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2009年12月06日

出版しました

投稿者:神楽童子さん

日々お世話様です。いつもHP拝見しております。今回念願叶って自費出版の運
びとなりました。10月中旬より各書店にて販売してます。若き日の神楽師の物
語でタイトルは「お神楽初恋巡演記」です。いち早く岩手県立美術館&図書館
&博物館のライブラリー・書庫で配架になりました。また情報誌悠悠そしてFM
岩手「岩手の本棚」でも紹介されました。近々には岩手日報&盛岡タイムスに
掲載される予定です。詳しくはblogとりら10・18記載(http://torira.exblog
..jp/)神楽民族芸術見聞10・27記載(http://okuderazeki.at.webry.info/)参照
願います。神楽を愛する多くの皆様に読んで欲しいと思ってます。是非お手に
取り昭和の懐かしき情景が蘇えれば幸いです。


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2009年12月02日

フヤラの吹き方:ディジュリドゥとして使う

フヤラは全長1.7mの巨大オーバートーンフルートです。
ライブステージで強烈なインパクトを放つ見栄えする外観と咆吼のような音色。
フヤラの吹き方教室第8回。アタッチメントでディジュリドゥとして使えます。

”フヤリドゥ”という新製品のフヤラは、アタッチメントを取り替えてディジュリドゥとして使えます。

  1. フヤラから頭部管を取り外します。
  2. 3つの指穴をコルク栓でふさぎます。
  3. 胴体管にディジュリドゥ吹口を取り付けます。
  4. 指穴管にディジュリドゥのラッパを取り付けます。

出来上がったディジュリドゥはC管なので、かなり長くて低い音です。
バックプレッシャーが弱いので、初心者が鳴らすのは少しむつかしいでしょう。

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フヤラの吹き方:日常のトラブルシューティング

フヤラは全長1.7mの巨大オーバートーンフルートです。
ライブステージで強烈なインパクトを放つ見栄えする外観と咆吼のような音色。
フヤラの吹き方教室第7回。日常のトラブルシューティングを説明しておきます。

ジョイントが抜けなくなった

ジョイントが抜けなくなったら、ジョイント部分を両手で挟むようにパンパンと叩きます。そして力任せにひねります。運がよければこれでジョイントが抜けます。運が悪ければ…コルクが裂けます。コルクが裂けたらメーカーに修理に出すしかありません。

マウスピースが抜けなくなった

抜けなくなったマウスピースは、一晩ほど放置すると乾燥して縮んで抜けるようになるでしょう。

しゅーしゅー空気が漏れている感じで音が鳴りにくい

  • マウスピースがゆるい
     → マウスピースを手加減しながらすこしだけ押しこんでください。
  • 水抜栓が抜けている、ゆるい
     → 水抜栓をしっかり押しこんでください。
  • 歌口空気止栓が取れて無くなってる
     → 代わりに何か詰めてください。同じ革素材が理想的、粘土はダメです。
  • エアパイプにヒビが入った
     → メーカーに修理に出すか、自分で修理するしかありません。

メーカー(スロバキア)へのフヤラの修理依頼について

てみる屋で購入されたフヤラについては、てみる屋からメーカーへ修理を依頼します。てみる屋は手数料を頂きませんが、送料やメーカーの修理費用などはお客さんがご負担ください。

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フヤラの吹き方:ドレミを吹いてみる

フヤラは全長1.7mの巨大オーバートーンフルートです。
ライブステージで強烈なインパクトを放つ見栄えする外観と咆吼のような音色。
フヤラの吹き方教室第6回。フヤラでドレミを吹いてみましょう。

フヤラの指穴をぜんぶとじて、息の強弱だけで音階を表現する奏法―倍音奏法―を前回に説明しました。残念ながら倍音にはドレミファソラシドのすべての音がそろっているわけではありません。逆に言えば、ドレミファソラシドの中で欠けている音を指穴を使って出してやれば、フヤラでドレミファソラシドを演奏することができます。

フヤラの2オクターブ分の運指表は次のようになります。
音が高くなるにつれてだんだん強く吹くようにしてください。強く吹くと同時に舌先で「ターンターン、ツツツツッ」と勢いをつけてやると高音が出やすくなります。

3オクターブ目は幸運なことに、倍音だけでドレミファソラシドを表現することができます。だから指穴をぜんぶとじたまま、息を強く吹きこむことによって表現します。っても多分無理、気が遠くなるほど力んで吹いても出ないでしょう。フヤラで独特の効果音「キキキキ…」というのをやりますけど、こんな感じで使うのが精一杯です。

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フヤラの吹き方:倍音を吹いてみる

フヤラは全長1.7mの巨大オーバートーンフルートです。
ライブステージで強烈なインパクトを放つ見栄えする外観と咆吼のような音色。
フヤラの吹き方教室第5回。フヤラは倍音奏法が基本です。

基本は倍音奏法

フヤラはオーバートーンフルートの一種ですから、倍音奏法が基本です。
指穴はぜんぶふさぎます。指穴はあけません。

そのままそっと吹いてください。か細い低い音がします。だんだん強く吹いてみてください。音がだんだん大きくなって、同時に高い音に変化していきます。
※ 高い音を出すには「ターンターン、ツツツー」と、舌先で勢いを付けて強く吹くと、高い音を出やすいです。

倍音の出てくる順

強く吹いたときに出る音―倍音―の出てくる順は物理法則によって決まっています。
倍音は低い音から高い音へ、次のように並んでいます。

ド   ド ソ    ド ミ ソ シb   ド レ ミ ファ ソ ラ シ シb ド…

倍音は高くなるほど音の間隔が密になります。
理論上はどこまでも高い倍音が考えられますが、人間が息の強弱でコントロールできるのはせいぜい3オクターブあたりまでです。

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フヤラの吹き方:持ち方・構え方

フヤラは全長1.7mの巨大オーバートーンフルートです。
ライブステージで強烈なインパクトを放つ見栄えする外観と咆吼のような音色。
フヤラの吹き方教室第4回。フヤラの持ち方、構え方を説明します。

持ち方・構え方

言葉で説明するよりも、写真を見てもらった方がわかりやすいかもしれません。

  1. 立ちます。
  2. フヤラのいちばん上の指穴付近を、左手でわしづかみにします。
  3. そのままフヤラを持ち上げて、唇でマウスピースをくわえます。
  4. いちばん上の指穴を、左手の中指か薬指でふさぎます。
  5. まん中の指穴あたりに右手を添えて、フヤラを右の腿に押しつけて固定します。
  6. まん中の指穴を右手の親指で押さえます。★
  7. いちばん下の指穴を右手の薬指で押さえます。

★ まん中の指穴を右手の親指で押さえられないときは、親指の付け根のぷっくりした部分でべたっと押さえます。(私はこうしないと演奏できません。)

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フヤラの吹き方:組み立てと分解

フヤラは全長1.7mの巨大オーバートーンフルートです。
ライブステージで強烈なインパクトを放つ見栄えする外観と咆吼のような音色。
フヤラの吹き方教室第3回。フヤラの組み立て方と分解の仕方を説明します。

組み立て方

ジョイント部のコルクにコルクグリースを塗ります。
はじめてフヤラを組み立てるときは、ジョイント部のコルクにコルクグリースを塗ります。グリースを塗らずに組み立てると、コルクが裂けたり、分解できなくなります。コルクグリースはリコーダーなど木管楽器用のふつうのコルクグリースです。楽器屋で売っています。


指穴管の上に胴体管をつなぎます。
指穴管と胴体管を、回転させながらねじ込んでいきます。まっすぐぎゅーっと押しこむとコルクが痛みます。必ず回転させながらねじ込んでください。

同じ要領で胴体管と頭部管をねじ込んでいきます。
このとき絶対にエアパイプを掴んで作業しないこと!バキッと壊してしまいます。

エアパイプのマウスピース穴にマウスピースを軽く差しこみます。
軽くです!マウスピースは、吹いているうちに水分を吸ってかなり膨張します。ぎゅうぎゅうに差しこむとそのうち抜けなくなります。そういう意味で、演奏中もときどきマウスピースを抜いて、差し直すとよいです。

水抜穴に水抜栓を詰めます。
もし水抜穴が開いたままなら栓を詰めます。これも空気が漏れないようにきゅっと押しこんでおくだけでOKです。どうせ吹き終わったらまた外します。


分解の仕方

フヤラを吹き終わったら分解しておくのがよいです。
基本的に組み立て順の逆に作業すればいいです。

必ず水抜栓を抜いてください。エアパイプの中にたまった水が抜けるようにします。冬場だと垂れるほど水がたまっています。水抜栓はなくさないように保管してください。なくさないように、指穴のどれかに差しておいてもいいかもです。


エアパイプからマウスピースを引き抜いてください。
引き抜いたマウスピースはなくさないように頭部管の革紐に挟んでおくとよいです。★

★ 頭部管の革ひもに差したマウスピースが抜けなくなったら、革紐の上からぎゅっぎゅっと少しずつ押し出して取ります。

 

頭部管、胴体管、指穴管を分解するときは、ねじりながら抜いてください。まっすぐ引き抜くとコルクが痛みます。頭部管のエアパイプを掴んで作業しないこと。壊しますよ。

!!! 重要 !!!

頭部管は、エアパイプから水が抜けるようにまっすぐ立てかけて保管してください。エアパイプに水がたまったままにすると、エアパイプに亀裂が入ります。

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フヤラの吹き方:各部名称

フヤラは全長1.7mの巨大オーバートーンフルートです。
ライブステージで強烈なインパクトを放つ見栄えする外観と咆吼のような音色。
フヤラの吹き方教室第2回。フヤラの各部の名称を説明します。

フヤラの各部名称

フヤラの各部名称について、暫定的に次のように呼ぶことにします。

  • 頭部管
  • 胴体管
  • 指穴管
  • エアパイプ
  • マウスピース穴・マウスピース
  • 水抜穴、水抜栓
  • ジョイント部
  • 歌口
  • 歌口空気止栓

頭部管
フヤラの本体は3つの部品に分解できます。そのいちばん頭の管。歌口があってエアパイプが取り付けられています。

胴体管
フヤラ本体の3部品のうち、まん中の管。ただの円筒です。

指穴管
フヤラ本体の3部品のうち、いちばん下の管。3つの指穴が開いています。

エアパイプ
フヤラの頭部管に息を送りこむためのパイプです。

マウスピース穴・マウスピース
エアパイプのマウスピース穴にマウスピースを差しこみます。マウスピースを唇でくわえて息を吹きこみます。

水抜穴・水抜栓
フヤラを演奏すると、息に含まれる水分が結露してエアパイプの中が水浸しになります。その水を抜くための穴です。演奏中は息が漏れないように栓をしておきます。

ジョイント部
フヤラ本体の3部品を接続する部分です。


歌口
頭部管にある、息を削いで音を出す仕組みです。小学校のリコーダーもこんなふうになっていましたね。

歌口空気止栓
革で出来た栓です。ここから歌口のところまでまっすぐ細い空気の通り道が貫通しています。この空気の通り道が詰まったときにヘラをつっこんで掃除するために、穴を開けているとか。栓は付けたままにしておいてください。万が一取れて無くしたら、代わりに何か詰めてください。同じ革なら申し分なし。粘土みたいなものは、詰めると後で取れなくなるのでダメです。

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フヤラの吹き方:概説

フヤラは全長1.7mの巨大オーバートーンフルートです。
ライブステージで強烈なインパクトを放つ見栄えする外観と咆吼のような音色。
フヤラの吹き方教室第1回。まずはさらっと概要など。

フヤラについて

フヤラはスロバキアの羊飼いたちが演奏する世界最大のオーバートーンフルート★です。

フヤラの全長は1.7m。長すぎるので抱えると1/3ほどは演奏者の頭の上に突き出てしまいます。

フヤラの指穴はたった3つしかありません。2オクターブの音域を、3つの指穴と息の強弱だけで表現します。もっと高い音になると指穴は役に立ちません。すべて息の強弱で吹き分けます。強く吹くほど高い音が出ます。この息の強弱によるメロディー演奏が、オーバートーンフルート★族の笛のいちばんの特徴です。

フヤラの音色は一度聞いたら忘れられない独特な音色です。大型客船の汽笛のような野太い低音。そしてマイクがハウっているような鋭い高音。

» フヤラをちょっと吹いてみました

一部の先進的なアーティストだけに知られていたフヤラは、近年になって、その見栄えする外観と印象的な音色でもってワールド系のミュージシャンたちに広く注目されるようになりました。


基本的な注意

フヤラは木管楽器ですから、木管楽器全般の注意事項が当てはまります。

乾燥したフヤラは少しずつ吹いて慣らしていってください。
いきなり長時間演奏すると、息の水分を吸って膨張して割れます。買ったばかりのフヤラはずっと倉庫にあって乾燥しているので、最初の一ヶ月は一日一時間だけ演奏してください。それ以降は好きなだけ吹いていいです。半年も放置したようなフヤラも同じです、毎日少しずつ吹いて慣らしていってください。とうぜん水洗いは厳禁です。

フヤラは人間が快適に過ごせるような部屋に置いてください。
カビが生えるような湿気たところに置かないでください。のどが痛くなるような寒い乾燥した場所に置かないでください。炎天下に駐車している自動車の中に置かないでください。ヒーターやストーブの熱に晒さないでください。急激な温度変化に晒さないでください。持ち運ぶときはバッグに入れておくのが吉です。

ちょくちょく吹いてあげてください。
一般的に木管楽器は度々吹いてあげないと痛みます。半年放置した挙げ句にいきなり長時間吹いたりすると、割れます。

吹き終わったら分解してください。
組み立てたままでも一ヶ月程度なら大丈夫ですが。そのまま忘れて半年も放置したりすると、ジョイント部分が分解できなくなったりマウスピースが抜けなくなったりします。組み立てたままにしておくときは念のため、一週間に一度くらいはジョイント部分をひねって動くことを確認してください。

ジョイント部分は紳士的に扱ってください。
ジョイント部分は構造上、力に弱いです。くの字に曲げるような力をかけないでください。

★ オーバートーンフルートについて

笛を強く吹くと裏返って高い音が出ます…倍音(オーバートーン)です。強く吹くほど高い音が出るので、上手にやれば息の強弱だけでメロディーが吹けます。これがオーバートーンフルートの原理です。

オーバートーンフルートは主に東欧・中欧で見かける、木の枝や金属で出来た細長い笛です。羊飼いたちはこの指穴が一つもない笛で、息の強弱だけで巧みにメロディーを演奏します。

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『ケルト・アイリッシュ音楽とダンスのつどい』

投稿者:だいざえもんさん

今月12月6日(日)午後2時から4時まで 
\500 アクロス福岡円形ホ−ルにて

『ケルト・アイルランド文化の交流展〜The Spiralof Peace』
12月8日(火)〜13日(日)午前10時から午後6時まで 入場無料
アクロス福岡 交流ギャラリ−にて


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