横笛演奏 『君をのせて』
ジブリ映画『天空の城ラピュタ』のエンディング『君をのせて』です。著作権料の支払い義務を回避するために動画にしてYouTubeに投稿しました。
使用楽器について
メロディーを演奏したのはアーストーン・フルートの木管フルートF管です。アーストーン・フルートは北米のインディアンフルート工房で、最近は横笛の製作・販売に移行しました。コンサートフルートのようなリッププレートがついていてコンサートフルートのようなクリアな音色、それでいて木管らしい暖かな印象です。操作性もよく、私の最近のお気にいりなのですが…なんかぜんぜん売れません。木管で値段が高価というのもあるでしょうが、エリックさんの横笛のように宣伝に力を入れていないことが原因だと考えました。今後は宣伝に力を入れていきます。
演奏について
運指はサードポジション―いちばん上の指穴を半分あけた音がド―です。私では、笛カポなしではとても演奏できません。
●…指穴をふさぐ ○…指穴をあける 半分黒…半分だけ指穴をふさぐ
日本の篠笛よりも西洋のフルートのように、あまり抑揚をつけずさらっと吹く曲だと理解しています。音の区切りをはっきりさせるためにタンギング技術が必須です。ってもぜんぶをタンギングで区切ってしまうとカチカチな音色になってしまうでしょうから。私は長い音は呼吸で、4分音符は唇で、8分音符が続くところはタンギングで区切っています。
カット技やスライド技をしかける隙のない、上手っぽく見せかける小技が使いにくい曲です。全般にジブリの映画音楽―久石譲の曲―はごまかしのきかない難しい曲です。私は何度も録音してきれいに演奏できた箇所をつぎはぎして、この試聴サンプルを完成させました。もし人前でライブ演奏するならできるだけ練習してください。
ここに楽譜や運指表を載せると著作権料の支払い義務が発生しますので、載せることができません。そらで歌える曲なら笛でも吹けるでしょう。出だしは「ラシドーシドーミーシー ミーラーソラードーソー」です。続きは自分で音を探してください。あるいはオカリナ用の楽譜を買ってきて、楽譜の読める家族や友人に「”移動ド”でドレミを書いて」と頼むといいです。
使用機材
マイクロホン: MC10ST
ミキサー: XENYX802
レコーダー: R-09HR
パソコン: 自作
音楽ソフト: BAND-IN-A-BOX, Music Creator, iZotopeRX, フリーのVSTエフェクタ多数
楽器があればもっと楽しい毎日
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コメント
篠笛を少々やって居ます。篠笛の項を検索中偶然このページに出逢い大変参考に成り感動しています
一度に全資料に目を通せませんが
時間あるたびに拝読させて頂きます。
投稿者: 礒山 幹雄 | 2011年02月07日 10:08
礒山さまは篠笛を演奏されるのですかー。
私の本質は音楽家でも演奏家でもなく、システムエンジニアだと自覚しています。幼い頃から笛を吹いてきましたが、同じくらい長い間コンピュータと共にありました。だから私はシステムエンジニアの目から見た音楽や楽器の話を書きます。
在日外人が日本人の常識の斜め上をいく日本文化論をぶち、失笑させられつつも「なるほどそんな見方や考え方もあったもんだ」と妙に感心させられる。私のウェブショップやブログも、そんなふうに楽しんでいただけたら幸いです。
投稿者: すだれ | 2011年02月08日 02:30