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2010年10月01日

ドローンフルート演奏 『アメイジング・グレイス』

ドローンフルートで『アメイジング・グレイス』を演奏してみました。

インディアンフルートは北米インディアンに伝わる縦笛です。男性が好きな女性にプロポーズするとき歌を捧げる風習から、 ”ラブフルート” とも呼ばれています。ドローンフルートはインディアンフルートの改造版で、通常のメロディー管の横に伴奏管が付いています。同時に二つの音が出る、一人で合奏できる仕組みです。これは一般的には ”ダブルフルート” と呼ぶのですが、ナッシュは伴奏管に指穴の無い一つの音しか出ないタイプを ”ドローンフルート” 、伴奏管にも指穴のあるタイプを ”デュエットフルート” と呼んでいます。

マヤ・アステカのクレイフルートを製作するナッシュは、同様にすばらしいインディアンフルートを製作します。このたび世界楽器てみる屋に卸していただけることになったので、その記念として演奏しました。

ふつうのインディアンフルートの吹き方についてはこちら。
» ウェブサイト 『インディアンフルートの吹き方』

楽器があればもっと楽しい毎日
» インディアンフルートの販売は世界楽器てみる屋 ―日本に通じる音色―

2010年09月30日

ナッシュのダブルフルート

マヤ・アステカのクレイフルートを製作しているナッシュのダブルフルートです。

» ナッシュのダブルフルートを吹いてみました

ダブルフルートは二本のインディアンフルートがいっしょになった笛です。一本は通常のとおりで、もう一本は指穴のない伴奏管です。吹きっぱなしで、ずっと同じ音で伴奏します。ダブルフルートはふつうに演奏するだけで一人合奏が楽しめます。聴く人に強烈な印象を与えるのでライブステージでも威力を発揮します。インディアンフルートを演奏する人なら、一本はぜひ持っていたい憧れの笛。

ただ…飽きるのも早いです。
強い香辛料をかけた料理は最初こそ美味しいですが、それを毎日三度食べればすぐに飽きるでしょう。そんな感じ。とはいえ伴奏管の音の雰囲気は、運指によって暗い調子に聞こえたり明るい調子に聞こえたりしますから。そのへんを工夫すればいろんな雰囲気を末永く楽しめるでしょう。

世界楽器てみる屋では、以前からアーストーンフルート工房にダブルフルートを製作してもらっていました。が、最近はアナサジフルートや木管フルートの製作に転向してしまいました。今後はマヤ・アステカのクレイフルートを製作するナッシュに依頼しようと考えています。複雑な和音を奏でるのはマヤ・アステカのクレイフルート、ダブルフルートは手軽に一人合奏、というコンセプトで棲み分けしたらどうかなと考えています。

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2010年09月29日

マヤ・アステカのクレイフルート

マヤ・アステカで演奏されていたクレイフルート(陶器の笛)のレプリカです。

» マヤ・アステカのクレイフルートを吹いていました

マヤ・アステカの遺跡からこのような二つ以上の音の出る笛が多く出土していて、観光地のおみやげ屋でよく、音が出ない形だけの装飾品が売られています。これはナッシュという陶芸家がきちんとした楽器として製作したもので、演奏すると二つの音が気持ちよくハモります。彼はメキシコ合衆国オアハカ州の、プレスペイン文化を色濃く受けつぐ地方に育ちました。伝統的な陶芸や笛の製作は両親から学んだそうです。

今年の6月ごろお客さんから、CD『クロスロード』のジャケットで演奏者が吹いている陶器の笛が手に入らないかと、問い合わせをいただきました。つまりそれがマヤ・アステカのクレイフルートでして、ネットで見つけたナッシュにサンプルを製作してもらった次第です。(おそらくCDで使われた笛も彼の作品だと思います。)

予想以上にすばらしい出来だったので、今、自分で録音した試聴サンプルを聴きながら幸せに浸っています。値段もお手頃なので、てみる屋に卸してもらえるよう交渉してみます。

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これから楽器演奏をはじめる人へ

DCさん、投稿ありがとう。
もし楽器演奏を趣味にすることができたなら、それは幸せなことだと思います。

まず楽器演奏に必要な音楽センスは、今では誰でも持っているものだと考えてください。
「長年にわたって音痴が減ってきている」という話を何かで読みました。私たちは幼い頃からアニメソングやCMソング、歌謡曲など、意識しなくてもたくさんの音楽を毎日聴いて育ってきました。なので現代の日本ではふつうに暮らしているだけで、けっこうな音楽センスが養われてしまうというのです。まして音楽が大好きで四六時中聞いているような人や、楽器はダメでもカラオケは好きでしょっちゅう歌っているとか、口笛は上手だという人は、楽器演奏する下地は十分です。趣味で演奏する程度に必要な音楽センスは既に備わっているものと考えてください。

むしろ根気とか忍耐力とか、体育会系な資質を要求されます。
人間の脳組織が神経細胞のシナプスの増殖によって学習する以上、楽器演奏の習得には必ず一定以上の時間がかかります。どんなにがんばっても短時間では習得できません。逆に不真面目な態度でも、だらだら続けているだけで上手になるような側面があります。ムキにならず焦らず、でも投げださない。このゆっくりとした時間の流れに耐えられるかどうかが、いちばんのハードルだと思います。でも一生懸命でなくても上手になれる、というのは希望でしょう。後は忘れない、毎日少しずつ ”ついつい続けてしまう” 仕組みがあれば、楽器演奏ができるようになります。

楽譜が読めない、というのはむしろ好都合です。
好きな曲を繰りかえし耳で聞いて覚える練習をはじめてください。今はiPodなど携帯mp3プレイヤーがあります。一曲リピートにして一日中聞きっぱなしにするといいです。専用の練習機なるものも発売されていて、ゆっくりスピードで再生したり、自分の楽器の音の高さに合わせたり、聞き取りにくい一部分だけを集中的に繰りかえして聞いたりできます。

初心者が楽譜を頼ることを覚えると、楽譜どおりに演奏できたらそれで安心する癖がついてしまいます。「私は楽譜どおりに演奏しているのだから、私の演奏は完璧なはず」と錯覚するらしい。楽譜は曲の大すじを書き留めたメモであって、肝心なことは何も書かれていません。笛の場合、たった一つの音の中で音の高さと大きさと音色が刻々と変化します。それを完璧に書き留めたら楽譜は真っ黒になって読めなくなるでしょう。それでは使えないから楽譜には書かないし、楽譜に書けない演奏に肝心なことは先人たちのすばらしい演奏を耳で聞いて覚える約束です。

音楽教室では先生が「楽譜を参考にしても楽譜を頼らないこと」を教えます。でも自己流だとどうしても「楽譜どおりに演奏できればOK」みたいな感覚、楽譜にお墨付きをもらう癖、が身についてしまいます。いっそ、楽譜は見ないほうがいいです。

楽器の値段が気になるなら安い楽器を買えばいいです。
安い楽器からはじめて「自分、横笛いけるっ」と思ったら、そこで改めて本命を購入することになっても、それは嬉しい誤算というか、むしろ万歳な結果でしょう。そもそも、あなたの長い人生の中でたかだか数万円の笛を買うことができなかった…なんて事は考えられません。後で買おうと思えば買えるものですよ。

あるいは最初から分不相応に高価な楽器をどんと購入して、辞めるに辞められない状況に自分を追いこむのも有りです。このへんは人それぞれに向き不向きがありますから、自分の性格に合わせて戦術をとるべきです。

私は欲しい楽器の中で、自分の手が届くいちばん良いシリーズを購入します。私はもともと笛しか吹けません。それが楽器屋をはじめて、慣れない打楽器や弦楽器を練習するうち「人間はどんな楽器でもある程度までは演奏できるようになるものだ」と悟りました。

いい楽器はやっぱり違います。
「ひょっとして私天才っ!?」と勘違いさせるような音色を奏でるので、いい気になってついつい練習して…いつか本当に上手になってしまいます。

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音楽をはじめよう!と。

投稿者:DCさん

はじめまして、DCと申します。
私は一年程前から民族音楽に興味を持ち始め、色々な楽曲を探し回って、気に
入ったものを聴いていたのですが、つい最近になって、自分でこんな音を奏で
てみたい!と思うようになりました。
そして色々な楽器を調べた結果・・・てみる屋さんの笛にたどり着きました。

楽譜が読めないのは勿論、音楽知識など全く無い私ですが、フルートの音に惚
れ込んでしまいまして、「よし、これをはじめよう!」と思ったわけなのです
が・・・
はて、どの笛を選べばいいのだろう?と迷ってしまいました。
始めは、価格も安く手軽そうなエリックさんの横笛にしようと思っていたので
すが、アーストーンの木管フルートの試聴サンプルを聞いたとたんその音色の
虜になってしまい、さらに外観のかっこよさにも惹かれ・・・でもこれ高いし
難しそう。
と、この二つの笛で迷っています。

楽器は小中学校時代に習ったリコーダー以外はやったことがなく、尺八や篠笛
なども音すらだせないのですが、私はどちらの笛を選んだらよいのでしょうか

コストパフォーマンスをとるか、音色と外観をとるか・・・どちらが難しいか
もわからないので、どうかそのあたりのご教授をお願いします。
笛は、吹いている格好が良さそうな、横笛をやりたいな!と思っています(笑


ついでで申し訳ないのですが、アーストーンの木管フルートの試聴サンプルは
LowD,E,Fのどれを使われているのでしょうか・・・?
あと、できれば全種類の音を聞かせていただければ・・・なんてわがままでし
ょうか?(笑


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2010年09月27日

お客さんのハンドオルゴール演奏『遠い約束』

一年前にハンドオルゴールを買ってくれたお客さんからひょっこりメールが届きました。
自分でハンドオルゴールを演奏した動画をYouTubeに投函したとのこと。それがこれ。

ハンドオルゴールの名のとおり、大型のオルゴールが鳴っているような演奏です。ほんとうに美しい。単純に、聴いていて楽しいです。いやーすごい。

聞けば楽器演奏の経歴はギターをかじった程度で、のめりこんだ楽器はこのハンドオルゴールがはじめてのような話なのですが。謙遜でしょう、なんの素養もない人が一年でここまで上手になりますか?

私は一発で白旗です。もう、自分でハンドオルゴールを宣伝するのは諦めました。彼に頼んで、うちの店のウェブカタログに動画を載せる許可をいただきました。これ、いい宣伝になりますよ。

実は既に他に10曲ほど出来上がっています。随時アップしていくとのこと、彼のチャンネルから当分目がはなせません。

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2010年09月21日

ポケットサックス演奏 『ゼノギアス~憧憬』

ザフーン・ポケットサックス (Xaphoon Pocket Sax) はリコーダー感覚でサックス気分を楽しめる笛です。ポケットサックスでゲーム『ゼノギアス』のBGMから『憧憬』を演奏してみました。

先日バンブーサックスで『涙そうそう』を演奏しました。ポケットサックスと言ったりバンブーサックスと言ったり。どっちじゃっ、と思っているかもしれません。竹で手作りしているのがバンブーサックスで、プラスチック製がポケットサックスです。材質の違いと、形状も若干違うので音色が異なります。性能だけでいえばポケットサックスの方が演奏しやすい気がします。 この音は…ポケットサックスだから、というよりリードの癖です。馬力のある音が欲しくて硬いリードを使ってみましたのですが、どうでしょう。私は柔らかいリードの方が扱いやすいです。

なお、この曲の冒頭に低いBの音が出てきます。ポケットサックスの最低音はCですから、全部の指穴を押さえても出すことができません。これは床の上に体操座りして、ポケットサックスの下端の開口部を膝に押しつけて出しました。半分…でもない絶妙の加減で開口部を塞ぐと最低音のCから更に半音下がってBの音が出ます。なのでライブステージでは演奏できない曲です、あるいはステージで体操座りするか。

『ゼノギアス』は1998年にスクエアソフトが発売したRPGゲームです。深遠で緻密な世界観、しっかりした登場人物設定。プレイしがいのあるシナリオでカルトな人気を博しました。私にとっては、大学時代からの友人がシナリオ作成に参加したので、思い出深い作品です。音楽担当の光田康典さんは今でもファンが多いです。私もファンの一人です、彼の3拍子が好き。

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ポケットサックスの吹き方 補足7

ザフーン・ポケットサックス(Xaphoon Pocket Sax)は手軽にサックス気分を楽しめる新しい楽器です。ポケットサックスの吹き方、補足その7。下唇でリードを噛むと音がずり上がります。

» ポケットサックスを吹いてみました

ぜひマスターしたい技

ポケットサックスにぶっふうーと息を吹きこみながら下唇でぎゅーっとリードを噛むと、ぷぃぃぃぃーっと音がずり上がります。これは特に曲のサビの部分の、高らかに歌いあげる場面で映える技です。おもしろがってぷぃぷぃと連発していればわりとかんたんに覚えることができるはず。ぜひマスターしたい技です。

いちばんらくな力加減でくえわえるのが吉

一般的な話として、ポケットサックスのリードを噛んでいる下唇の力をゆるめると音が低くなります。逆にリードを強く噛むと音が高くなります。

リードを力いっぱい噛み続けているとすぐに疲れてしまいますが、まったくリードに力をかけないようにそおっと保持し続けるのも意外にくたびれるものです。かぷっとマウスピースをくわえて、そこからもうすこし強めに噛んだ程度。「これならいくらでも続けられる」という、いちばんらくちんな力加減で演奏すると無理がありません。ピッチも安定します。

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2010年09月17日

耳コピーのすすめ 聞々ハヤえもん1

”耳コピー”とは知らない曲をくりかえし耳で聞いて覚える方法です。楽器演奏のための耳コピー教室第2回、聞々ハヤえもんは耳コピーの心強い味方です。

『聞々ハヤえもん』というフリーソフト

『聞々ハヤえもん』は、タロさんが開発したWindowsパソコン用のフリーソフトです。
mp3、wmaなどの音楽ファイルやCDを聴くための音楽再生ソフトで、耳コピーに便利な機能を備えています。

速いフレーズでも聴きとれる
速さをゆっくりにして聴くことができます。神懸かりの超速フレーズもいらいらするほどスローに聞こえます。これなら確実に聞きとることができるでしょう。
曲といっしょに演奏、練習できる
音の高さを変えて聴くことができます。楽器と曲の音の高さが揃うように調整すれば、曲に合わせていっしょに演奏して練習できるので、とても効率よく覚えることができます。
難しい箇所を集中的にヒアリング
AポイントからBポイントまで、指定した範囲をくりかえし聴くことができます。どうにも聞きとれない難解なフレーズを集中的にヒアリングできます。速さをゆっくりにすれば、恐いものなしです。
他のmp3プレイヤーでも聴ける
こうして聞きとりやすくしておいて、そのままmp3ファイルとして保存できます。耳コピーの基本戦略は、とにかくたくさん聴くこと。保存したmp3ファイルをipodなどmp3プレイヤーにダウンロードして、四六時中聴いてください。

聞々ハヤえもんがあれば、諦めていたあの曲をマスターすることができそうですよ。

次回から、聞々ハヤえもんの使い方を説明します。

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2010年09月16日

バンブーサックス演奏 『涙そうそう』

ザッフーン・バンブーサックス (Xaphoon Bamboo Sax) はリコーダーの要領でサックス気分を楽しめる笛です。バンブーサックスで森山良子の『涙そうそう』を演奏してみました。

バンブーサックスについて

バンブーサックスは竹に指穴を開けてサックスリードを取りつけただけの簡単な構造ですが、驚くほど本格的な音色を奏でます。どうかするとまるでサックスのような音がするので”サックス”という名まえがついていますが、実体は笛です。後発のABS樹脂製ポケットサックスがドライで都会的な華やかな音色なのに対して、オリジナルの竹製バンブーサックスはウェットで田舎臭い華奢な音色です。”サックス”と名づけられた以上、ポケットサックスの方が完成度が高いと思っていましたが。

日本の演歌を演奏したらこれほどハマる楽器もない、というのがこのたび判明しました。こりゃおもしろい、てみる屋でも販売します。カラオケを趣味にしている人をターゲットに販売できないものかと考えています。

『涙そうそう』について

楽譜や運指を掲載すると著作権料支払い義務が発生するので、掲載できません。簡単な曲なので歌える人なら吹けるでしょう。音階は第二ポジション―ヘ長調―を使います。出だしは「ソーラドソーラド ドーレドレミー」後は自分で音を探してください。

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