『May It Be』は映画ロード・オブ・ザ・リング第1部のエンディングテーマです。 作詞作曲・歌はアイルランドの歌姫エンヤ。彼女自身が原作『指輪物語』の大ファンで、物語に登場するエルフ族の言葉を歌詞の一部に使うという気合いの入れようです。彼女らしい透きとおった声とシンプルながら美しいメロディーは、第1部だけでなくシリーズ全体のイメージソングになっています。
エンヤのCD『May It Be』に収録されているオリジナル音源をBand-In-A-Boxに読みこませてコード進行を逆算。自動伴奏させた結果をMIDIファイルに出力し、MusicCreator4でアレンジしました。木管フルートの音のミキシングもMusicCreator4でやってます。フリーのVSTエフェクタをたくさん使いました。サビの部分で女性のコーラス?のように聞こえてくる不思議な音は、フリーのVSTシンセサイザー「Majken's Chimera」です。使う音に困るとこれに頼ってばかり。
原曲の『May It Be』は6/8拍子です。しかし前半は6を3分割、サビの部分は6を2分割にして、しかもエンヤ独特のフィーリングで小節の長さを伸長しているため、ほとんど変拍子のように聞こえます。適当に歌うのは簡単ですが、完璧にコピーしようとするとたいへんです。私の技量ではBand-In-A-Boxに忠実に伴奏させることができず、3拍子で近似しました。