横笛で吹く千の風になって
ご存じ「千の風になって」です。作者不詳の詩『Do not stand at my grave and weep』を新井満が日本語に訳詩、作曲した歌です。2006年にNHK紅白歌合戦に出場した秋川雅史が歌ったことで一般的に知られるようになりました。
» 千の風になってを試聴する
「千の風になって」の楽譜は配布フリー?らしいのですが決定的な証拠を探しだせず、配布を断念しました。以下のサイトに歌詞とメロディー譜がアップされていますので、ご覧ください。
» うたごえサークル「おけら」(注:表示するといきなりMIDI演奏がはじまります)
千の風になってを竹笛で吹いてみた
上の試聴用の音源は『Gキーの横笛』で吹いています。
「千の風になって」を横笛で演奏する場合は、2オクターブ目のかなり高い音まで使うことになります。オクターブ下の音から上の音へぽんとあがる箇所もあるので、きれいに高音を出せるように練習しておく必要があります。
私は…2オクターブ目がどうにも苦手なので、今回のデモ演奏を作成するにあたり、さんざんリテイクしてそれでもダメで、使える部分をつぎはぎしてなんとか形にしました。(デスクトップミュージックばんざいです。)
ファの運指に注意。笛によってはこの運指ではファ#のような音になることもあります。その場合は指穴をもう一つふさぎます。だめなら、さらにもう一つふさぎます。要はどうにかこうにかしてファの音を出します、ということです。
「千の風になって」は人間の声にあてて作曲した独特の癖があります。「泣かないでください」「眠ってなんかいません」の箇所のように同じ音がだだだと続くところがあります。人の声なら歌詞があるのできれいに聞こえますが、たとえばピアノなんかで考えなしに同じ鍵をだだだだと連打するとなんともみっともなく聞こえます。
笛の場合は人の声に近いせいか同じ音を続けてもあまり違和感ないのですが、念のため、同じ音のつなぎ目を一カ所、装飾音におきかえて演奏してみました。(が、要らぬ工夫だった気もします。)
ご自分でmidiを演奏される方へ
今回の音源のソースでよろしければ使ってください。
未加工のソースなので当然、そのままでは聞けたものではありませんよ。なお私の横笛は音が少し低いので、midiの音も全体的に少し高さを下げて使いました。
» 千の風になってのMIDI(未加工ソース)
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