-- てみる屋業務日誌(7) --

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2010年06月17日

ハピUFO (HAPI UFO Drum) を入手しました

ハピUFO (HAPI UFO Drum) はスリットドラムの一種で、2010年に発売されたハピトーン社の新製品です。美しい銅メッキな仕上げに、見栄えと演奏性を考慮して配置された11個のスリット。西洋音階ドレミファソラシドの音がぜんぶ揃っています。

» ハピUFOを手で叩いてみました(軍手着用)

ここでいうスリットドラムとは正確には、ハンクドラム (Hank Drum) という造語で呼ばれている打楽器のことです。カーリング競技のストーンのような形をしていて、鉄製で中はがらんどう。表面に刻んだ大小のUの字のスリットを叩いて演奏します。マレットで叩くとポーンとえもいわれぬ美しい音がします。手で叩くとこれにペシペシというスクラッチ音が加わって、いかにも民族楽器な雰囲気になります。ペシペシした音が嫌いなら軍手をして叩くと柔らかな音がします。

ハピドラム (HAPI Drum) はハピトーン社が製造しているスリットドラムです。他の多くのメーカーが電動鋸を使って手作業でごりごり作っているのに対して、ハピトーン社は鉄板を高精度の金型でばんばん打ち抜いて、自動車の外装を成型する要領で品質の揃った製品を量産しています。

従来製品のハピドラム (HAPI Drum) は五音階やピグミー音階に調律されていて、でたらめに叩いても気持ちよく演奏できる仕様です。リズムに合わせて叩くだけですぐにセッションに参加できるので、これは音楽に疎い人や楽器を触ったことがない人に、友だちとセッションする楽しさを教えるのに最適です。またヒーリング用途としても使われています。

新製品のハピUFO (HAPI UFO Drum) はかなり大型で、音数が8音から11音に増えました。西洋音階ドレミファソラシドに調律されているので、でたらめに叩くとカオスになります。ある程度コード進行を考えられる人向けです。

様々なコードを演奏できるので、ふつうのポップスなどでバックを取ったりするならぜったいこちらがお勧めです。
私ならこれをバックにインディアンフルートやオカリナを演奏するかなと考えました。

近日中に発売したいです。
代金総額は85,360円です。

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2010年05月12日

リトルミンストレルが生産中止

リトルミンストレルは花びらの形を模したかわいらしいハープです。
北米の小学校の音楽教材なのですが、大人も楽しめる立派な楽器で、プロ・アマ問わずハープ奏者やライアー奏者から高い評価を受けています。

» リトルミンストレルを弾いてみた

これを製作しているラファエル・ワイズマンはもう老齢で、ついに今年2010年の7月に工房をたたむことを決意しました。今、リトルミンストレルを製作してくれる跡継ぎを探しているそうですが、期待は薄いようです。てみる屋も7月までにできるだけ在庫を抱えますが、限度があります。リトルミンストレルをほしい人は早々に購入しておいてください。それと「購入しておいてください」と言っておいてなんですが、7月以降は壊しても修理できる人がいません。既に購入されたお客さんも、ぜひリトルミンストレルを大切に扱ってください。

リトルミンストレルは元々は五音階に調律して、フィーリングで好きに弾いて楽しむ楽器です。
最近になって方向転換して、ドレミ音階に調律して知っている曲を弾くことをアピールするようにしてから、売り上げが少しずつ伸びてきていたところでした。またこれのためにブログにリトルミンストレルの弾き方教室を連載開始したのですが。販売中止する楽器のために延々と弾き方教室を連載するのは、なんとも割の合わない話です。とはいえ既に購入してくれたお客さんに対する責任がありますから、連載中止するわけにもいきません…
辛い展開になりました。

私自身、弾き方教室を完成させたい気持ちはあります。
リトルミンストレルを弾いていて私が見つけたのは、伴奏のルールでした。リトルミンストレルで伴奏するためのいくつかのルールがあって、それを覚えるとどんな曲でも自由に伴奏をつけて弾けるようになります。これはなんとしても書き残しておきたい。

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2010年04月17日

コヨーテオールドマンの笛が入荷

北米からコヨーテオールドマンの笛が届きました。
いつ注文したものか何本注文したものか、さっぱり覚えていません。納品書と金額が一致しているのでよしとします。

コヨーテオールドマンは「注文ありがとう、2週間後に配送できるよ」といって半年遅れることがしょっちゅうです。またこちらの想定した品と違う物を送ってくることもままあります。今回の場合、数本の赤っぽい無地の笛がそれです。確かにカラーリングは指定しませんでしたが、標準の色付きと無地ではあまりに外観が違いすぎると思うのですが。

そして詫びにと、けっこう高価なプレゼントを同封することもしょっちゅうです。
ころんと転がっている白い笛がそれ。カリフォルニアの部族が祭事で吹く縦笛です。

今回の笛はどれも楽器っぽい仕上がりになっています。
吹口の形状がはっきりして、ピッチバランスもより正確になっています。「資料的価値は高いがそれ故吹きにくい」というのがコヨーテオールドマンの笛ですが、これならライブステージやレコーディングも楽にこなせるでしょう。

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2010年03月24日

ウルトラダブルオカリナ

ウルトラダブルオカリナはエスティーエルオカリナ社が今春に発表した改良式ダブルオカリナです。街の楽器店でふつうに売っている12穴オカリナが13音で、それを改良したダブルオカリナが17音。ウルトラダブルオカリナは更に3音プラスしての20音の音域を誇ります。

「翼持たぬ故、鳥より高く飛ぶモノ也」
「鰭持たぬ故、魚より深く泳ぐモノ也」
「脚二本しかなき故、獣より遠く駆けるモノ也」

百年を待たずにオカリナはコンサートフルートを追い越し、最も音域の広い笛になりそうです。こんなに音域を広げてどうするんだろう。何を吹いたらいいのか私にはもう分かりません。

このウルトラダブルオカリナは、さすがにトリプル管の音域には及びませんが、ダブル管なので操作性はよいです。ピッチは最低音から最高音まできっちり合っているので気遣いなく演奏できます。難点は低音管の高音域が掠れること、それによって高音管との音の継ぎ目がはっきり聞こえてしまうところ。でもこのへんは次第に修正されると期待しています。(既存のダブルオカリナも時を経るにつれだんだん良くなってきている気がするのです…)

今日は曇天のためきれいに撮影できませんでした。
晴れた日を狙って撮影して、ウェブカタログに並べますね。価格は入門者用の廉価版ダブルオカリナよりも3,000円高いくらい。だからコストパフォーマンスはとても良いです。

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2010年01月09日

オタマトーンを販売します

明和電機のオタマトーンです。
2009年10月末に発売されて以来「このヘンテコな楽器はなにっ!」日本中のブログの話題をさらった、まさに今ブレイク中の新楽器です。

(という楽器があるんだなあ)と世間が盛りあがっているのを眺めつつも私が動かなかったのは、明和電機の芸風がもともと、うちの店の芸風と似ているから。オタマトーンは最初から変わった楽器、珍しい楽器として設計されました。誰が見ても分かりやすく変わっていて珍しくてヘンテコです。うちの店がオタマトーンを販売するというのは、漫才でいえば、ライバルの人気ユニットの持ちネタを自分のステージで連発するようなもの。

そのような扱いにくいオタマトーンを販売することにしたのは、いつも取引している楽器卸問屋からの紹介があったからで、だから付きあいで仕方なくといったところです。営業担当のSさんはうちの店の芸風を理解してくれていてオカリナ、カリンバ、バンブーサックスなどいろいろ紹介してくれます。それなのにいつも注文するのが笛の掃除棒や電子チューナーなど小物ばかりでは申し訳ありません。

なんて大義名分を用意してくれたSさんサンキュー、ほんとうは売ってみたかったんですオタマトーン。かわいいよねっ、オタマトーン。意外にリーズナブルな価格なのも好印象でした。

オタマトーン

明和電機が発表したオタマジャクシの形の玩具楽器。しっぽの先が旗になっていて八分音符のようにも見える。口を開けると音が出て、しっぽを指で擦ると音が高くなったり低くなったりする。単四乾電池三本で駆動。カラーは白と黒の二種類。定価2,800円。

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2009年12月01日

スロバキアのフヤラを入荷しました

世界最大のオーバートーンフルート、スロバキアのフヤラを入荷しました。
高価な笛だったのでずっと手が出せなかったのですが。ついに輸入することが叶いました。

フヤラについて

笛を強く吹くと音が裏返って高い音が出ます。これが倍音(オーバートーン)です。強く吹けば吹くほど高い音が出るので、うまくやると息の強弱だけでメロディーが吹けます。これがオーバートーンフルートの原理です。オーバートーンフルートには指穴が一つも無く、息の強弱だけでメロディーを演奏します。

フヤラはスロバキアの羊飼いたちが演奏する、世界最大のオーバートーンフルートです。全長1.7m。あんまり大きいので構えると半分近く頭の上に突き出てしまいます。低いオクターブにおける足りない音をカバーするために3つの指穴を開けていますが、基本は息の強さだけでメロディーを演奏します。

今回輸入したフヤラは、旋盤加工で丁寧に製作されたプロ用のグレードです。つやつや仕上げ。コルクジョイントで三つに分解してバッグに収納、らくらく持ち運びができます。

一本に組み立てたフヤラを抱えると天井に当たりそうです。蛍光灯を叩かないように注意しながら吹いてみましたが。うーんなかなか言うことを聞きません。息の強さを少しでも誤ると隣の音が鳴ってしまいます。何かコツがあるのか練習あるのみか。
» スロバキアのフヤラを吹いてみました

ごーっという大型船の汽笛のような音。
うん、この音が欲しかったのです。
アタッチメントを取り替えるとディジュリドゥにもなります。一粒で二度おいしい。

近日中に販売開始します。

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2009年11月25日

アーストーン・フルート工房の横笛

アーストーン・フルート工房は北米のインディアンフルートの工房です。
職人気質の丁寧な仕事をする工房で、てみる屋もレッドシダーのアナサジフルートやダブルフルートを輸入しています。そのアーストーン・フルート工房が木製の横笛を発表しました。

» アーストーン・フルート工房の横笛を吹いてみました

エリックさんの竹笛やトニーディクソンのフルートと同系列の、ルネサンス時代から伝わる6穴の横笛です。さっそく吹いてみましたら素晴らしくいい感じ。コンサートフルートっぽい上品な音色なのはリッププレートが付いているからでしょうか。木管なのでもう少し柔らかい音です。「金属の笛はちょっと…」という方ならきっと気に入ってもらえるはず。

以前、竹笛といっしょに木の横笛を探したときには、どこの笛もとても高価だったので仕入れを断念しました。
近日中に販売開始します。

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2009年10月26日

イーグル・ボーン・ホイッスル

鷲の翼の骨でできた笛です。
大昔から鳥や獣の骨(人骨含む)は笛の素材として世界中で利用されてきました。北米の先住民たちはこの鷲の骨の笛を、合図、祭事、祈祷、楽しみのために吹いたそうです。
» イーグル・ボーン・ホイッスルを吹いてみました

っても残念ながら、これは実際の骨から型取った磁器製のレプリカ。笛のコレクターならぜひ本物がほしいところですが。そうするとロッキーの大空高く舞っている天然記念物を撃ち殺さなければならなくなるので、ここはひとつエコ贔屓でお願いします。

11月あたまにカタログに載せることができると思ってます。
価格は4千円くらいでしょうか。紐がついているのでネックレスとして首から下げることができます。これが似合うファッションってどんなでしょうね。
長さ12cm、磁器製。

世界楽器てみる屋で販売開始しました。
» イーグル・ボーン・ホイッスルのカタログページへ

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2009年10月12日

ダブルオカリナを販売する予定です

» ダブルオカリナを吹いてみました

オカリナは音域の狭い楽器です。
っても1オクターブ+5音あるので、この範囲に収まるように調整すればたいていの曲は吹けてしまうものなのですが…オカリナの音域をすこしでも広げる工夫として、ふつうのオカリナの横に小さなオカリナをくっつけたダブルオカリナが考えだされました。単純に二つのオカリナを一つにしただけ、吹口は二つあります。オカリナ演奏家がライブステージで演奏しているときに、曲の途中で音の高さの違うオカリナに取りかえて演奏することがあります。やっていることはそれとまったく同じです。

二つのオカリナを取りかえながら演奏するのは難しいだろうと推測しますが、実際にやってみるとオカリナの取りかえは思ったよりも余裕があります。メインの大きなオカリナで高い音を吹いているときは、既に右手は空いて自由になっています。だからそこから更に高い音を出すときは、左手でメロディーを演奏しながら空いた右手で小さいオカリナの指穴をあらかじめ押さえておくのです。あとはハーモニカのように吹口をスライドするだけ。これはこれで合理的な仕組みです。

ダブルオカリナを売ってよいものか

福岡市内のふつうの楽器屋ではダブルオカリナを見かけません。
そういう意味では世界楽器てみる屋の「珍しい楽器の販売条件」を堂々クリアしています。しかしネットではいろんなショップがダブルオカリナを販売していて、既に価格競争に突入しています。またオカリナ教室に通っている人は、教室にダブルオカリナが飾っているのを見たり、実際に先生が吹いているのを見たことがあるのではないでしょうか。ダブルオカリナは案外ポピュラーな楽器なのではないかと懸念しています。

とはいえ仕入れの関係上、これを販売しないとつらいというのがあります…
このダブルオカリナはチャカリナやオカリナのネックレスを販売しているエスティーエル・オカリナ社の商品です。商品を安く仕入れるには相応の金額か商品個数が必要なわけですが、だからといってチャカリナばっかり何十個も仕入れるわけにもいきません。ふつうのオカリナは論外、となると他にうちで販売できそうな商品はダブルオカリナやトリプルオカリナしかないのです。

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2009年10月09日

デュエットオカリナのパチモン新発売

とあるオカリナ専門店でデュエットオカリナのパチモンが新発売されました。
「んな買い手のいないニッチ商品をパチってどうする?」とか「仮にも専門店がパチモンを販売するってどうよっ!?」とか、ツッコミどころ満載な事件です。

問題のウェブショップにビックリマーク付きで紹介された写真を見たところ、造作はオリジナルよりもいくぶん簡素でしょうか。しかし記載された数値を信じるならスペックはオリジナルと同等で、価格はなんとたったの6千5百円!?
ムリムリ、ぜったいムリ。「どうすればそんな値段で生産できるんだ」とオリジナルの工房は半信半疑の驚きです。

このダンピングまがいのメチャクチャな価格設定や、その他の要素をいろいろ考えた結果、私は多分大丈夫だろうと判断しました。パチモンを完全に駆逐できなくてもオリジナルの工房の利益を守れるという意味で。もちろん対策は講じますよ、既に最初の手を打ちました。

しかしそれを英語で説明するのが難しい。
一晩中、オリジナルの工房とメールをやり取りすることになりました。





すみません、フォローするのを忘れてました。
私の中ではこの記事を書いた時点で気分すっきり解決していました…
パチモンに関しては、見なかったことにしています。あるようにあれ、という立場です。「既に最初の手を打ちました」というのは具体的に言うと「うちで売っているのはデュエットオカリナで、ハモリナではありません」とブログやウェブショップのそこここに明記しただけです。これで十分でしょう。法的手段に訴えるとかその準備だとか、一切していませんよ。できないし、必要もないし。

まず最初に。
ハモリナはノースカントリー・ワークショップ工房作のデュエットオカリナのパチモンだと言い切ります。それはハモリナがデュエットオカリナよりも後に発表されたオカリナで、デュエットオカリナに酷似した意匠(外観)だからです。いやだって、そもそもそういうグレイな物を類似品、パチモンって呼ぶのでしょう。更にハモリナを製作した本人が「デュエットオカリナを参考にした」と証言しましたから、そりゃもう太鼓判付きのパチモンです。

それからハモリナの存在はまったく合法です。
デュエットオカリナの”原理”はマヤ・アステカに起源があるため、特許になりません。後は意匠(外観)をマネされないように意匠登録などすればいいのでしょうか、そういうことはできるのでしょうか。そのへん私は詳しくないのですが、どのみち本家の工房はそのようなことをしていないので間に合いません。そんなだから法的手段に訴えようもありませんし、そしてその必要性も感じていません。

今は市場を広げるのがいちばんだと考えています。
和音を出せるオカリナが存在するなんて、ふつうの人は知りません。ふつうの人にデュエットオカリナの存在を広く知らしめること。もしデュエットオカリナの市場が1000倍になったら、半分をハモリナに取られても、今の500倍がこちらの取り分になるわけでしょう。はあ、ほんとうにそうなるといいです…

そもそも私がパチモンのハモリナを売ってもいいのですよ?
(2010年3月28日)

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