中学時代は下積みの時代 2/2
中学時代は勉強が本分。どうせ今バイトしたって大して儲からないのだから、勉強していい企業に就職してお金持ちになりましょうという話です。
自由になっても先立つものがない
少なくとも私が中学生の頃は、勉強と義務で参加したクラブ活動が毎日のすべてでした。今の中学生も似たような境遇だと察します。他人から強制される毎日に嫌気が差して「自分の思うとおり自由に生きることができたらなあ」と空想するのも当然だと思います。私はそうでした。
かといって今いきなり「もう学校に来なくていい。好きにしていいよ」と言われたところで、何もできないでしょう?ここで「何かできる」というのは例えば私なら、
- 週末にふと東京の友人宅までJALで遊びに行くとか
- 面白そうな新しい楽器を試しに海外から取り寄せたりとか
- Windows7への乗り換えにかこつけて高性能なパソコンに一新するとか
そのようなことです。
どうでしょう、学校に行かなくてよくなったら何がしたいですか。ディズニーランドで存分に遊びたいですか。それ、往復の旅費だけでいくらかかると思ってますか。
中学生は自由になったところで、大したことができません。
なにより先立つもの――お金がありません。大人から見て中学生って、あまりに貧乏すぎます。
では手始めにバイトをしましょうか?っても中学生では大して稼げませんよ。ものすごくがんばって一ヶ月に何万円稼げるでしょうか。因みにまっとうな職についた大人なら、一ヶ月に30万円くらいは無理なく稼ぎます。家族があれば別ですが、独身ならこれがぜんぶ自分の懐に入るわけです。もし自分が毎月お小遣いを30万円もらったらと想像してみてください。使い道に困るほどでしょう。大人と子どもでは、このくらい財力が違います。つまり、やりたいことを実現するパワーがまったく違います。
中学時代は勉強するのがいちばん得をする
中学生は貧乏ですしお金を稼ぐこともできませんから「自分の好きなことをしたい」と願ったところで、ほとんど何もできません。
ここはもう今の境遇を諦めて、おとなしく勉学に励むのが吉です。
勉強して良い学校に入って良い企業に就職しましょう。永久就職の神話が崩壊して久しいですが、だからといって派遣やコンビニのパートで妥協したら、それこそ詰みです。他人を肥らせるために朝から晩まで働いて、今日食べたら明日には何も残らない家畜人生ですよ。王道は常に王道なのです。
もう一度言います。
今、自由になったところで何もできないのだから、ここは諦めて勉強に励んで、未来の自分に賭けましょう。
「勉強だけしろ」という極端な話ではなくて、現状は自分の思うままに生きることのできる時期ではないと納得しろと、それだけといえばそれだけの話です。
楽器があればもっと楽しい毎日
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