本物の骨の笛
北米から取りよせた本物の骨の笛です。
大昔は骨で作ったものです
獣や鳥の骨は、古代から笛の材料として重宝されてきました。
ドイツで発掘された世界最古の笛は確かハゲワシの骨で出来てたはず。写真は北米のファイヤーウインド・フルート工房が製作した――小さいのが鹿の脚の骨の笛で、大きいのが駝鳥の脚の骨の笛です。
……鹿はまあ、分かりますよ。
増えすぎると畑や森林を荒らす害獣になりますから、日本でも期間を限定して狩ってますし。でも駝鳥はどうよ、ワシントンなんたらに引っかからないの!?と心配になって調べてみたら、日本でもふつうに鶏みたいに飼育して、羽根や皮を取ったり、肉や卵を食べたりしてるみたいですね。
素人の日曜大工クオリティ
で、その骨の笛の出来映えなのですが。
一言で言うと、至らない。製作者は手を抜かずきちんと作っています、というのは伝わってくるのですが。他の工房の作品と見比べると、どうにも素人作業です。音はまあ良いです、きちんとチューニングしてるようです。そういうところはきちんと気を配っているのです。
強いて選ぶなら、ケーナ型の笛でしょうか。
なんというか、手間をかけるほど出来映えがみすぼらしくなるので、指穴を開けて吹き口を切っただけの素朴な構造なら、まだ鑑賞に堪えられそうなのです。
いくつかの懸案事項をクリアできたら、条件次第で販売してもよいと考えています。本物の骨の笛って、珍しいと言えば珍しいですから。
楽器があればもっと楽しい毎日
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コメント
さっきからケーナ型の笛を吹いています。なんか気に入りました。
投稿者: すだれ | 2013年08月02日 01:21
私も牛骨のケーナを一本持っています。結構はっきりした音です。ただ温度、湿度管理をしないとヒビや割れが入るので気を使います。
投稿者: Yukio | 2013年08月02日 09:55
調べてみました。骨で作ったケーナってわりと出回っているのですね。勉強になりました。
投稿者: すだれ | 2013年08月02日 14:56