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2010年12月13日

ポケットサックス演奏 『FF4 愛のテーマ』

ザフーン・ポケットサックスでFF4の『愛のテーマ』を吹いてみました。

ザフーン・ポケットサックス (Xaphoon Pocket Sax) は20世紀末にハワイのマウイ島で生まれた新しい楽器です。もともとは竹で作られた子供の玩具でしたが、改良されて大人も楽しめる楽器になりました。 サックスみたい?な音がするので”サックス”と名づけられましたが、サックスではありません。クラリネットやオーボエと同じ、笛の仲間です。

愛のテーマについて

『愛のテーマ』はスーパーファミコンのゲームFF4(ファイナル・ファンタジー4)で使われたBGMです。2005年から小学校の音楽の教科書に採用されたので、比較的よく知られたゲーム音楽でしょう。

なお私がここで演奏したのは原曲―ゲームで実際に使われたBGM―ではなく、CD『ファイナルファンタジー ヴォーカルコレクションズⅠ―祈り―』に収められている版のアレンジ(タイトル:光の中へ)です。原曲よりもサビパートが8小節長くなっています。大木里紗が歌っている。

私はFFは6から始めたので、『愛のテーマ』はこちらを正として覚えていました。この試聴サンプルを作るため、念のためYouTubeの動画を確認したら「どの動画もサビパートが尻切れトンボ!?」だったので、驚いたです。

この試聴サンプルについて

いつもの手順です。CDを BAND-IN-A-BOX に読みこませてコード進行を逆算し、伴奏を自動演奏させてmidiファイルとして出力したものを、録音したポケットサックスの音といっしょに SONAR 8.5 PRODUCER でアレンジ、ミックスダウンしました。

まさか一発でこんなにきれいな演奏が取れるはずもなく、50分間くりかえし延々と吹きつづけた中から、きれいに演奏できた箇所を切りとり継ぎはぎして完成させました。上手な人が吹けばここまで出来ますよ、という宣伝なのですから、これでいいです。演奏の腕がなくても忍耐力があればそこそこの作品を完成させることができる。いい時代になりました。

著作権料支払義務を回避するため、動画にしてYouTubeに投函しました。
この曲の運指は動画の中でスライドショーしています。一旦停止しながらご確認ください。

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2010年12月09日

「つまりサックスってこんな感じ」というのを持つために

「つまりサックスってこんな感じ」というのを持つというのは、難しいことではありません。どんな人でもおぼろげながら持っているものです。

例えば、友だちのお子さんから「サックスってどんなの?」と尋ねられたとします。あなたは今までTVなどで見てきたサックスを演奏する姿や、ぱあんと鳴る自己主張の強い音色を思いだしながら、いろいろと説明するでしょう。その今まさに思いだしているサックスを演奏する姿や音が、あなたの「つまりサックスってこんな感じ」です。そんな大したものじゃない。何度かサックスを見聞きしたことのある人なら、ふつうに持っているものでしょう。

ただし、自分でもサックスを演奏しようとなると、もっとしっかり厳密に「こんな感じ」というのを持つ必要があります。

好き/嫌いが最初の手がかりです。
この曲は好き、これは嫌い。この曲の中でもここのフレーズは最高にかっこいい。この人の演奏の右に出る人はいないと思う。逆に、サックスでこんな演奏しても冴えないよなーとか。無数の好き/嫌いの線引きが、いつかサックスの輪郭を浮き彫りにします。
あなたが感じる好き/嫌いです。他人から教わるものではありません。

相違点/類似点を見つけるのも手がかりになります。
フルートではよく今のようなフレーズを吹くけど、サックスでは聞いたことがないよな。今のサックスの吹き方は他のいろんな曲でもよく聞くぞ、確かにこういうのっていかにもサックスっぽい気がする。この人のこういう吹き方は他では聞いたことがない、これってかっこいいのかなあ、とか。無数の線引きがいつかサックスの輪郭を浮き彫りにします。
あなたの目に映る相違点/類似点です。他人から教わるものではありません。

結局、たくさん聴くのがよい、ということになります。
「たくさんお金を使え」とは言っていません。今ならYouTubeでいくらでもサックス演奏を観ることができます。街の有線放送でサックスの音が聞こえたら注意深く耳を澄ませばいいです。TVドラマやコマーシャルのBGMに使われた数秒のフレーズがすごかったりします。

「つまりサックスってこんな感じ」という、万人がみなYESとうなずく普遍的で一般的なものを探し求めるほど、同時に、自分の個性をナイフのように鋭く尖らせることになるという。その逆説がおもしろい。

あ、だからポケットサックス(というか楽器全般)も同じです。

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2010年12月08日

カイサドラムの新音階-COSMA-

2010年にリリースされたカイサドラムの新しい音階、COSMAを叩いてみました。
» カイサドラムのCOSMA音階を叩いてみました

  • 前半の音階デモは、マイクで録音したままの未加工の音です。
  • 後半の演奏デモは、マルチバンドコンプレッサといくつかのエコーとリバーブを使って加工しました。

カイサドラムはドイツのアフロトン社が製作している鋼鉄製のパーカッション(打楽器)です。中華鍋を逆さにしたような外観で、円盤の表面にぐるりと等間隔にならんだ凹みを素手で叩くと、スチールパンのようなガムランのような音がします。

カイサドラムは音楽的な知識がなくてもリズム感さえあれば叩いて楽しめるように、音階に工夫を凝らしています。そのため勢いにまかせて適当に叩いてもなんとなく曲になって聞こえてくれます。5種類の音階が用意されていて、バリ島音階やアラビア音階など、音階それぞれに独特の雰囲気があります。2010年に新しく3つの音階が追加されました。

  • 'Cosma' F-Dur-major
  • Akebono A-Moll-minor-Pentatonik
  • D-Pentatonik

個人的には興味はありましたが、 しかし私の店には、経済的にも置き場的にもこれ以上カイサドラムの在庫を抱える余裕がありません。従ってネットショップのカタログでも告知していませんでしたが。

お客さんの一人が直々にCOSMAを指定してきたので、ついに入荷しました。
荷を開け、カイサドラムに凹みや傷や塗装剥げの無いことを確認し、問題のないことを確かめるため試奏してみましたら…これがなんとも魅力的な音階じゃないですか!
イマジネーション降臨!思わず記念に試聴サンプルを作ってしまうほど気にいりました。
(当のお客さんには事後に快く承諾を頂きました、感謝。)

がんばってうちの店でも在庫を抱えるつもりです。
たぶんこのCOSMAがカイサドラムのフラグシップになるんじゃないかなと、思ってます。

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ポケットサックスの運指について

投稿者:Kさん

何か楽器が始めたくて、先日オークションで
ポケットサックスの中古を手に入れました
まったくの素人なので参考のサイトを探していましたら
簾さんの「吹き方」に出会いました
読んでいて楽しいですし
分かりやすくて非常に参考になります

まだろくに音も出ないのですが
書いておられるようにFでの運指が一番簡単なので
それで練習しようと思っています
ただここには半音の運指が出ていないのですが
どうすればいいのでしょうか?
何か法則などはあるのでしょうか
他のサイトなどで半音は口の加減で出すほうが
演奏しやすいとか書かれているものもありますが
実際はどうなんでしょう?
あと教則本などは出ているのでしょうか?

いろいろ質問ばかりですみません
できればなんとかものにして、忘年会で
披露できればと思っているものですから(^^ゞ


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2010年12月03日

楽器をスピーカーにして遊ぶ―OmniBeat―

OmniBeat(オムニ・ビート)は日本電話施設(株)のワイヤレス★振動スピーカーです。

なんでもスピーカーにしてしまう

ふつうのスピーカーは、ご存じだと思いますが、本体前面にある円形の黒い紙皿(コーンと言う)をびりびり振動させて音を出します。振動スピーカーは本体だけでコーンがありません。その代わりテーブルや床など、本体を置いた場所をびりびり振動させて音を出します。本体の底には振動パーツがむき出しになっていて、触るとびりびりします。

とにかく本体を置いた場所がスピーカーになります。どんな音がするかは置いてみるまでわかりません。もちろんすばらしい音なんて期待できるはずもない。たいてい中音域がヘンに強調された歪んだ音なのですが…奇妙な臨場感というか、説明しがたいリアリティをびしばし伝えてきて、これがなんともおもしろい。「理想的な音」の正反対。「モノっぽい音」とでも言いましょうか。

弦楽器を鳴らしてみよう

即席スピーカーとしてお勧めは弦楽器や打楽器です。振動スピーカーを当てると迫力のある大きな音で鳴ってくれます。そもそもそういう目的の道具なのですから、当たりまえといえば当たりまえですか。特にギターやウクレレなど弦楽器は、弦が共振してうわーんと残響するので、トンネルの中でラジカセをがんがん鳴らしているような雰囲気を堪能できます。ときどきヘンに共振してバリバリいったりビイーンと鳴ったりするのがまた、味わい深いといえる。

原音を忠実に再生する何十万円もするようなオーディオセットに需要がある一方で、出てきた音をそれとして楽しむスピーカーもあるということです。どんなものがどんな音を出すのか、いろいろ試してみてください。

» 日本電話施設(株) オムニ・ビート

★ ワイヤレススピーカー
ふつうのスピーカーは、CDラジカセやパソコンからケーブルを引っぱって繋いで鳴らします。ワイヤレススピーカーは電波で音を飛ばして、それを受信して鳴らすスピーカーです。ラジオみたい。電波はBluetoothという規格の電波で、今のノートパソコンや携帯電話なら標準搭載です。CDラジカセはだめかも。デスクトップパソコンは、搭載してなければアンテナを買って付ければいいです。(アンテナっても小指の先ほどの小さなチップです。)パソコンショップに行って「パソコンの音をワイヤレススピーカーで鳴らしたい。ぶるーとぅーすのアンテナがほしい。」と店員さんに尋ねてみてください。

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2010年11月28日

ナッシュのイルカフルート

ナッシュは祖先の作法に従ってマヤ・アステカの土笛を製作するアーティストです。彼はふつうのインディアンフルートも製作しています。このたび彼と取引することになって、せっかくだから、ふつうのフルートも仕入れて販売することにしました。

» ナッシュのイルカフルートを吹いてみました

本体はイースタン・セダー(杉)で、イルカの形のブロックがちょーぷりちー。

インディアンフルートには彫刻やペイントを施し、羽や革で飾った美しい芸術品がたくさんあります。私は基本、楽器は鳴ればいいじゃんの人なのですが、これはこれでかわいいなと思いました。うん、ナッシュとの取引は正解でした。

反応の速い、硬い音色です。
デルビィーの製作するネイティブラブフルートがおっとりした音色なので、いい感じに差別化できそうです。

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2010年11月26日

北アメリカの竹笛演奏『花~すべての人の心に花を~』

エリックさんの横笛でおおたか静流の『花~すべての人の心に花を~』を吹きました。

エリック・サンプソンはヒッピーあがり(古っ)のニューヨーカーで、北アメリカ・フロリダ州に工房を構え、世界中に竹笛を出荷しています。よい手際で無保証ですがほぼコンサートピッチ。彼の竹笛は、てみる屋の主力商品でもあります。

写真は彼の竹笛に私がデコパッチシートを貼ったものです。
デコパッチは薄い半透明のシートに鮮やかな模様をプリントした手芸材料です。家具や小物に糊を塗りぺたぺた貼りつけるとカラフルなポップアートができあがります。

念のため、北アメリカにも竹は生えていますよ。
フロリダ州は沖縄県と同緯度で、気候は亜熱帯~熱帯。青々とした竹が森をなしています。

『花~すべての人の心に花を~』は喜納昌吉の曲です。1990年にAXIAのCMでおおたか静流が歌って知られるようになりました。 つか、このCMでおおたか静流が有名になった気がします、私がおおたか静流を知ったのもこのCMでした。

いつものように、CDをBAND-IN-A-BOXに読み込ませてコード進行を逆算し、自動演奏させた結果をmidiファイルに出力。録音した笛の音とともにSONAR8.5PRODUCERで加工、ミキシングしました。

いつものように、著作権支払義務を回避するためYouTubeに動画として投稿しました。この曲の運指は動画の中でスライドショーしています。一旦停止しながらご確認ください。

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» 横笛の販売は世界楽器てみる屋ネコでも鳴らせる横笛です

シュレディンガーの箱を抱きしめて

てみる屋への注文メールが届くと「今度はどうか高価な楽器を買ってくれますように…っ」と祈りながら開封します。それは千円の笛のときもあれば、たまにはほんとうに10万円以上もする大きな太鼓だったりするのですが。そもそもメールが届いたときには注文の内容は既に決まっているわけで、だから祈ったからといってどうなるものでもない。我ながらナンセンスなことをしているとは思いますが…注文メールが届くとやっぱりいつものように祈ってしまいます。

ひよこが出来るかまんじゅうが出来るか、開けてみるまで結果は分からない。
考えてみるとまったく不合理なのですが…人間にとってわりと当たり前の感覚ではないでしょうか。うーんむしろ、こんな不合理なことを当たり前だと思いこんでいて、なぜ日常生活に支障が起こらないのか、そっちのほうが不思議に思えてきましたよ。

『シュレディンガーの猫』でしたっけ。
「箱を開けるまで猫の生死は決まらない」みたいな。いや「箱を開けるまで猫は死んでいて同時に生きている」でしたか。「そんなおかしなことはあり得ないから、人間が観測するまで量子は存在していて同時に存在していない、なんて主張はおかしい」といったふうの反論だったと記憶しています。

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2010年11月25日

G#アナサジフルート。

投稿者:黒澤さん

アナサジフルートG#、到着しました。
ありがとうございます。

さっそく昨日から暇を見つけては吹いております。
以前購入した2本の吹けば音の出るフルートとは違い、悪戦苦闘しております

唇の形、唇を乗せる位置、笛との角度、試行錯誤の連続です。
今日になってなんとか2オクターブまで続けて出せるようにはなったのですが
、低音域と高音域との切り替えがまだまだうまく行きません。
それと音が上がっていくたびにかすれた音やちりちりというノイズのような音
が大きくなっていき、とても耳障りな音になってしまっています。
練習していけばこの点は解決するものでしょうか。
この雑音?かなりへこみます。
ほかのメーカーの笛でも同じことは起こるのでしょうか?

まだまだ始めたばかり、先は長そうです。
毎日こつこつやっていきます。

またお聞きしたいことがあるかもしれません。
そのときはまた、よろしくお願いいたします。


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2010年11月23日

アナサジフルート選びに悩んでいます

投稿者:もりさん

初めまして。もりと申します。
低音の美しい笛をいろいろと探していたところてみる屋さんにてアナサジフル
ートに辿り着き、ただいま購入を考えております。

そこで質問ですが、低音をより重視するのならA管よりもG#管を選ぶべきでし
ょうか?というか、両者に明らかな違いがあるのでしょうか?

初心者向けとのことなので当初はアーストーンA管を考えていましたが、その
点が気になったのでノイズの少ないというウェイキングスピリッツG#管も候補
に入れています。

加えて、もしよろしければアーストーンA管、ウェイキングスピリッツG#管そ
れぞれのデモ(簡単な音階等で構いません)をきかせて頂けないでしょうか?
これらのデモはサイト内に見当たらないようでしたので…もし既にあるのでし
たらすみません。


お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い致します。


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