回して鳴らす
ワイングラスのふちを指でこするときれいな音がします。音程の異なるグラスをそろえればメロディーを演奏することもできます。これをコンパクトな楽器にまとめたのがアルモニカです。
アルモニカの横長い筐体には太い心棒が横たわっていて、心棒にはガラス製のベルが大きいものから小さいものまで順序よくずらっと串刺しになっています。足踏みペダルを踏むと心棒がゆっくり回転し、それにつれてベルも回転します。回転するベルのふちに指を当てると…ワイングラスをこすったときの澄んだ音が響く仕組みです。
»こんな音
アルモニカを演奏する姿は足踏みオルガンを演奏する姿によく似ていました。音色は、あまりに純粋すぎて現実感がなく、今聴くとなんだか電子音のようです。
アルモニカは18世紀に西欧で大流行しましたが後に「神経に有害な音」との悪評が立ち、最後はピアノの台頭によって忘れ去られました。
アルモニカはベンジャミン・フランクリンが発明しました。
» アルモニカについて
楽器があればもっと楽しい毎日
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