-- 楽譜置き場・試聴室(7) --

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2012年08月24日

バイオリンとバグパイプ『天衣無縫』

バイオリンとバグパイプで東方Projectの東方緋想天から『天衣無縫』を演奏しました。

詳細は後で説明します。
と前振ったものの、時間がたってしまって、なにを書こうとしていたか忘れてしまいました。このような作品を製作するのに役立つちょっとした情報を提供する、という大枠の指針を持っているのですが。知識は膨大で、どこから何を話せばいいのか分かりません。「これはどうすればいいの?」みたいに具体的な質問があれば挙げてください。回答しますので。

バイオリンの彼から「イコライザってどうやって使うの?」と質問されました。
ごめんなさい…とても一言では答えられません。今、気がつきました。現場のノウハウって、まずは逆引きなんですよ。「イコライザをどう使う」という知識ではなくて、「こんな症状のときにはイコライザをこう使う」という知識なのです。そしてベテランになるにつれ「イコライザとは」という、何らかの理解ができるのだと憶測します。私はまだそこまで届いていません。

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2012年07月16日

インダストリアル風 FFⅢ『ドーガとウネの館』

ファイナルファンタジーⅢの『ドーガとウネの館』です。まさかのインダストリアル・アレンジ!

説明は一眠りしてから書きます。
「ここはどうしているの」など何かあればコメントにください。

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2012年07月03日

デュエットオカリナ『FF3-悠久の風』

デュエットオカリナは2つの音が出るオカリナです。一人で合奏ができます。
デュエットオカリナでファイナルファンタジーⅢの『悠久の風』を演奏しました。

これは「みんなで奏でようFFⅢ!+演奏してみたコンテスト!」へのエントリ作品です。
詳細は…コンテストが終了した後にでも書きます。
» みんなで奏でようFFⅢ!+演奏してみたコンテスト!

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2012年06月12日

ダブルオカリナ『黄昏乙女×アムネジア-カランドリエ』

ダブルオカリナはふつうよりも広い音域を演奏できるオカリナです。
ダブルオカリナで黄昏乙女xアムネジアのエンディング 『カランドリエ』 を演奏しました。


ダブルオカリナについて

演奏動画のメロディーはダブルオカリナで吹きました。ダブルオカリナは、ふつうのオカリナのとなりに高音のオカリナをくっつけた改造オカリナです。低音管と高音管を交互に吹きわけることによって、ふつうのオカリナでは届かない広い音域を演奏できます。

今回の曲はやたらに半音が使ってあって、ふつうの民族楽器の笛では演奏しづらかった。なので数少ない選択肢として、全音も半音も関係ない鼻笛か、それとも半音を比較的に演奏しやすいダブルオカリナか、ということで少しでも人気のありそうな楽器を採用したのでした。

レッドパイプについて

伴奏や間奏でソロを取っているぎらぎらした音は、レッドパイプというドイツ製の電子バグパイプです。

ことステージ演奏において本物のバグパイプを圧倒するパフォーマンスを発揮するレッドパイプですが、唯一の欠点として音に魅力がない。本物のバグパイプの音をサンプリングして使っているのに、なぜこんなにみすぼらしい音なのか?それは「所詮、モノラルマイクで録音してスピーカーで鳴らした楽器の音が、目の前でリアルに演奏している楽器の音に太刀打ちできるはずがない」という一点に尽きます。

ちなみに私が使っているレッドパイプは ”メタル” なんぞという、空想のバグパイプです。なので私は「バグパイプらしいリアルな音色」にはそれほどこだわりがありません。その異形にぴったりなエグい音だったらなんでもいいです。

ふと試しにエレキギター用のマルチエフェクタをかませてみたら、いきなり解決しました。マルチエフェクタというのは、ディストーションやディレイなど、エレキギターでよく使ういろんなエフェクタをひと揃いパックした複合型のエフェクタです。ありがたいことに「ヘヴィメタのバッキングをするならこのエフェクタをこう使う、ソロを取るならこんな調整」という具合に、ありがちなエフェクタの繋ぎ方とツマミの設定が、最初から何十パターンも用意されています。あれかこれかとパターンを試聴しているうち、これやろ!というパターンが見つかるものです。レッドパイプにマルチエフェクタ、いいことを知りました。今後もこの組みあわせでいきます。

ベースについて

ベースは私が弾いたのではなくて ”Band-in-a-box” という音楽ソフトが自動演奏したのですが、一言だけ。

私にとってベースは、伴奏楽器の中で特に重要です。古くからの友人がベーシストだった影響です。とにかく、曲に迫力が出るか否かはベースが決める、と私は信じています。ベースが生き生きとした演奏に聞こえるように…これは私がパソコン音楽を始めた当初からの変わらない課題です。

今回は ”CHRIS HEIN BASS” というベース専用のソフトウェアシンセサイザーを使いました。これにはオートメーションモードという機能があって、弦を叩いたり押さえた指をぐいとスライドしたりと、いろいろアドリブしてくれます。その気になれば、自分で逐一こまかく演奏を修飾できるのですが…今回はこれでいいです。スイッチぽんで楽ちん、しばらくはこれに頼りっきりになるでしょう。

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2012年06月01日

電子バグパイプ演奏 『Stella Splendens』

レッドパイプはドイツのレッドパイプ社が製造している電子バグパイプ、シンセサイザーのバグパイプです。レッドパイプで中世の古い巡礼歌 『Stella Splendens』 を演奏してみました。

今回の動画は、レッドパイプの使い方を研究するという、実験的な意味の強い作品でした。
上手くいった事もあったし期待どおりにいかなかった事もありました。練習不十分のまま録音に挑んだので、なんだかぎくしゃくした如何にもシンセサイザー丸出しな演奏になってしまいましたが。今後の動画の製作において、レッドパイプは戦力になる、という手応えです。レッドパイプの表現力はこんなものではないし、まだまだ生き生きとした演奏ができるはずです。

レッドパイプの他に特筆するなら、今回はずいぶんシンセサイザー音源に助けられた、という印象です。なので、今回の動画で使用しているシンセサイザー音源について概説します。

d-pro

音楽ソフトSONARの付録を便利に使わせてもらっています。これ単体でも販売しているらしいです。ギター、ピアノなど楽器の音から空想のスペースサウンドまで、百科事典のようにいろいろ揃っているのが特長です。こういうのを一つ持っていると重宝します。今回はバイオリンとチェロの音に使いました。


FOREST KINGDOM

ファンタジー系の音を集めました、という謳い文句のシンセサイザー音源です。ウェブショップのカタログページにある試聴サンプルを聞くと「うおおおぅっ!?」と思わずのけぞるほどすごい音ですが。そのへんは一発芸的なもので実は使いどころがない。それよりも鈴や笛の音など、地味な小道具が活躍してくれます。今回は後ろでどんどこ鳴っているウォードラム、しゃんしゃんと拍子をっている鈴、嵐を表現したスチールフィルムに使いました。この3つの音が今回の動画に濃厚なファンタジー色を添えています。

bagpipes

バグパイプ専用のシンセサイザー音源です。今回はレッドパイプは、ドローン管を止めてメロディーだけ演奏しました。ドローンの音は代わりにこの音源で鳴らしました。冒頭のぶぎゅぅーーーという不安定な鳴りだしはなかなか堂に入っています。それとバグパイプが二重奏する箇所について、低音パートまで私自身で演奏する余裕がなかったので、音符を打ちこみ、この音源で鳴らしました。(私が音符を打ちこんで自動演奏させた音ってほんとうに汚いな)と再確認させられました。このへん課題です。

Knagalis

特にドローン音を伴う民族楽器に強いという触れこみのシンセサイザー音源です。他社のいろんな製品と同様、まるで万能であるかように広告しますが…実際に使える音は少ないもの。今回使ったウード(べんべんと鳴っている弦楽器)の音は、この音源のウリの一つです。この音のためにこの音源があるといってもいいくらい。

ベロシティ(MIDI信号の一つで音の強弱を表す)によく反応しますし、弦を押さえた指をぐいとスライドするのもなかなか様になっています。なんだか調子っぱずれに聞こえるのは、わざとエジプト音階で演奏するように設定したから。このへんもあって異国の弦楽器の雰囲気を簡単にリアルに再現してくれます。今後も積極的に使っていく予定です。

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2012年05月13日

ポケットサックス『gdgd妖精s -エンディング-Eternal』

ポケットサックスはサックスみたいな音がする玩具の笛です。ポケットサックスでgdgd妖精sのエンディング『Etnernal』を演奏しました。運指は動画を一旦停止して確認してください。

ポケットサックスは本物のテナーサックスのリードを使います。ポケットサックスの音はほとんどがリードの音です。薄いリードほどサックスっぽいぎらぎらした音がします。ここで私が使ったリードは Legere の StudioCut 1.75 です。

ほんとうはいちばん薄い 1.50 を使いたかったのですが、練習中になんだか挙動がおかしくなりました。見れば先端が僅かに割れてるような…ずいぶん吹いたから、さすがに寿命なのかもです。虎の子のリードだったので、けっこう痛手です。あれだけ鳴るリードには、なかなか巡り会えないと思う。

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2012年04月14日

鼻笛『歴史秘話ヒストリア-OP』

鼻笛は鼻息でふんふん鳴らす笛です。口笛のようなきれいな音色です。
鼻笛でNHK『歴史秘話ヒストリア』のオープニングテーマを演奏しました。

» カラオケ音源をニコニ・コモンズに登録しました。使ってください。

気温26℃のとき、私の左右の耳で聞く音は最大で0.54ミリ秒の到達差を生じます。正面で鳴る音については左右の差はゼロで、真横で鳴る音については差が最大になります。

それを踏まえて楽器の音を左右に振り分けたときに、遠い方の耳の音に0.1~0.3ミリ秒ほどの超ショートディレイをかけてみました。 私自身は、やった甲斐があったと判断していますよ。

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2011年12月06日

木管フルート運指 『ICO-You were there』

木管フルートでPSのゲーム 『ICO』 のエンディング 『You were there』 を演奏しました。

『ICO』 について

『ICO』 は2001年12月6日に発売されたプレイステーション2のゲームです。
魔女の住む城に生け贄として連れてこられた少年ICOは、同じように囚われていた少女を助けだした。手と手を取りあい自由を求めて、ICOと少女は石の迷宮を駆けぬける…

このゲームの主役はICOでも少女でもなく、二人を閉じこめ逃せまいとする ”大きな石の城そのもの” です。陽の光の暖かさや冷たい風の肌触り、地下室のかびくさい臭いさえ伝わってくるような存在感のある描写が、ただひたすらに圧倒的でした。とにかく景色が美しく、魔物の追撃を忘れ見とれることもしばしばでした。2011年9月22日にプレイステーション3用のHDリマスター版が発売されまして、要は画面がきれいになった…というそれだけの物ですが。このゲームに関してはリプレイする価値十分です。私もそのうちやってみます。お姉さまの手を取りエスコートするのは男のロマンです。

楽器について

ルネサンス時代から西欧に伝わる横笛です。
機械仕掛けのモダンフルートにオーケストラの座は奪われましたが、今でもアイルランドなどで盛んに演奏されています。

木管に指穴を6つ開けただけの、素朴な作りの笛です。 ”6つ” というのは、”ドレミファソラシ” を鳴らすのに必要最小限な指穴の数です。指穴をぜんぶ塞いで下から順に開けていけば、そのまま ”ドレミファソラシ” になります。オクターブ上の高い音は、運指はそのまま強く鋭く吹いて鳴らします。指穴を半分だけ開けたら半音になります。これ以上分かりやすい操作はありません。逆に移調・転調に弱いので、曲の調にあった横笛に取っかえ引っかえして演奏します。

『You were there』の運指は動画を一時停止しながら確認してください。
横笛の吹き方については、過去のページを参考にしてください。

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2011年11月12日

ポケットサックス運指『カーネーション』-nhk-椎名林檎

ポケットサックスは手軽にサックス気分を楽しめる笛です。ポケットサックスでNHK連続テレビ小説『カーネーション』のオープニング主題歌(作詞作曲は椎名林檎)を演奏してみました。


『カーネーション』について

『カーネーション』は2011年10月3日から放送しているNHKの朝ドラです。戦前から戦後日本のファッション界の草分けとなったデザイナー、小原糸子の物語。「うちはミシンが好きや!」という彼女の激白を聞くと(一生をかけて熱中できる事があるなんて素敵ねえ…)などと思うのかもしれませんが。これを「うちはワコムの液晶タブレットが好きや!」と言い換えると…どうです?とにかく糸子はこれから大成功するというストーリーなので、よかったよかった。

ポケットサックスについて

ポケットサックスは20世紀末にハワイで生まれた新しい楽器です。実態はプラスチックで出来た玩具の笛なのですが「サックスみたいな音がする?」と、近ごろ人気が高まってきました。マスコミの広告が行き過ぎて「吹けばすぐに本物のサックスの音がするらしい」という、ちょっとした誤解まで広まっているようですが。玩具の笛でさすがにそれはない。このショボい笛でいかにサックスっぽく真似をして吹くかという遊び方をするのだと、ご理解ください。

『カーネーション』の運指は演奏動画の中でスライドショーしています。一時停止して確認してください。

演奏動画について

数作前からHD(横長画面)の演奏動画を製作しています。
デジタルレコーダーと2台のハンディビデオカメラ(合計3台)を「いちにのさん」で同時に録音・録画して、後で一つにまとめます。最初の作品では、音と絵のタイミングを合わせるだけで何時間もかかりましたが。今回は新しい手順を思いついたことにより、ほとんど一瞬に合わることができました。今後いっそう演奏動画の製作速度を上げていきます。

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2011年10月25日

2音オカリナ運指 『今日の日はさようなら』

デュエットオカリナは2つの音が出るオカリナです。一人で合奏ができます。デュエットオカリナで 『今日の日はさようなら』 を吹いてみました。

『今日の日はさようなら』 は森山良子が歌った国民的ヒット曲。2009年にヱヴァンゲリヲン新劇場版:破の挿入歌として使われて観客の涙を振りしぼりました。

うちでデュエットオカリナを買ってくれた学校の先生から「卒業式に相応しい曲を」とリクエストされました。短くて覚えやすい曲です。定番の卒業式の他、キャンプファイヤーやイベントの締めくくりなど、いろいろと使えるシーンも多いです。ぜひぜひマスターしてみんなの前で披露してみてください。

動画の中でスライドショーしている運指は、チャーリー・ハインドのデュエットオカリナ用の運指です。動画を一旦停止しながらご確認ください。

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