リトルミンストレルが生産中止
リトルミンストレルは花びらの形を模したかわいらしいハープです。
北米の小学校の音楽教材なのですが、大人も楽しめる立派な楽器で、プロ・アマ問わずハープ奏者やライアー奏者から高い評価を受けています。
これを製作しているラファエル・ワイズマンはもう老齢で、ついに今年2010年の7月に工房をたたむことを決意しました。今、リトルミンストレルを製作してくれる跡継ぎを探しているそうですが、期待は薄いようです。てみる屋も7月までにできるだけ在庫を抱えますが、限度があります。リトルミンストレルをほしい人は早々に購入しておいてください。それと「購入しておいてください」と言っておいてなんですが、7月以降は壊しても修理できる人がいません。既に購入されたお客さんも、ぜひリトルミンストレルを大切に扱ってください。
リトルミンストレルは元々は五音階に調律して、フィーリングで好きに弾いて楽しむ楽器です。
最近になって方向転換して、ドレミ音階に調律して知っている曲を弾くことをアピールするようにしてから、売り上げが少しずつ伸びてきていたところでした。またこれのためにブログにリトルミンストレルの弾き方教室を連載開始したのですが。販売中止する楽器のために延々と弾き方教室を連載するのは、なんとも割の合わない話です。とはいえ既に購入してくれたお客さんに対する責任がありますから、連載中止するわけにもいきません…
辛い展開になりました。
私自身、弾き方教室を完成させたい気持ちはあります。
リトルミンストレルを弾いていて私が見つけたのは、伴奏のルールでした。リトルミンストレルで伴奏するためのいくつかのルールがあって、それを覚えるとどんな曲でも自由に伴奏をつけて弾けるようになります。これはなんとしても書き残しておきたい。
楽器があればもっと楽しい毎日
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