マウンテンオカリナを入手しました
マウンテンオカリナは北米マウンテンオカリナ社が製造しているオカリナです。その名のとおり山や海など、アウトドアで手軽に楽しむことを想定した大衆楽器で「安価な割には良い品」という格付けです。
マウンテンオカリナは縦に吹く独自の形状をしています。
キーはGとソプラノCの2種類。Cキーは指穴が一つ多いうえにいちばん高い音を強く吹くと更に一つ高い音が出ますから、単純性能だけで言えばCキーの方が上です。ただし低い音が好きな人もいるでしょうから、性能だけでは楽器は選べませんけど。写真はCキーのオカリナです。
ふつうのオカリナが好きな人は、ノイズの多い荒削りな音色に辟易するかもしれません。
「音が大きい」というふれこみでしたが、けたたましい音色というか。ホイッスルのような音に聞こえるのは決して演奏スタイルのせいだけではありませんよ。オカリナと縦笛の中間?みたいな笛です。オカリナの弱点であるピッチの不安定さを逆手に取って、息を強く吹きこむと絶妙にピッチがスライドアップしてくれます。指による通常のスライド技と併せてこれがうまくキマるとなかなか気持ちいい。
ちなみにマウンテンオカリナの外観は黒い本体の指穴をグレイで縁取りした意匠に見えますが。実はグレイの部分が本体です。中に複雑に凹凸したグレイのオカリナが入っていて、外側を黒い化粧板で覆っているのです。どうしてこんな構造を思いついたものか。だからマウンテンオカリナのシリーズとして木製やアルミ製がありますけど、外側の化粧板が違うだけで中身はみんな同じグレイのプラスチックでできた笛です。
卸売りしていただけるものか、とりあえず交渉してみます。
私はマウンテンオカリナを「安価な割には良い品」と理解していますから、てみる屋で販売するか否かは卸値次第です。
楽器があればもっと楽しい毎日
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