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2013年09月08日

ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナの設計

結論から述べる。
ウッドゥン・ボーン工房の4つ穴のデュエットオカリナは、他の工房が製作する4つ穴のデュエットオカリナと比較して、十分な品質であった。ウッドゥン・ボーン工房は5つ穴の設計を放棄して、旧来の4つ穴の設計を採用するべきである。


完璧なピッチのデュエットオカリナは製作できない

標準的なデュエットオカリナは、4つの指穴で1オクターブを表現する。そのため、コンサートピッチはどうしても近似値になる。

ピッチの増加は指数関数に従うのだから、それを指穴の足し算引き算によって正確に表現することは不可能だ。4つの指穴で正確なピッチを表現することは、数学的に物理学的に不可能だ。

状況は5つの指穴でも同様である。
4穴よりは正確だが、決して完璧ではない。

重要な音を取捨選択する

完璧なコンサートピッチのデュエットオカリナを製作することは決してできない。残念だが、私たちは辛い取捨選択をしなければならない。私たちはよく使う音を採用して、滅多に使わない半音を見捨てるべきである。

以下は重要な9つの音である。それらはダイアトニックと一つの半音である。
他の半音は見捨てられる。

4つ穴のデュエットオカリナは十分な品質

世界中で3つの工房が、4つ穴で1オクターブを表現するデュエットオカリナを製作している。4つの指穴で1オクターブを表現するため、コンサートピッチは必ず近似値である。しかしながら、それの品質は十分実用的である。世界中の多くのアマチュアやプロの演奏家はこれらを支持している。

逆に言うと、これら以上の品質は過剰である。

ウッドゥン・ボーン工房のオカリナの品質は他の工房の製品と同等

ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナは、4つの指穴で1オクターブ+1音を表現する。音域は他の工房のオカリナのそれよりも広い。

これは大きな長所である。デュエットオカリナの音域は狭い。だから、1音でも多く演奏できることは、大きな長所である。

ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナのピッチ精度は、他の工房のデュエットオカリナのピッチ精度と全く同等である。だから、他の工房のデュエットオカリナが実用的だと評価されるなら、ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナも実用的であると、評価されるべきだ。

そしてそれ以上の品質は過剰である。
5つ穴の設計を採用する理由はない。

品質の証明

ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナの音域は他の工房のデュエットオカリナのそれよりも広い。にもかかわらず、お互いの品質は同等である。以下はその証明である。

ドレミファソラ

お互いの運指はまったく同じである。そのためコンサートピッチの近似精度もまったく同等である。

シbシド

お互いで運指が異なる。他の工房のデュエットオカリナでは、人差指の穴は開けられる。一方でウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナでは、それは閉じられる。

しかしながらウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナにおいて、十分に親指の指穴を大きくすれば、他の工房のデュエットオカリナの運指と同様の効果を得ることができる。結局、ここにおいてもお互いのコンサートピッチの近似精度はまったく同等である。

ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナのみこの音を鳴らすができる。

極端に言うと、この音のピッチは不正確でよい。4つの指穴で1オクターブを演奏できることが、世界的な標準の品質である。ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナは既にこの標準をクリアしている。レの音を鳴らすことができるということ、そのこと自体が驚愕的だ。もしレのピッチが不正確でも、それはウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナを低く評価する理由にはならない。

総括

ウッドゥン・ボーン工房の4つ穴のデュエットオカリナは、世界レベルの品質をクリアしていた。ウッドゥン・ボーン工房は5つ穴の設計を放棄して、旧来の4つ穴の設計を採用するべきである。

もちろん他の工房の製品と同等のピッチ精度は要求されるべきである。音色の美しさは要求されるべきである。しかしながら、それ以上の品質は過剰である。

ウッドゥン・ボーン工房の4つ穴のデュエットオカリナは、他の工房の製品よりも広い音域を演奏することができる。それはチューニングすることができる。それは素晴らしい楽器である。

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2013年09月06日

私には、ちっとも不思議ではありませんよ!

この話を携え、お近くの教会の牧師さんに、話してみてください!
解き明かしをしてくださいますから。知りたかったらですが!

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2013年09月05日

届きました。ありがとうございました。

リトルミンストレル早々送ってくださりありがとうございます??

とても可愛い?
このリトルミンストレルを教会の礼拝に使い賛美できるように愛して使わせていただきます??

ありがとうございます。
感謝します???

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2013年09月03日

注文確認

リトルミンストレルハートを6月に注文したのですが、8月末入荷とゆうことでしたがいつ頃発送していただけるのでしょうか?
イシクラ

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2013年09月01日

バグパイプで演奏してみました

どうも、千代紙このかです。
以前購入した練習用バグパイプとテクノパイプで夏影を演奏してみました。といってもバグパイプが出てくるのは後半ですが。

チューニングがめんどくさいとか出せる音が限られてるとか、そういった使い勝手の悪い部分が民族楽器がメジャーになれない理由なんだろうなと思うけれど、
そういった世話が焼ける部分が民族楽器の魅力の一つなのかなとも思いました。


ちなみに、バグパイプの他にハンマーダルシマー、12弦ギターという楽器を演奏しています。
チューニングが地獄でした。92本......






http://www.nicovideo.jp/watch/sm21720270

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2013年08月21日

プレゼントキャンペーン終了、当選者決定

2013年の夏のプレゼントキャンペーンが終了しました。
今回もほんとうに大勢の……とは言い難い、例年のごとく数十人のお客さんだけが応募してくれた、小ぢんまりとしたイベントでした。

きっとほとんどのお客さんは、てみる屋が毎年こんなイベントを開催しているなんて知らないのでしょうね。って分かってるんだったら事前にお客さん全員にメールで告知しろよ、という話ではありますが。逆に自分の意思で確実に応募してきている人にとっては、不用意に競争相手を増やしてくれるな、という話でもあります。結局、幸福の総和はゼロなので、私は手取り足取りメールで告知したりしませんよ。

予定通り8/20に応募を締めきり、既に当選者を決定しました。
当選者にはその旨をメールで伝えています。プレゼントはできるだけ早いうちに配送します。荷物の送料は着払いなので、完全無料ではないですよ。気をつけてください。

できれば当選者の人はFacebookやmixiで吹聴してくださいまし。
ほんとうにプレゼントしているんだという証拠になりますし、てみる屋の宣伝になるので嬉しいです。よろしくお願いします。

そんなですから、今の時点で(それで私は当たったのかな?)と言っている人は、残念ですが外れています。夏のプレゼントキャンペーンは、てみる屋が健全に事業を続けている限り毎年開催します。今年だめだった人も来年に期待して、忘れないようにカレンダーに印をつけて、ぜひ応募してください。

応募資格は終身です。
確実に毎年応募していれば、いつかてみる屋につぎ込んだお金を全額取りもどすことも夢ではありません……今回は、実際に取りもどした人もいますしね。

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2013年08月17日

カンテレ-大きな古時計

カンテレは北欧フィンランドのお琴です。『大きな古時計』を演奏しました。

曲について

『大きな古時計』は北米の民謡です。
作曲者はHenry Clay Workで、原題は『My Grandfather's Clock』。メロディの著作権はとっくに失効していますが、「大きなのっぽの…」という日本語の歌詞の著作権はまだ有効ですから、人前で歌ったりネットにアップするときは気をつけてください。

楽器について

北欧フィンランドのお琴カンテレは、元はテーブルの上に置いてちまちまとフィンランドの民謡を伴奏する小さな民族楽器でした。私が演奏しているのはウィングカンテレという、20世紀末に現れた新しいカンテレです。肩から下げてギターのように弾きます。

カンテレはコード奏法という珍しい奏法で演奏します。
ふつうの弦楽器のように鳴らしたい弦を弾くのではなくて、鳴らしたくない弦を左手で抑えて、右手で何もかも一緒くたにじゃーんと弾きます。コード奏法は弦の本数が少ない原始的なハープに見られる、古い時代の奏法です。

コード奏法の他にも、カンテレはふつうのハープのようにも弾きます。現在ではそちらが主流のようです。

CurveEQとGlissEQ

CurveEQはVoxengo社のイコライザです。
プロの音楽作品の雰囲気を自分の音楽作品にコピーするという、強力な機能を持っています。

今回はエニグマのCD『グレゴリアン』の雰囲気をコピーしてみました。エニグマ独特の澄んだ空気感を真似できたと思っています。

総じてCurveEQの効果は強すぎるので、別のイコライザを後ろに差して、もこもこする低音やきんきんする高音を抑える必要があります。

私はGlissEQを好んで使っています。このイコライザは、フィルタの掛かり具合を自動的に調節する機能を持っています。例えばもこもこする低音を抑えていても、高音のシンバルがバシーンと鳴った瞬間に低音を少し大きくして、全体的なバランスを取ろうとします。

「低音を抑えたクリアでそれでいて決して軽くない…」みたいな美味しいとこ取りの音を作ることができます。
» CurveEQとGlissEQのメーカーサイト

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2013年08月06日

8月の福岡ディジュリドゥ吹こう会

こんばんは米倉です。

暑中お見舞い申し上げます。

先日の雷雨はすごかったですね。

一転明日は猛暑日となるそうです。

体調管理には気を付けましょう。

さて8月のディジュリドゥ吹こう会のお知らせです。
ぜひ遊びに来てください!


●8月の福岡ディジュリドゥ吹こう会
日時 8/26(月)18:00〜21:00
場所 福岡市南市民センター音楽室(南区塩原2丁目8-2)
参加費 施設使用料1,700円を参加人数で割ります。


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2013年08月03日

Brian Boru's March-MIDI打ち込み

『ブライアン・ボルー王のマーチ』をオールMIDI打ち込みでシンセサイザで演奏しました。

曲について

ブライアン・ボルーは11世紀のアイルランドの王様です。当時、アイルランドを我が物顔にしていた北方の蛮族――バイキングを国土から追いはらったという、歴史的な英雄です。

この曲『ブライアン・ボルー王のマーチ(Brian Boru's March)』は、敗戦濃厚で意気消沈していたとある部隊にブライアン王が駆けつけ、竪琴を弾いて兵士たちを鼓舞し、ついに敵を退けたという故事に因んでいます。

作品について

この曲はアイリッシュハープのソロで演奏されるものです。
簡単で繰りかえしが多く入門者に最適な練習曲です、が。パソコンに演奏させると、どうしても単調でつまらない演奏になります。少なくとも私の腕では、人が聞いておもしろい作品になりません。なのでいろいろ音を足して、イージーリスニング風に仕上げました。リリカルで愛らしくもヒロイックな雰囲気を表現できたと思っています。

実はほとんど打ちこんでません

この作品のジャンルは『MIDI打ち込み』になるのでしょうが。
実は、ほとんどMIDIデータは打ちこんでいません。『ブライアン・ボルー王のマーチ』はアイルランドでは有名な伝統曲ですから、楽譜もMIDI作品も、ネットでただで入手できます。主メロディは既存のMIDI作品のデータをそのまま流用しました。

伴奏はBand-in-a-Boxで作成しました。
Band-in-a-Boxはコード進行を入力すると、まるで人が演奏しているようなリアリティでドラム、ベース、ピアノやギターなどを自動演奏してくれます。
» Band-in-a-Boxのメーカーサイト

Band-in-a-Boxが作成したリアルな伴奏MIDIデータについて、全体的な強弱の調整など広範囲にわたる機械的な手作業は、JFilterで処理しました。JFilterはJavascriptで書いたプログラムを読みこませると、そのとおりにMIDIの音符データを加工します。人の手で半日かかる煩わしい退屈な作業を、ボタン一発で一瞬で完了します。
» JFilterの開発サイト

CurveEQというイコライザは、プロの音楽作品の雰囲気を自分の音楽作品にコピーすることができます。今回は作業しながら(なんだかエニグマっぽいな)と感じたので、エニグマの曲の雰囲気をコピーしてみました。どうでしょう、「エニグマのニューアルバムのボーナストラックです」と言われたら、信じそうですか?
» CurveEQのメーカーサイト

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2013年08月01日

本物の骨の笛

北米から取りよせた本物の骨の笛です。

» 駝鳥の脚の骨の笛(写真の真ん中)を吹いてみました

大昔は骨で作ったものです

獣や鳥の骨は、古代から笛の材料として重宝されてきました。
ドイツで発掘された世界最古の笛は確かハゲワシの骨で出来てたはず。写真は北米のファイヤーウインド・フルート工房が製作した――小さいのが鹿の脚の骨の笛で、大きいのが駝鳥の脚の骨の笛です。

……鹿はまあ、分かりますよ。
増えすぎると畑や森林を荒らす害獣になりますから、日本でも期間を限定して狩ってますし。でも駝鳥はどうよ、ワシントンなんたらに引っかからないの!?と心配になって調べてみたら、日本でもふつうに鶏みたいに飼育して、羽根や皮を取ったり、肉や卵を食べたりしてるみたいですね。

素人の日曜大工クオリティ

で、その骨の笛の出来映えなのですが。
一言で言うと、至らない。製作者は手を抜かずきちんと作っています、というのは伝わってくるのですが。他の工房の作品と見比べると、どうにも素人作業です。音はまあ良いです、きちんとチューニングしてるようです。そういうところはきちんと気を配っているのです。

強いて選ぶなら、ケーナ型の笛でしょうか。
なんというか、手間をかけるほど出来映えがみすぼらしくなるので、指穴を開けて吹き口を切っただけの素朴な構造なら、まだ鑑賞に堪えられそうなのです。

いくつかの懸案事項をクリアできたら、条件次第で販売してもよいと考えています。本物の骨の笛って、珍しいと言えば珍しいですから。

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