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2008年12月29日

木の鼻笛もいいと思います

「高音が出ない使い物にならない」と、プロから絶不評の木の鼻笛です。
それが専門家の評価なんだからと、私もウェブカタログでそのように説明していましたが。

仕入れた100個以上の鼻笛を一つずつぜんぶ調べたところ、平均的な音域は2オクターブありました。

半分以上は2オクターブ+数音出ますし、上位1/3は2オクターブ+半オクターブまで出ます。ふつうのオカリナの音域が1オクターブ半ですから、これだけ出れば十分なのではという気がします。

「音質が悪い、かすれる」という評価も善し悪しで、
哀愁のある曲を吹くとかえって印象よく聞こえたりします。私は木の鼻笛の音好きですよ。
安物には安物のよさがある、それでいい。 と、私は言い切ります。
» 木の鼻笛でグリーンスリーヴスを吹いてみた

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» 鼻笛の販売は世界楽器てみる屋 ―鼻息が奏でる甘美な音色―

2008年12月28日

珍しさの物差し

世界楽器てみる屋は珍しい楽器を販売するのがモットーです。でも何がどれだけ珍しいか判定するのはなかなかむつかしい。

フェレットプラスというウェブサイトがあります。
ウェブショップを経営している人にはわりと知られているキーワードサーチの一つでして、たとえば "インディアンフルート" と検索ワードを入力すると、ここ一ヶ月の間に何回 "インディアンフルート" が検索されたか表示★してくれます。

ためしてみると "インディアンフルート" は216回、 "尺八" は35,961回、尺八はインディアンフルートの 35961÷216= 約166倍有名だという計算になりますか。でも日本人で尺八を知らない人はいないでしょうし、逆にインディアンフルートを知っている人は微々たるものでしょうから、インディアンフルートが尺八の1/166も知られているなんて数字が大きすぎると思います。実際には計算結果に対数か何かを掛けて差をオーバーに表現しなければならないのでしょうが。
まあ大凡の目安として使えます。

» フェレットプラス
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2008年12月26日

ドイツ製の鼻笛

てみる屋のお客さんが所有しているプラスチックの鼻笛です。
プラスチックの鼻笛についてはメイドインUSAなら知っていましたが、ドイツ製は初めて見ました。

あまりよい品といえず2オクターブ目の音がまともに出ないとか。見れば確かに吹口のつくりがずさんで、これではいい音が出ないかもしれません。品質にばらつきがありそうなので一つだけで評価を決めることはできないでしょうが…

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2008年12月24日

木の鼻笛のメンテナンス

木の鼻笛の商品在庫を確認したところ、一つに大きくヒビが入ってました。★
一つだけだったので、あるいは最初からそれだけ割れていたのもしれませんが。冬なので乾燥しすぎたのかもしれません。

木の鼻笛のヒビ割れを防止するには胡桃油を塗ればいいでしょう。胡桃油は木製家具や食器の仕上げに使う自然塗料です。木の繊維に染みこみながら徐々に硬化して、表面の汚れをはじき保湿してヒビ割れを防ぎます。

試しに自分の鼻笛に胡桃油を塗ってみました。数十個の中から見つけたいちばん鳴るやつです。
ずっと大切に遊びたい。

1リットル買いこんだ胡桃油が余って余ってしょうがないという実情もあります。

鼻笛にベタベタしたたるほど胡桃油を塗ったのに、30分のうちにきれいに吸いこんでしまいました。そうとう乾燥しているのはほんとのようです。表面はさらさらになっていましたが念のためキッチンペーパーでしっかり磨きました。
胡桃油は表面にほとんど皮膜をつくらないので、ニスやウレタンを塗ったようにツヤピカにはなりません。写真のようにウェットな仕上がりになります。

胡桃油を塗るのは木の鼻笛の表面だけです。中に流し込んではいけません!
胡桃油を塗ると汚れや水を弾くようになります。ということは中に流し込むと水を吸わなくなるので、演奏しているうちに息に含まれる水分が結露し目詰まりして音が出なくなります。間違ってやってしまった場合は…とにかく木の鼻笛が人肌以上の温度なら息の水分が結露しませんから、演奏前に懐に入れて暖めておくとか?(2010/4/13)

★ 割れた鼻笛は接着剤で修理して、楽器を買ってくれたお客さんにプレゼントしました。
メリークリスマス。

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2008年12月22日

横笛

投稿者:早ちゃんさん

9月11日の私のブログ「早ちゃんの近況」にコメントを投稿戴き有難う御座
いました。
ご指摘のようにあの笛は少し変わっています?
阿波踊り用の篠笛ですが、吹きやすく改良された「みさと笛」と徳島では呼ば
れています、穴の位地、大きさも改良されています、私の笛はB♭に調律され
ています。
なかなか上達出来ず悩んでいます(笑)


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2008年12月21日

ノーズfyルート(鼻笛)

投稿者:はっちゃんさん

こんにちわ!

先日、すだれさんから送っていただいた、「ノーズフルート」やっと少しだけ
吹けるるようになりました。我流で?手探りでの練習ですのでうまくいきません
が、草笛の練習の合間にときどき緒戦しています。
息が苦しくて?初めて草笛に挑戦したときと良く似ています。
まだまだ、息が漏れて恥ずかしいような音色ですが、So-net「草笛の音色
」ページへアップしてみました。


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コヨーテ・オールドマンがうんと言った

コヨーテ・オールドマンは博物館に納められていた古代アナサジフルートを復刻した本人です。彼の製作するアナサジフルートは最近は少しずつ改良が進んで美しく吹きやすくなったものの、今なおオリジナルの雰囲気を色濃く残していて人気があります。

コヨーテ・オールドマンはフルート製作の他にコンサートで全米を回っている多忙な身の上のため、卸売りをしていません。だから彼のフルートがほしければ彼から直接購入するしかありませんでした。てみる屋のお客さんでどうしても欲しいとい人には、そのときは薄利で代行輸入していました。

これで何本目の代行輸入だったでしょうか、さっき注文メールの返信が届きました。「ずっと興味を持ってくれてサポートしてくれてありがとう…」からはじまる文面には、彼のフルートをてみる屋に卸してくれる旨が記されていました。
やった一年かかった。ついにうんと言ってもらえましたよ。

人気の高い青の象嵌アナサジフルート、無地のアナサジフルート、無地のホピフルートを注文しました。それに今回のことを記念して特別な模様のホピフルートを製作してくれるそうです。

今、てみる屋で販売しているのがウェイキングスピリット・フルート工房のフルートで、アーストーン・フルート工房のフルートも発注済みです。これで来年春には主要な三つの工房のアナサジフルートとホピフルートをすべて店頭に並べることができます。きっと壮観。

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2008年12月19日

12音階カリンバを入荷しました

世界楽器てみる屋では”ハンドオルゴール”と称して西洋音階のカリンバを販売しています。山梨県の夢弦工房で製作していて、安価で品質よく外観も音色も美しい。

先日、お客さんからクロマチックカリンバを入手できないかとの打診がありました。

てみる屋で販売しているカリンバの上位機種で、2オクターブ+半音キーが10本という構成です。全音半音すべてのキーがそろっているので、理屈の上では移調・転調自由自在、どんな曲でも弾けることになりますが。
これ人間が演奏できるんですか?

(こんなもの欲しがる人いるんだ)と工房に在庫状況を問いあわせました。
私はきっと受注生産だと思っていたのですが、すぐに納品しますとの返事。このところ注文が相次いでいたので余分に製作していたんだそうです。
………。
ほんとうに欲しがる人いるんだ。

一台だけ仕入れると郵送代がもったいないので、数台仕入れて正式に販売することにしました。こうして楽器の種類が増えていきます。
そして私の手に負えない楽器も増えていく。不名誉な事態です。
» 12音階カリンバの販売はこちら

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2008年12月18日

最近の状況など

こんなタイトルでこんな記事を書くとなんだかふつうのブログみたいですねー。

インディアンフルートのワークショップ

徳島でスピリチュアルカウンセラーをしているマイミクのナオナオさんが、来福のついで我が家へいらっしゃいました。マンツーマンでインディアンフルートのワークショップをしました。

…勉強になります。初心者がどこで苦労するかというのは目の前で実際に見てみないと想像つきません。抑揚をつけてフルートを吹く―吹きながら音を大きくしたり小さくしたりする―のが意外に難しいのだということが分かりました。しばらくナオナオさんと二人でホーホーとフクロウのマネをしてました。ワークショップってこんなノリでいいんでしょうか。

ナオナオさんが携帯で私の姿を撮影してくれました、著者近影です。近接撮影ではなく最近の面影という意味だって知ってましたか。雑然とした仕事部屋のようすがよく分かる、いやむしろなんだかよく分かりません。吹いているのはバンブーアルケミーの横笛です。

バンブーアルケミーの横笛がリバイバル

私の中でバンブーアルケミーの横笛lowDがリバイバルしています。

これを買ってくれたお客さんがベタ褒めしました。「木管のトラベソルノ(西洋の古い6穴横笛)と遜色ない音色です」「次のコンサートで吹いてみます」。

たしかによい笛ではありますがそこまでっ、と久しぶりに吹いてみたら、これが今までにない美しい音で鳴るではありませんか?(これはいい笛いい笛)と信じて吹けば音色まで変わるとでもいうのでしょうか。胡桃油でせっせとお手入れして大切に扱っています…飽きて放りだすまで。

ウェイキングスピリッツ・フルートのアナサジフルート

売り物のアナサジフルートに手をつけてしまいました。

最近これを買ったお客さんが思ったように吹けないと何度も何度も電話してきて、もともと簡単に鳴らない非常に難しい笛なのですが、あんまり鳴らないと言われると心配になります。で売り物のアナサジフルートを一本、自分用にしました。真っ白なトリネコバカエデの木地にウレタンでツヤツヤに塗装した美しい外観です。やった、これずっと吹いてみたかったんですよー。

ウェイキングスピリッツ・フルートのアナサジフルートは吹口が独自に工夫した形状になっているので、コヨーテ・オールドマンのアナサジフルートと同じ唇の形では鳴ってくれません。でも慣れてしまえばなかなかいい感じに吹けるじゃありませんか…コヨーテ・オールドマン作のフルートよりもスコット・オーガスト作のフルートの音に近い気がします。
» アナサジフルートをちょこっと吹いてみました。

小学校からケーナを吹いている私が一年かかって、今でもちょっと遠ざかっていると音の出し方を忘れるような笛です。
まあ、すぐには鳴らないです。

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2008年12月17日

ウドゥドラム

ウドゥドラム(udu drum)は陶器製の太鼓で、ナイジェリアのイボ族の民族楽器です。壺そっくりなのはそれもそのはずで、もともと本物の壺を叩いて興じていたのがそのまま楽器になったのでした。ウドゥには胴の横に穴が開いていて、これがふつうの壺ではなくて楽器であることを示唆しています。
» ウドゥドラムを叩いてみた

ウドゥは素手で叩きます。胴を叩くとカンカンと甲高い、いかにも陶器らしい音がします。それから胴の横穴を叩くとボインボインという、なんともとらえどころのない低音がします。

ウドゥは近年になって、欧米の有名なメーカーが生産するようになりました。それにつれて伝統的な壺形の他にも、マッシュルームのような形をしたものや普通の太鼓のように皮を張ったものなど、いろいろなタイプが出回るようになり、それぞれに個性的な音色を競っています。

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