあ……なんだ、いつも「今回の音は今までとは違う!」って言ってる気がしますけどね。
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