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2010年12月03日

楽器をスピーカーにして遊ぶ―OmniBeat―

OmniBeat(オムニ・ビート)は日本電話施設(株)のワイヤレス★振動スピーカーです。

なんでもスピーカーにしてしまう

ふつうのスピーカーは、ご存じだと思いますが、本体前面にある円形の黒い紙皿(コーンと言う)をびりびり振動させて音を出します。振動スピーカーは本体だけでコーンがありません。その代わりテーブルや床など、本体を置いた場所をびりびり振動させて音を出します。本体の底には振動パーツがむき出しになっていて、触るとびりびりします。

とにかく本体を置いた場所がスピーカーになります。どんな音がするかは置いてみるまでわかりません。もちろんすばらしい音なんて期待できるはずもない。たいてい中音域がヘンに強調された歪んだ音なのですが…奇妙な臨場感というか、説明しがたいリアリティをびしばし伝えてきて、これがなんともおもしろい。「理想的な音」の正反対。「モノっぽい音」とでも言いましょうか。

弦楽器を鳴らしてみよう

即席スピーカーとしてお勧めは弦楽器や打楽器です。振動スピーカーを当てると迫力のある大きな音で鳴ってくれます。そもそもそういう目的の道具なのですから、当たりまえといえば当たりまえですか。特にギターやウクレレなど弦楽器は、弦が共振してうわーんと残響するので、トンネルの中でラジカセをがんがん鳴らしているような雰囲気を堪能できます。ときどきヘンに共振してバリバリいったりビイーンと鳴ったりするのがまた、味わい深いといえる。

原音を忠実に再生する何十万円もするようなオーディオセットに需要がある一方で、出てきた音をそれとして楽しむスピーカーもあるということです。どんなものがどんな音を出すのか、いろいろ試してみてください。

» 日本電話施設(株) オムニ・ビート

★ ワイヤレススピーカー
ふつうのスピーカーは、CDラジカセやパソコンからケーブルを引っぱって繋いで鳴らします。ワイヤレススピーカーは電波で音を飛ばして、それを受信して鳴らすスピーカーです。ラジオみたい。電波はBluetoothという規格の電波で、今のノートパソコンや携帯電話なら標準搭載です。CDラジカセはだめかも。デスクトップパソコンは、搭載してなければアンテナを買って付ければいいです。(アンテナっても小指の先ほどの小さなチップです。)パソコンショップに行って「パソコンの音をワイヤレススピーカーで鳴らしたい。ぶるーとぅーすのアンテナがほしい。」と店員さんに尋ねてみてください。

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2010年11月28日

ナッシュのイルカフルート

ナッシュは祖先の作法に従ってマヤ・アステカの土笛を製作するアーティストです。彼はふつうのインディアンフルートも製作しています。このたび彼と取引することになって、せっかくだから、ふつうのフルートも仕入れて販売することにしました。

» ナッシュのイルカフルートを吹いてみました

本体はイースタン・セダー(杉)で、イルカの形のブロックがちょーぷりちー。

インディアンフルートには彫刻やペイントを施し、羽や革で飾った美しい芸術品がたくさんあります。私は基本、楽器は鳴ればいいじゃんの人なのですが、これはこれでかわいいなと思いました。うん、ナッシュとの取引は正解でした。

反応の速い、硬い音色です。
デルビィーの製作するネイティブラブフルートがおっとりした音色なので、いい感じに差別化できそうです。

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2010年11月26日

北アメリカの竹笛演奏『花~すべての人の心に花を~』

エリックさんの横笛でおおたか静流の『花~すべての人の心に花を~』を吹きました。

エリック・サンプソンはヒッピーあがり(古っ)のニューヨーカーで、北アメリカ・フロリダ州に工房を構え、世界中に竹笛を出荷しています。よい手際で無保証ですがほぼコンサートピッチ。彼の竹笛は、てみる屋の主力商品でもあります。

写真は彼の竹笛に私がデコパッチシートを貼ったものです。
デコパッチは薄い半透明のシートに鮮やかな模様をプリントした手芸材料です。家具や小物に糊を塗りぺたぺた貼りつけるとカラフルなポップアートができあがります。

念のため、北アメリカにも竹は生えていますよ。
フロリダ州は沖縄県と同緯度で、気候は亜熱帯~熱帯。青々とした竹が森をなしています。

『花~すべての人の心に花を~』は喜納昌吉の曲です。1990年にAXIAのCMでおおたか静流が歌って知られるようになりました。 つか、このCMでおおたか静流が有名になった気がします、私がおおたか静流を知ったのもこのCMでした。

いつものように、CDをBAND-IN-A-BOXに読み込ませてコード進行を逆算し、自動演奏させた結果をmidiファイルに出力。録音した笛の音とともにSONAR8.5PRODUCERで加工、ミキシングしました。

いつものように、著作権支払義務を回避するためYouTubeに動画として投稿しました。この曲の運指は動画の中でスライドショーしています。一旦停止しながらご確認ください。

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» 横笛の販売は世界楽器てみる屋ネコでも鳴らせる横笛です

シュレディンガーの箱を抱きしめて

てみる屋への注文メールが届くと「今度はどうか高価な楽器を買ってくれますように…っ」と祈りながら開封します。それは千円の笛のときもあれば、たまにはほんとうに10万円以上もする大きな太鼓だったりするのですが。そもそもメールが届いたときには注文の内容は既に決まっているわけで、だから祈ったからといってどうなるものでもない。我ながらナンセンスなことをしているとは思いますが…注文メールが届くとやっぱりいつものように祈ってしまいます。

ひよこが出来るかまんじゅうが出来るか、開けてみるまで結果は分からない。
考えてみるとまったく不合理なのですが…人間にとってわりと当たり前の感覚ではないでしょうか。うーんむしろ、こんな不合理なことを当たり前だと思いこんでいて、なぜ日常生活に支障が起こらないのか、そっちのほうが不思議に思えてきましたよ。

『シュレディンガーの猫』でしたっけ。
「箱を開けるまで猫の生死は決まらない」みたいな。いや「箱を開けるまで猫は死んでいて同時に生きている」でしたか。「そんなおかしなことはあり得ないから、人間が観測するまで量子は存在していて同時に存在していない、なんて主張はおかしい」といったふうの反論だったと記憶しています。

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2010年11月25日

G#アナサジフルート。

投稿者:黒澤さん

アナサジフルートG#、到着しました。
ありがとうございます。

さっそく昨日から暇を見つけては吹いております。
以前購入した2本の吹けば音の出るフルートとは違い、悪戦苦闘しております

唇の形、唇を乗せる位置、笛との角度、試行錯誤の連続です。
今日になってなんとか2オクターブまで続けて出せるようにはなったのですが
、低音域と高音域との切り替えがまだまだうまく行きません。
それと音が上がっていくたびにかすれた音やちりちりというノイズのような音
が大きくなっていき、とても耳障りな音になってしまっています。
練習していけばこの点は解決するものでしょうか。
この雑音?かなりへこみます。
ほかのメーカーの笛でも同じことは起こるのでしょうか?

まだまだ始めたばかり、先は長そうです。
毎日こつこつやっていきます。

またお聞きしたいことがあるかもしれません。
そのときはまた、よろしくお願いいたします。


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2010年11月23日

アナサジフルート選びに悩んでいます

投稿者:もりさん

初めまして。もりと申します。
低音の美しい笛をいろいろと探していたところてみる屋さんにてアナサジフル
ートに辿り着き、ただいま購入を考えております。

そこで質問ですが、低音をより重視するのならA管よりもG#管を選ぶべきでし
ょうか?というか、両者に明らかな違いがあるのでしょうか?

初心者向けとのことなので当初はアーストーンA管を考えていましたが、その
点が気になったのでノイズの少ないというウェイキングスピリッツG#管も候補
に入れています。

加えて、もしよろしければアーストーンA管、ウェイキングスピリッツG#管そ
れぞれのデモ(簡単な音階等で構いません)をきかせて頂けないでしょうか?
これらのデモはサイト内に見当たらないようでしたので…もし既にあるのでし
たらすみません。


お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い致します。


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2010年11月16日

SONYのRolly(ローリー)を買いました

眠れない夜にふと、音がほしいと思いました。

  • 最高級の音はいらない、クリアな音であればOK。
  • 枕のそばに置いて楽しみたい。
  • 目覚まし時計を叩いて止めるような、おおざっぱな操作で使えるとありがたい。
  • 手のひらにしっくり握れるくらいの大きさがベスト。
  • 使ってて楽しい、気持ちいい、というのはかなり重要かも……

Rolly (ローリー) はソニーが発売したmp3小型音楽プレイヤーです。
新製品ではなくて既に生産終了品。TVで宣伝しなかったので初めて見る人もいるでしょうか。一方で大きな電気店で、くるくる踊っている姿★ を見かけた人もいるはずです。「ああ、あれね。もう生産終了?そりゃそうでしょう、あれであの値段じゃあね……」というのが、Rollyを知る大方の所感だったはず。

私が実際に触ってみた感触としては、Rollyの使いごこちは……強いていえば昭和時代のポータブルラジカセにいちばん近いのでした。なっつかしー。

ipodの例を出すまでもなく、今や小型化・多機能化競争のまっただ中です。胸ポケットに収まる薄いプレート1枚で音楽も電話もインターネットもゲームも、あれもこれもなんでもかんでも。

なのに今さらポータブルラジカセ。ウォークマンですらない、ポータブルラジカセ。こんな時代遅れの製品が4万円もするのですから、常識ある購買者はみんなそっぽを向きました。早々と生産終了したのもうなづけます。

しかし、日本の人口が1億もいればピンポイントでニーズにマッチする奇特な人も出てくるわけで……つまり私。もう一目惚れです。そうそうこれが欲しかった。

いざ購入を決めてみれば、とっくに生産終了で取りよせ不可能。あわててamazonと楽天を探しまわって、なんとか本体と必要なアクセサリを日本中からかき集めたのでした、ふう。

★ くるくる踊る
そうそう、Rollyは踊るんです。音楽を再生しながら、それに合わせて左右のボンネットをぱたぱた開閉したり、前後にごろごろ動いたり。特にくるくるっと独楽のように回るスピードは相当のもので、名前の由来になりました。見慣れるとなんだか人間が踊っているように見えてくるのが不思議。

Rollyに任せて好きに踊らせることもできますし、ユーザが細かく振りつけすることもできます。そういう楽しみ方もできます。ベタは塗れないけど、歌って踊れるやつなんです。

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2010年11月12日

ポケットサックスの吹き方 補足9

ザフーン・ポケットサックス(Xaphoon Pocket Sax)は手軽にサックス気分を楽しめる新しい楽器です。ポケットサックスの吹き方、補足その9。リードはすこしくらい曲がっている方が演奏しやすいです。

» ポケットサックスを吹いてみました

リードが曲がるという現象

ポケットサックスにプラスチックリードを付けっぱなしにしていると、だんだんリードが曲がってきます。これはどうもポケットサックス特有の現象のようです。

Legereのプラスチックリードは数年前から発売されていて、ユーザーはもちろん、本物のサックスの演奏者が大多数でしょうが。「リードが曲がった」という話はとんと聞きません。一方で、一人のポケットサックス演奏者が「曲がった」とブログに書いていました。私もポケットサックスに付けたリードを2本曲げました。なんだかポケットサックスを吹いている人ばかりです。

なぜ曲がる?

だんだんリードが曲がってくるのは、ポケットサックスの形状に原因があるかもしれません。ポケットサックスのマウスピースの形状は、サックスのそれよりも大きく曲がっているのです。下唇でぎゅうぎゅう押さえつけながら演奏すれば、リードに無理な力が加わって、次第に曲がってしまうのかもしれません。

あるいは唇でくわえる位置が悪いのかもしれません。マウスピースを思いきり深くくわえれば――あまり曲がっていない部分をくわえれば――リードを曲げてしまうこともないでしょう。(でもそれだと、キーキー鳴って演奏できないのですが……)

あるいは一度に長い時間吹きすぎたのでしょうか。あんまり長い時間続けて吹きつづけると、さすがのプラリードもくたびれて、弱くなってしまうかもしれません。そこをぐいぐい唇で締めつけると曲がってしまうのかもしれません。だから、ある程度の時間吹いたら、別のリードに取りかえて休ませるとよいのかもしれません。

すこしくらい曲がっている方が演奏しやすい

リードが曲がってしまうのは一概に悪いこととも言えません。リードが曲がるにつれて、だんだん鳴らしやすくなり艶やかな音色になってきます。だから私は、リードはすこし曲がっている方が好きです。こなれた感じというか。

どんどんリードが曲がるほど、どんどん鳴らしやすくなり艶やかな音色になっていきますが……度を超すと最後にはマウスピースにぴったり貼りついて鳴らなくなってしまいます。
絶好のポイントがどこかにあります。

リードケースに収めて曲がりを戻す?

新しいリードは硬くて息がすっぽ抜けます。だから最初はわざと、ポケットサックスに付けっぱなしにしたままにします。吹いているうち、だんだんリードが曲がって吹きやすくなってきます。「最近なんだかすごくいい音!?」と思ったら、ストップ。以降はポケットサックスを吹かないときは、リードを取りはずしてリードケースに収めるようにしてみてはいかがでしょうか。

リードケースは平たいので、曲がったリードをまっすぐに戻すような負荷をかけます。つまり、それ以上曲がるのを防止する効果があります。曲がりすぎてダメになったリードでも、リードケースに数日収めておくと、ある程度は元に戻ることが確認されています。

このへん、私も今、実践している最中でして。だからこれで上手くいくのかどうか分かりません。結局、最後には使い物にならなくなるまで曲がってしまうのかもしれません……
そうでないことを祈りながら。

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2010年11月03日

ハピドラムについて

投稿者:あゆみさん

初めまして。ハピドラムの購入を考えています。カイサドラムは5段階の音階
なのでハープの楽譜を参考に出来るとありますが、ハピドラムは何か参考に出
来る楽譜はありますか?


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竹笛にデコパしました

エリックさんの竹笛にデコパ★してみました。
どうでしょうか、私としては申し分のない仕上がりです。

これ1本に延べ3時間以上かかったと思います。
マスキングして白ペンキをスプレーして、デコパッチペーパーを貼って、ニスを塗って。我を忘れて没頭していたら時間なんてすぐに経ってしまいました。しわが寄らないようにペーパーを貼るのにちょっとした熟練が必要です。貼りかさねたペーパーの継ぎ目の模様にも気を配りました。

これはほんとうに遊びでやりました。
もしこれをお店で販売しようとすると、笛の本体価格に3時間分の人件費を合わせて販売価格は15,000円ほどになります。……とても私にはこれが15,000円の笛には見えません、これでは売れません。

笛を作って売って食う、というのはすごいことですよ。
考えてみてください、あなたの収入があなたの作る笛の売り上げだけだったとしたら。

笛の材料代、工具代、工房の家賃や光熱費、自動車の税金とガソリン代。家族を食わせて学校に行かせて団らんして楽しんで。税金を払って保険料を払って老後の貯金や年金を蓄えて。これらをぜんぶ、何年も何年も、ひたすらあなたの作る笛の売り上げだけで賄うとしたら……。あなたはどんな笛を作るでしょうか。あなたはそれをいくらで売るでしょうか。

できるだけ素早くたくさん製作する、でも一線の品質は遵守する。できるだけ原価を安く抑えて納得のいく販売価格に設定する。解のないジレンマを抱えて、でも投げださない。それを成し遂げた者だけが職人として生き残ることができます。

だから私は彼らを尊敬しています。

★ デコパッチ

デコパッチ (Decopatch) は、薄い半透明のペーパーにいろんな模様をプリントした手芸材料です。家具や小物にぺたぺたと糊を塗って、ちぎったペーパーを貼りつけていくと、カラフルなポップアートが出来上がります。
» デコパッチ・ジャパン

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