ダブルオカリナはふつうよりも広い音域を演奏できるオカリナです。
ダブルオカリナで黄昏乙女xアムネジアのエンディング 『カランドリエ』 を演奏しました。
ダブルオカリナについて
演奏動画のメロディーはダブルオカリナで吹きました。ダブルオカリナは、ふつうのオカリナのとなりに高音のオカリナをくっつけた改造オカリナです。低音管と高音管を交互に吹きわけることによって、ふつうのオカリナでは届かない広い音域を演奏できます。
今回の曲はやたらに半音が使ってあって、ふつうの民族楽器の笛では演奏しづらかった。なので数少ない選択肢として、全音も半音も関係ない鼻笛か、それとも半音を比較的に演奏しやすいダブルオカリナか、ということで少しでも人気のありそうな楽器を採用したのでした。
レッドパイプについて
伴奏や間奏でソロを取っているぎらぎらした音は、レッドパイプというドイツ製の電子バグパイプです。
ことステージ演奏において本物のバグパイプを圧倒するパフォーマンスを発揮するレッドパイプですが、唯一の欠点として音に魅力がない。本物のバグパイプの音をサンプリングして使っているのに、なぜこんなにみすぼらしい音なのか?それは「所詮、モノラルマイクで録音してスピーカーで鳴らした楽器の音が、目の前でリアルに演奏している楽器の音に太刀打ちできるはずがない」という一点に尽きます。
ちなみに私が使っているレッドパイプは ”メタル” なんぞという、空想のバグパイプです。なので私は「バグパイプらしいリアルな音色」にはそれほどこだわりがありません。その異形にぴったりなエグい音だったらなんでもいいです。
ふと試しにエレキギター用のマルチエフェクタをかませてみたら、いきなり解決しました。マルチエフェクタというのは、ディストーションやディレイなど、エレキギターでよく使ういろんなエフェクタをひと揃いパックした複合型のエフェクタです。ありがたいことに「ヘヴィメタのバッキングをするならこのエフェクタをこう使う、ソロを取るならこんな調整」という具合に、ありがちなエフェクタの繋ぎ方とツマミの設定が、最初から何十パターンも用意されています。あれかこれかとパターンを試聴しているうち、これやろ!というパターンが見つかるものです。レッドパイプにマルチエフェクタ、いいことを知りました。今後もこの組みあわせでいきます。
ベースについて
ベースは私が弾いたのではなくて ”Band-in-a-box” という音楽ソフトが自動演奏したのですが、一言だけ。
私にとってベースは、伴奏楽器の中で特に重要です。古くからの友人がベーシストだった影響です。とにかく、曲に迫力が出るか否かはベースが決める、と私は信じています。ベースが生き生きとした演奏に聞こえるように…これは私がパソコン音楽を始めた当初からの変わらない課題です。
今回は ”CHRIS HEIN BASS” というベース専用のソフトウェアシンセサイザーを使いました。これにはオートメーションモードという機能があって、弦を叩いたり押さえた指をぐいとスライドしたりと、いろいろアドリブしてくれます。その気になれば、自分で逐一こまかく演奏を修飾できるのですが…今回はこれでいいです。スイッチぽんで楽ちん、しばらくはこれに頼りっきりになるでしょう。
楽器があればもっと楽しい毎日
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