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2009年06月20日

カイサドラムを分解しました

暖かくなるにつれてカイサドラムが錆びてきました。表面に塗った防錆ラッカーは空気の乾燥したドイツなら有効でも、日本の夏の湿気には耐えられないようです。そこのところをメーカーに要請して、6月から入荷するカイサは真っ黒に塗装したタイプになります。ですから今後は一安心なのですが。

この錆びてしまったカイサについてはなんとかしなければなりません。錆を落としてからペンキで真っ黒に塗ることにしました。作業の前段階としてカイサをバラバラに分解しました。

各パーツの説明

①演奏プレート
最も重要でデリケートで高価なパーツです。カイサを分解するときはこれを傷つけたり凹ましたりしないように注意。
②裏蓋
演奏プレートの次に重要で高価なパーツでしょう。演奏プレートと裏蓋を組み立てるとカイサの形になります。
③組み立てロープ
演奏プレートと裏蓋を結びつけるロープです。3カ所あります。結び目が固くてほどけなかったのでハサミで切り落としました。同じものが街で買えると判断したので。
④締めつけベルト
三本の組み立てロープを外側からぐるっと巻いて締めつけて止める太いゴムベルトです。 日本のツヅミ太鼓の真ん中をぎゅっと絞っていますが、あんな感じ。フックを外すとほどけます。
⑤縁飾り紐
カイサの周囲にぐるっと巻いてある紐です。役目がよく分かりません。溶接の汚いところを隠しているだけのような気がします。紐を取るとカイサの音がクリアでシャープになったような…気のせいかもしれません。
⑥エッジガード
演奏プレートのエッジ部分をぐるっと保護しているパーツです。硬い金属と思ったらふにゃふにゃのビニールでした。エッジは一応、角を落として指を切らないように加工してあるようなので、見栄えとしての意味合いが強いようです。

カイサドラムの分解手順

  1. 締めつけベルトを緩める。
    太い締めつけベルトの先には頑丈なフックが付いていて、組み立てロープに引っかかっています。これを外しますが、カイサの隙間から指を入れて引っぱるくらいでは動きません。丈夫な紐を持ってきてフックに通して、その紐を引っぱってフックを外します。
    フックを外すと演奏プレートと裏蓋はぶらぶらになります。
  2. 組み立てロープを切断する。
    演奏プレートと裏蓋を結びつけている三本の組み立てロープを切断します。切断しなくても結び目をほどけばいいのですが、結び目がガチガチでほどけません。見た感じ街で代わりを買えそうなので、ハサミでぷつんと切ってしまいました。
  3. 縁飾り紐をほどく。
    縁飾り紐の結び目がカイサの内側にあります。ゴム状の接着剤で仮止めしているので、それを剥がして結び目をほどきます。

さあもう後へは戻れません。カイサドラムの錆を落としてペンキを塗るしかない。
やるしかありません。

あ、しまったっこれでは月曜日の福岡ディジュリドゥ吹こう会に持っていけません…

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トイノーズフルートの音域は3オクターブ

以前、このブログで紹介しました鼻笛演奏者のshownosefluteさんから「トイノーズフルートで3オクターブ出せました」というメールをいただきました。
» トイノーズフルートで3オクターブに挑戦

うーんどうなんでしょう。3オクターブ出てる…んじゃないかな。2オクターブ半より上は確実に出てるでしょう。「トイノーズフルートは音域が狭くて使えない」という常識はこれで覆されました。トイノーズフルートで高い音を出せないのは、単にその人がヘタだという話です。
私は2オクターブ+3音が限界です。このへんがふつうだと思ってます。(2010/5/26)
3オクターブ目を鳴らすリゾネート奏法が発見されました。(2010/6/9)

ただ私としては、そういうのはもういいんじゃないかって思ってます。
たとえばインディアンフルートなんて1オクターブしか出ませんし、それどころかドレミもぜんぶ揃っていません。そんなのを考えると、2オクターブ以上も出せるなら御の字じゃあないですか。

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2009年06月19日

ハンドオルゴールについて

投稿者:埼玉の人さん

3月の末にてみる屋さんで陶器の鼻笛を買った者です。
モスリンさんにお会いして色々と教わる事ができたのですが
未だにヒョロヒョロな音しか出せません…ううぅ
試しにモスリンさんに僕の鼻笛を吹いてもらったら
僕が吹くのとでは別次元の音が出てました。
横隔膜の動きが違うらしいのですが…

鼻笛は上達してませんが、ハンドオルゴールを購入したいと思ってます
しかし爪が強くなく、あまり伸ばせないので心配です。
てみる屋さんではフィンガーピックのような物は扱っていませんか?


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2009年06月16日

お客さんのトイノーズフルート演奏

トイノーズフルートを買ってくれたお客さんがYouTubeに演奏をアップしました。30秒ほどのショートバージョン。

珍しい民族楽器を背景に曲は『ラ・クカラーチャ』で…ソンブレロにハッピ?形から入るとよく言いますが、いったいどこに入るつもりなのでしょうか。

「音色は乾いた感じで軽妙ないい音だと思いました。」とのコメントをいただきましたが。確かにこんな陽気な曲には、陶器の鼻笛のしっとりした音色よりもトイノーズフルートの突きぬけた音色がにあうと思います。

彼は以前から木の鼻笛の演奏をYouTubeにアップしています。
興味ある方はYouTubeをご覧ください。

NAME: shownoseflute
URL: http://www.youtube.com/user/shownoseflute

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2009年06月13日

6月の福岡ディジュリドゥ吹こう会

こんばんは、米倉です。
6月はディジュリドゥ吹こう会の発足した月。
今月で7周年となります。
これからもよろしくお願いします!

6月の福岡ディジュリドゥ吹こう会
日時 6/22(月)18:00~21:00
場所 福岡市南市民センター音楽室(南区塩原2丁目8-2)
参加費 施設使用料1,700円を参加人数で割ります。

ぜひ遊びに来てください!

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石の上でスナップショット

インディアンフルートを買ってくれたお客さんからメールをいただきました。
5月のおわりに友だちと二人で山に行き、いっしょにインディアンフルートを吹いたそうですよ。「緑や風を感じながら…」と、それはそれは気持ちよかったでしょう。


山の上に石が輪になって並んでいるところがあってストーンサークル?そこで写真を撮ったそうです。徳島にある山らしいのですが、どこなんでしょう。


ふと、北米デスバレーの動く石のことを思い出しました。なんだかこいつら、夜になると動き回りそうに見えません?

小学校の頃、校庭の石拾いをさせられましたが、拾っても拾ってもきりがない。
これは一説によると土の中で小石が生えてくるのだとか。「ばかばかしい。暖炉の上に石を置いて観察してみろ、増えるものか。」と説教する牧師に、農夫は不服そうに「イモだって暖炉の上に置いていては増えませんぜ。」と答えたとか。

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カイサドラムを錆から守る 1

お客さんから「カイサドラムが錆びてきた(泣)」とのメールが届きました。メールには赤錆でまだらになったカイサドラムの写真が添付されていました。
いったいどんな使い方をすればこんなに真っ赤になるんだろうと、私のカイサをバッグから取りだしてみると…錆びてますよっ?

私は忙しくてほとんどカイサで遊んでいません、ずっとバッグに入れたままだったのに。バッグに入れてるのに錆びるなんてっ。

メーカーに状況を説明し、どのような防錆対策をしているのか確認しましたところ、カイサドラムの表面にラッカーを三度塗りしているとのこと。ふーむ。

試しにテスターでカイサの表面を測ってみたところ、電気抵抗は無限大、絶縁物質で覆われています。たしかにラッカーで保護しているのでしょうね。でも拡大写真を見ると錆に食われてラッカーが剥げてるっぽいです、弱っ。

「私たちはこれでワークショップをしているがいまだにピカピカだ。」
・湿気の多い場所に置くな
・潮風に当てるな

とメーカーから逆に注意されましたが。
しかし近年の温暖化により日本の気候はすで亜熱帯、そんなこと言うまでもなく夏の湿気は尋常ではありません。また日本は島国で、主要都市のほとんどは湾岸に位置しています。潮風による塩害は状況によっては10km離れた内地に及ぶらしいですよ。

「アジアにカイサを売りこむつもりならしっかりした防錆対策を講じてほしい。」とメーカーに要請しましたら、もっとストロングなラッカーを塗装することができるとの回答でした。「その代わり真っ黒になるけど、いい?」と念押しされたところで選択肢がない、今月から入荷するカイサはブラックカイサになります。

まあ今後はこれで様子見として、差しせまった問題はこの錆びたカイサドラムをどうするかです。きっと他のお客さんのカイサも錆びています。

錆落とし

調べてみると、リン酸系の錆落としが地金をあまり痛めずに錆を落とすとのこと。どの商品がいちばいいいいか分かりませんが、とりあえず「錆取りネバル君」を注文しました。これが手元に届き次第、カイサドラムのメンテナンスを開始します。
» 「錆取りネバル君」

塗装

カイサの錆を落としたあと、塗装で表面保護しなければなりません。でも私は塗装なんてしたことありません。試しにペンキを買って空き缶を相手に刷毛塗りしてみましたところ、無惨な結果になりました。ムリムリ、カイサでなくてよかった。スプレーならもっと簡単でしょうか。100円ショップで中華鍋とスプレーを買ってきて練習するつもりです。

最適な塗装材料は…まだ分かりません。
ラッカーは皮膜が薄いが弱いとのこと。ウレタンは強いが厚ぼったくなるそうで、これがカイサの音色に影響を与えるか否かは不明。中華鍋を相手にいろいろ試すしかないでしょう。最悪ペンキでもいいと考えています、一足早くブラックカイサになります。

犠牲防食

鉄とアルミを接触させるとアルミが鉄の分まで錆びるため、鉄が錆びないそうです。これを「犠牲防食」と言うそうです。犠牲防食の効果は鉄とアルミが空気に触れる面積の比できまるため、だから裸のカイサドラムを防食するにはものすごい表面積のアルミが必要になります。

でもそれなら、カイサに塗装したうえで犠牲防食すれば、塗装が剥げた小さな傷くらいは守れそうじゃないですか。
これは今、実験中です。効果があればいいと祈っています。

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2009年06月10日

The church of rock salt

» プリントアウト用楽譜(pdfファイル)
» 岩塩の教会をモハーヴェの笛で吹いてみました

モハーヴェの笛について

モハーヴェの笛は、北米カリフォルニア半島北方を流れるモハーヴェ川のインディアンたちが1800年代半ばまで吹いていた笛です。木管に4つの指穴を開けただけの簡単な構造で、尺八やケーナのように管の縁を吹いて鳴らします。音階は「ラシドレミ」、黄昏のような暗い雰囲気の音です。
コヨーテオールドマンが復元しました。

”岩塩の教会”について

モハーヴェの笛のために用意した曲です。タイトルは適当。原曲はペルーの山村の小さな教会で歌われていた賛美歌です。原曲…というよりもほとんどそのままで、メロディーのモハーヴェの笛に合わない箇所をちょこっといじっただけ。

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2009年06月07日

ひとりでに鳴るモノ その9

曲がった金属が元に戻ろうとする力を利用する~ゼンマイ~を使った自動演奏楽器といえば、オルゴールです。

オルゴール

表面にたくさんのトゲ=ピンを植えつけたシリンダーをゼンマイ仕掛けでゆっくり回転させると、それにつれてピンがシリンダーに隣接する金属製の櫛歯を引っかけ、はじき、メロディーを奏でます。自動ピアノや蓄音機の普及により衰退しましたが、哀愁をおびたロマンチックな音色に癒される人も多く、今でも根強い人気を持っています。

大型のオルゴールはチャイムを叩いたり笛を鳴らしたり、ちょっとしたオーケストラです。このような骨董品は日本各地の博物館や美術館で見ることができます。
»こんな音

»那須オルゴール美術館
»天童オルゴール博物館

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2009年06月02日

びっくりしました^^

投稿者:ネクストの元常連さん

お久しぶりです。
ももち浜ストアで拝見しました。
あ、簾さんやん!と叫んでしまいました。
もう20年ほど前になりますかね?ネクストでちょくちょくお会いしていました

ぜんぜん変らないですね、簾さん。
サイト、時々遊びに来ますね!

突然、失礼しました!


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