-- てみる屋業務日誌(8) --

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2009年10月12日

ダブルオカリナを販売する予定です

» ダブルオカリナを吹いてみました

オカリナは音域の狭い楽器です。
っても1オクターブ+5音あるので、この範囲に収まるように調整すればたいていの曲は吹けてしまうものなのですが…オカリナの音域をすこしでも広げる工夫として、ふつうのオカリナの横に小さなオカリナをくっつけたダブルオカリナが考えだされました。単純に二つのオカリナを一つにしただけ、吹口は二つあります。オカリナ演奏家がライブステージで演奏しているときに、曲の途中で音の高さの違うオカリナに取りかえて演奏することがあります。やっていることはそれとまったく同じです。

二つのオカリナを取りかえながら演奏するのは難しいだろうと推測しますが、実際にやってみるとオカリナの取りかえは思ったよりも余裕があります。メインの大きなオカリナで高い音を吹いているときは、既に右手は空いて自由になっています。だからそこから更に高い音を出すときは、左手でメロディーを演奏しながら空いた右手で小さいオカリナの指穴をあらかじめ押さえておくのです。あとはハーモニカのように吹口をスライドするだけ。これはこれで合理的な仕組みです。

ダブルオカリナを売ってよいものか

福岡市内のふつうの楽器屋ではダブルオカリナを見かけません。
そういう意味では世界楽器てみる屋の「珍しい楽器の販売条件」を堂々クリアしています。しかしネットではいろんなショップがダブルオカリナを販売していて、既に価格競争に突入しています。またオカリナ教室に通っている人は、教室にダブルオカリナが飾っているのを見たり、実際に先生が吹いているのを見たことがあるのではないでしょうか。ダブルオカリナは案外ポピュラーな楽器なのではないかと懸念しています。

とはいえ仕入れの関係上、これを販売しないとつらいというのがあります…
このダブルオカリナはチャカリナやオカリナのネックレスを販売しているエスティーエル・オカリナ社の商品です。商品を安く仕入れるには相応の金額か商品個数が必要なわけですが、だからといってチャカリナばっかり何十個も仕入れるわけにもいきません。ふつうのオカリナは論外、となると他にうちで販売できそうな商品はダブルオカリナやトリプルオカリナしかないのです。

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2009年10月09日

デュエットオカリナのパチモン新発売

とあるオカリナ専門店でデュエットオカリナのパチモンが新発売されました。
「んな買い手のいないニッチ商品をパチってどうする?」とか「仮にも専門店がパチモンを販売するってどうよっ!?」とか、ツッコミどころ満載な事件です。

問題のウェブショップにビックリマーク付きで紹介された写真を見たところ、造作はオリジナルよりもいくぶん簡素でしょうか。しかし記載された数値を信じるならスペックはオリジナルと同等で、価格はなんとたったの6千5百円!?
ムリムリ、ぜったいムリ。「どうすればそんな値段で生産できるんだ」とオリジナルの工房は半信半疑の驚きです。

このダンピングまがいのメチャクチャな価格設定や、その他の要素をいろいろ考えた結果、私は多分大丈夫だろうと判断しました。パチモンを完全に駆逐できなくてもオリジナルの工房の利益を守れるという意味で。もちろん対策は講じますよ、既に最初の手を打ちました。

しかしそれを英語で説明するのが難しい。
一晩中、オリジナルの工房とメールをやり取りすることになりました。





すみません、フォローするのを忘れてました。
私の中ではこの記事を書いた時点で気分すっきり解決していました…
パチモンに関しては、見なかったことにしています。あるようにあれ、という立場です。「既に最初の手を打ちました」というのは具体的に言うと「うちで売っているのはデュエットオカリナで、ハモリナではありません」とブログやウェブショップのそこここに明記しただけです。これで十分でしょう。法的手段に訴えるとかその準備だとか、一切していませんよ。できないし、必要もないし。

まず最初に。
ハモリナはノースカントリー・ワークショップ工房作のデュエットオカリナのパチモンだと言い切ります。それはハモリナがデュエットオカリナよりも後に発表されたオカリナで、デュエットオカリナに酷似した意匠(外観)だからです。いやだって、そもそもそういうグレイな物を類似品、パチモンって呼ぶのでしょう。更にハモリナを製作した本人が「デュエットオカリナを参考にした」と証言しましたから、そりゃもう太鼓判付きのパチモンです。

それからハモリナの存在はまったく合法です。
デュエットオカリナの”原理”はマヤ・アステカに起源があるため、特許になりません。後は意匠(外観)をマネされないように意匠登録などすればいいのでしょうか、そういうことはできるのでしょうか。そのへん私は詳しくないのですが、どのみち本家の工房はそのようなことをしていないので間に合いません。そんなだから法的手段に訴えようもありませんし、そしてその必要性も感じていません。

今は市場を広げるのがいちばんだと考えています。
和音を出せるオカリナが存在するなんて、ふつうの人は知りません。ふつうの人にデュエットオカリナの存在を広く知らしめること。もしデュエットオカリナの市場が1000倍になったら、半分をハモリナに取られても、今の500倍がこちらの取り分になるわけでしょう。はあ、ほんとうにそうなるといいです…

そもそも私がパチモンのハモリナを売ってもいいのですよ?
(2010年3月28日)

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2009年09月17日

小さなオカリナのネックレス

陶器でできたオカリナのネックレスです。
小さいけれど6穴オカリナとしてちゃんと演奏できます。とはいえ基本はアクセサリなので、そんな素晴らしい音色ではありませんけど。

近日中に販売します。
オカリナの好きな方へのサプライズなプレゼントにどうぞ。
(サイズは縦6cm)

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2009年09月16日

チャカリナ

湯飲みの形をしたオカリナです。
ちゃんと湯飲みとして使えますし、ちゃんとオカリナとして演奏できます。
» チャカリナを吹いてみました

最近よく見かける、二重底の保温カップの隙間に目をつけて湯飲みをオカリナにしてしまいました。こんな形をしていてもちゃんと鳴るんですねー。4穴で音域は1オクターブ、でも湯飲みなんですから音色には期待しないでください。それとお茶を飲みながらのオカリナ演奏は控えてください。取り落とすとテーブルの上が大惨事です。

近日中に発売開始します。
オカリナの好きな方へのサプライズなプレゼントに、お歳暮やお中元にどうぞ。

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2009年09月05日

13穴2オクターブのオカリナ

このところデュエットオカリナの特集記事を書きためています。
私はもともとオカリナの音が好きではありません。吹かないし苦手な笛でしたが、連日吹いているうち(これはこれでいいかも?)と思えてきました。好きな楽器が増えてラッキー。

さて、オカリナはもちろん誰でも知ってる超ポピュラーな楽器です。どんな田舎の楽器屋だって一つは売ってるでしょう。変わった楽器・珍しい楽器を販売する世界楽器てみる屋としては、店主が売る気になったから、よい楽器だから、という理由だけでは販売することができません。街の楽器屋ではあまり見かけないオカリナ…粗悪品はさすがに販売できませんが、デザイン重視のプレゼント用とか?そんなのを探して販売するしかないかなと考えてます。
(まったくめんどくさい店です。)

写真は13穴で2オクターブ出せるオカリナです。
通常のオカリナの音域は1オクターブ+5音なのだそうで、これはそれに二つ音が増えて2オクターブの音域を完全にカバーします。ソプラノC調で下のソの音から「ソラシドレミファソラシドレミファソ」。メーカーの得意げな解説によると、左手人差指にサブホールを一つ追加したことで、いちばん低いソの音といちばん高いソの音を出すことが可能になったのだとか。

地元のオカリナ教室の先生に尋ねたところ「初耳だ」とのことでしたので、これは珍しいということでいいのかな?卸売りしていただけるようメーカーと交渉してみます。
うまくいけば9月注に新発売できるでしょう。

2オクターブオカリナを吹いてみての所感

もう手放せません。パソコンを操作しながらさっきからずっと吹いてます。
オカリナってこんなにおもしろかったのかー。私の子どものころの記憶ではオカリナは、音がぼんやりと不明瞭で妙に聞きとりにくい、ピッチがふらふらして何を吹いているのか分からない、という笛だったのですが。それなりに値の張るオカリナであれば、かちっとした音でピッチも安定しているのですね。これは失敗、認識を改めました。

しかしそれは、この2オクターブオカリナが特にすばらしい、ということでもないのだろうと判断しています。ナイトオカリナですか?世間に出回っているきちんとしたオカリナはきっとみんな気持ちよく演奏できるのでしょう。

私がこの形のオカリナをまともにを吹いたのはこれが初めてです。
だからふつうのオカリナよりも上下に二つ音が多い、ということのありがたみがピンときません。低いソの音を使う曲はたくさんありますから、低いソが出ないと困るだろうとは思います。ってもそれも四度高く移調して吹けばいいわけで…どうなんでしょう。

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2009年08月25日

フヤラを販売する予定です

細長い笛を強く吹くと音が裏がえって高い音が出ます。倍音です。
強く吹くほど音がどんどん裏がえって、それは音階のようになります。これが指穴が一つもないのにメロディーを演奏することができるオーバートーンフルートの原理です。
» オーバートーンフルートを吹いてみました

フヤラはスロバキアにある世界最大のオーバートーンフルートです。

全長は170cmで、私の背丈より大きいくらい。指穴が3つありますが、これは倍音列を切りかえるために使います。一つの指穴で「ドドソドミソシbドレミファ#ソラシbシド」のようにいろんな音を出します。このへんの仕組みは笛よりむしろトランペットなどラッパ族に近い。倍音はマイクがハウったときの音ですから、耳にくるヒステリックな音色です。エコーをギンギンにかけてフヤラを力いっぱい吹くとすごいことになります。

» フヤラの音(メーカーの試聴サンプルから)

私はフヤラをずっと販売したいと思ってました。
非常に高価で手の届かない楽器でしたが。ユーロが弱くなったこと、メーカーが値下げしたこと、うちのお店の体力がついてきたことから、ついに販売する運びとなりました。

ふつうのフヤラと、パーツ交換でディジュリドゥに変身するフヤリドゥの二種類を仕入れます。どちらも3パーツに分解できるので持ち運びに便利。フヤリドゥは単に分解できるディジュリドゥとしても重宝だと思います。

「早くて2ヶ月後に納品」と言っていましたから、11月半ば?なんとか年内には発売できそうです。価格はふつうのフヤラが67,000円、ディジュ兼用フヤラが81,000円くらいを想定。

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2009年08月18日

エオリアンハープを日本で製作販売します

イーストウッド・プロダクツのローバート・コリガンは20年間エオリアンハープを作り続けてきました。100年前に絶滅した英国の楽器を復元した功績によりウェールズのチャールズ皇太子から公式に賞賛をいただいたこともあります。
しかしもう体が動かなくなって今年中に工房をたたむことにしました。

» 風を受けて鳴るエオリアンハープの音

「まだ作りかけがいくつか残っているので、それを仕上げたらほんとうに終わりです。工作機械と工具と木材を売りに出します。余っているハープの部品も何もかも売りに出します…」というウェブサイトの文章を読んでいるうち、こっちまでなんだか卒業式の後片づけをしているような気持ちになってきました。

現在、売りに出ているのは在庫のエオリアンハープ数点、それと詳細な設計図。

私はもうエオリアンハープを作ることができません。100年前のようにエオリアンハープが消え逝かないことを私は強く願っています。私は多くの教育CDを販売してきましたし、今後もできるかぎりそうするつもりです。幾人かの木工職人たちが仕事としてこのハープを製作するようになることを私は願っています。

…ま、今後も楽器屋を続けていくとこんな場面に出くわすのでしょうね。
私はロバートにメールを書いて設計図を買い取ることにしました。
日本の工房に依頼して製作・販売します。

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2009年07月22日

ケーナサジフルート プレゼントキャンペーン

アーストーン・フルート工房から届いた小包にケーナサジフルートが1本サンプル品として入っていました。

ケーナサジフルートは古代アナサジフルートの吹口を南アメリカの葦笛ケーナのように改造した笛です。アーストーン・フルート工房はこのようにアナサジフルートやモハーヴェフルートを積極的に改造することによって、コヨーテ・オールドマン工房の製品との差別化を図っているようです。
» ケーナサジフルート吹いてみた


どうなんでしょう。
よい笛だと思います。でもふつうのアナサジフルートとの違いがよく分かりません。工房のウェブサイトでは「ふつうのアナサジフルートよりもマスターしやすいよ」と説明していました。たしかに尺八よりもケーナの方が音を出しやすいというのが定評です。しかしそれは比較の話であって、ケーナ自体、最初の音を出すのに一ヶ月かかったとか、半年習ったけど思いどおりに吹けないのでやめたとか、そんなハードルの高い笛です。意味あるのかなあ。

私にはケーナサジフルートの売り方が分かりません。だからてみる屋では販売しないでしょう。でもそうなるとこのサンプル品の行き場がなくなります。私は持っててもきっと吹かないでしょうし…

このようないきさつで、ケーナサジフルートを無料でお客さんにプレゼントすることにしました。あ、送料は払ってくださいね。ですからまったく只で手に入るというわけではありませんよ。

ケーナサジフルート プレゼントキャンペーン

プレゼント内容
サンプル品のケーナサジフルート(レッドウッド、Bキー)1本
応募資格
2009年7月22日までに、てみる屋の商品をなんでもいいから一つ以上買った人。
応募方法
てみる屋宛てに電子メールをください。件名に「ケーナサジフルートをください」みたいな、まあなんのメールか分かればいいです。あと本文にお名前と、できれば住所も書いていただければ完璧です。てみる屋ではいつ誰に何を売ったか完璧に把握しています。名前、住所、メールアドレスのどれか一致すればお客さんだと判断できますので。
〆切
2009年8月25日までにメールをください。
抽選方法
サイコロでも転がします。かんぜんにランダムです。
当選発表
2009年8月27日にウェブショップかブログにて発表します。「長崎市のK.Aさん」みたいな感じで?当選者には別途メールを差しあげます。

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2009年05月25日

バグパイプが完成したそうな

年始に製作依頼したバグパイプがすべて完成したと、工房から写真が届きました。

中世の文献に載っているバグパイプを復元しました。
バグパイプとしては小型な部類で音量が小さく、リコーダー・ギター・ピアノなど室内での合奏を想定しています。そうですね、リコーダーやオカリナのサークル、古楽のグループに重宝がられるでしょう。

キーはCキー(ふつうにピアノのドの音からドレミファソラシド)。
音域は1オクターブ+1音です、コンサート楽器と比べて信じられないほど狭い音域ですがバグパイプとはそんなものらしい。
伴奏管が一本のタイプと二本のタイプがあります。

6月半ばに販売開始の予定。

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2009年03月01日

新しいインディアンフルートを販売開始しました

» アーストーンのインディアンフルートを吹いてみました

アーストーン・フルート工房のインディアンフルートです。
木目の美しいメイプルにバーンリングとラピス象嵌をほどこしました。ブロックは知恵の象徴である大鴉(オオガラス)をかたどっています。太く力強い音色です。

てみる屋で売ってる他のインディアンフルートとずいぶん雰囲気の違う音だ…と思いましたか。実はそのように吹いているだけです、ストラップをはずして6穴にして吹きました。

初心者には上から3番目の指穴をストラップでかくして5穴のフルートとして演奏することをお勧めしています。下から順に指穴をあけていくだけでインディアンフルートの伝統的な音階―ラドレミソラ―を吹くことができます。どのように指を動かしてもそれらしく曲に聞こえるためフィーリングで吹くのに最適なのですが。

6穴にするとこんなヒロイックな音階も使えます。
» 詳細はアーストーン・フルートのカタログページへ

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