-- その他の楽器(5) --

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2008年12月14日

最初のハピドラムが入荷

8月に発注した最初のハピドラムがやっと入荷しました。
外観はまったくウェブサイトにアップされている写真のとおりで、音色もまったくYouTubeにアップされているとおりです。グッジョブっ。

» ハピドラムを叩いてみた

プロパンガスボンベの底でスリットドラムを製作する方法がインターネットで公開されて以来、ハングドラムの不在を埋めるべく、プロからアマチュアまで数多のパイオニアたちが市場の空白に参入しました。その中でもハピトーン社は世界を取る候補の一つだと、私は確信しました。

CG写真のように美しい加工はあるいは最初からこの形をしていたようにさえ思えるほどです。なにをどうすればこんなふうにできるのか。NCロボットで削ったにしろプレスで打ちぬいたにしろ、おそらく人間が電動ノコで切りこむよりも精巧にそして高速に加工しているはずです。

内部はもっと興味深い。裏の音響穴から中を覗くとなるほどという工夫が凝らしてあって…っと企業秘密です。知りたければハピトーン社から購入してあげてくださいね。

塗装の強度は分かりません。でもここまできっちり設計できる会社ですから、少々遊んだだけで剥げてしまうようなヤワな塗装を施すとは考えられない。私は信用します。

今回入荷したのは本来はサンプル用というか私の玩具だったのですが。最初のお客さんにお渡しすると決めました。かなり後ろ髪を引かれますが…取材はこれでおしまい、元どおりに梱包してクロネコにカード決済を依頼します。

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2008年11月15日

バリ島のスリン

世界楽器てみる屋のお客さんから「スリンは手に入らないか」と尋ねられました。バリ島の竹笛スリンなら、ずいぶん昔に京都の民族楽器コイズミで購入しました。数本の中からいちばん美しいものを選んだとき、どの笛のサイズも指穴の位置もまちまちだったのを覚えています。だから、てみる屋では販売しないつもりです。後でお客さんからいろいろ質問されても答えられないでしょう。

» バリ島のスリンを吹いてみた(なんだか日本ぽくなりました…)

改めて吹いてみるとなかなか雰囲気のある音です。件のお客さんに「使わないからタダであげる」と約束しましたが、ちょっと早まったかな。

バリ島のスリン

スリンはインドネシア全域に見られる竹でできた縦笛です。頭部に蔓の輪っかが鉢巻きのようにはまっていて、これをなくすと鳴らなくなります。リコーダーと同じで吹けば鳴ります。

スリンの演奏スタイルは国によって違うようです。バリ島ではガムランの伴奏でぴーやーぴーやーと単調な旋律を循環呼吸で際限なく繰りかえします。
バリ島の民俗芸能といえばケチャが有名です。チャチャチャチャッという勇壮なかけ声の後ろで「よーぷるよーぷるる」と歌が入りますが、あれがたしかスリンの口真似だったと記憶します。

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2008年11月06日

アレイムビラすげえぜっ

世界楽器てみる屋のお客さんから「すだれさんはアレイムビラ(Array Mbira)をご存じですか?」と尋ねられました。価格次第では購入できないかな、と。

アレイというのは"棚"、"ずらっと並んだ"という意味でムビラはカリンバのこと。だからやたらにキーのたくさん付いたカリンバかなと、探せばすぐに見つかりました。想像通りの外観で正直がっかりです。でもお客さんの依頼ですから(大きければいいってもんじゃないよ…)とプチグサれながら調べてみると…す、すげえぜっ。

この楽器の要はキーの配置です。
キーの配置がものすごく合理的です。「クラシック音楽論の基礎である五度進行の環を一直線に並べたら?」というのがそもそものアイディアと思うのですが。おかげで類を見ない操作性を実現しました。

  • 4オクターブのメロディーを片手で弾けます。
  • 手は同じ位置に固定したまま、指先だけで4オクターブ弾けます。
  • 4オクターブ分の和音を片手で弾けます。
  • どの和音を弾くときも手の形はいつも同じです。簡単に覚えられる。
  • それを両手でやるからすごいことになります。
  • 移調・転調に極端に強いです。
  • 指の動きはそのまま、手全体を横にずらすだけでガシガシ転調します。

ね、ありあないっ?って感じでしょ。まるで魔法です。どういう仕掛けなのか、メーカーが無料で配布しているキー配置に関するドキュメントをアップしました。日本語でコメントを入れたので、ぜひ読んで、そして賞賛してほしい。このシステムを思いついた人は天才です。これ、歴史を生き残る楽器ですよ。
» アレイムビラの配置について(pdfファイル)

卸売りしていただけるのか早速確認してみます。
現地価格はケース代、送料など含めて26万円ほど。てみる屋で販売するならこの2割り増しの値段になると思います。
卸売りの約束を取りつけました。今から詳細を詰めて、できるだけ近日中に商品化します。高額なので受注生産になります。(2008/11/08修正)

Array Mbiraの演奏 onYouTube

”Array Mbira”で検索するとたくさんの動画が見つかります。これはその一つ。

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2008年10月07日

ジャグバンド(Jug Band)なのだそうです

鼻笛を買ってくれたお客さんが「ジャグバンドをやってるんです」と言いました。ジャムセッションみたいなもの?と思いましたらこれがぜんぜん違いました。

ジャグ(a jug)というのは水差しのことで、ぶっとい水差しに口を当ててぶいぶい鳴らすんだそうです。ラッパのように唇を振動させますが、声も出すようで、カズーのような要領でしょうか。(試しに居間に転がっている大きなウドゥを吹いてみましたが言うことをきいてくれませんでした。)

お客さんのジャグバンド "old southern jug blowers"

もう、ちょーかっこいいです。「ぶぇっ、ぶぇっ」とベースを担当しているのがおそらくジャグ。チューバが壊れたらこんな音でしょうか。

ジャグバンドは20世紀初期に北米ケンタッキー州からはじまったそうです。陶器の古いジャグはビンテージものとして、これを手に入れることがジャグ吹きのステータスなんだとか。今日はひとつ賢くなりました。
» ジャグバンドについて 『Jugband』

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2008年06月06日

思索の笛の運指

思索の笛はうちの店の定番商品ではありませんが、買っていただいたのになんのフォローもないというのもアレなので、運指表だけでもアップしておきます。あ、基本的な鳴らし方はふつうの横笛と同じです。横笛の吹き方についてはこちらをご覧ください。
» 横笛の吹き方(過去の記事)

下から二つ目の音が基本の音

エリックさんの説明によると、思索の笛はいちばん下の指穴をあけた、下から二つ目の音が基本の音だそうです。演奏はこの音から始まってこの音で終わります。(基本であってぜったいに守らなければならない、というものではありませんよ。)

運指はいちばん下の指穴をあけっぱなしで、以下のようになります。

2オクターブ目は、上の三つの指穴(左手の指穴)が利かなくなりますので、強く吹いて倍音を出して代わりにするとよいです。

いちばん下の指穴は曲の終わりに使う

いちばん下の指穴は曲の途中で一息つくところ、曲の終わりなどで、音と音の間にはさむように鳴らすそうです。指穴をぜんぶふさいでぴー~~っと吹いて、基本の音にもどしてぴー~~っと吹いて終わる、みたいな。

とにかく音のニュアンスを憶えて自分なりの決めフレーズを編みだしてください。
» 思索の笛について(過去の記事)

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2008年05月30日

思索の笛

うちの店の竹笛を製作しているエリックさんはオリジナルの笛も製作しています。
これはメディテーション・フルート―思索の笛―と言うそうな。特別な装飾がなんとなく日本を連想させます。音階も日本の旋法とマイナースケールを切り貼りしたような、気むずかしい音階です。「Z・E・N・!」というノリなんでしょうか。
» こんな音

お客さんじきじきの指名により製作してもらいました。(せっかくだから私のも作ってもらいました。)長らくお待たせしました、すぐに配送いたしますので。

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2008年04月12日

ライアー

歴史的には古代ギリシアの竪琴のことですが、日本では、シュタイナー教育用に開発された新しい楽器を指します。
» こんな音

有機的なフォルムの胴体に多数の金属弦を張った構造。クロマチック楽器(半音を用意した楽器)で、ピアノの白鍵にあたるドレミ弦と黒鍵にあたる半音弦を表裏の二層に張っています。椅子に座り膝の上にライアーを立てて、ドレミ弦を表から右手で、半音弦を裏から左手で弾きます。

ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のエンディングを伴奏したことで知られるようになりました。
» CD「千と千尋の神隠し」の購入はこちら(amazon.com)
» ライアーの購入はこちら(シュタイナー教材・ライアーのペロル)

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2008年04月05日

和音の出るインディアンフルート

笛が出せる音は同時に一つだけ。人の歌声にせまる高い表現力は他の楽器を抜いていますが、ピアノのような和音を出せる楽器にちょっとだけコンプレックスがあったりします。

写真はドーロン・フルートといいます。北アメリカインディアンの伝統楽器、インディアンフルートの改造バージョンです。二本のインディアンフルートが一つにくっついた構造で、一本は指穴が無くいつも同じ音を鳴らします。もう一本はふつうに指穴があってメロディーを奏でます。吹くと二本がいっしょに鳴って、原始的な和音を奏ます。

» ドローン・フルートの音

初めて吹いたときのインパクトはすごかった。(ちなみに私はこのドローン・フルートにドリルで指穴をあけて、二種類まで和音が出せるようにしています。)

先日「本物のインディアンの笛を売るんだ」と息まいたもののその後の進捗が芳しくなく、このドローン・フルートが急遽浮上してきました。年内に世界楽器てみる屋で販売開始します。
購入をご検討の方は手をあげてください、販売開始時期が早まります。

本物のインディアンの笛もあきらめたわけではありませんよ。状況次第ではこちらの販売の方が先です、つかそれが順当。

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2008年03月16日

篠笛とルネサンスフルートのツーショット

篠笛の老作家さんとお知りあいになり、篠笛をいただきました。写真は篠笛と竹製のルネサンスフルートのツーショットです。篠笛の方が大きく見えますが、吹口と指穴の位置を見比べるとどちらも同じC管です。

彼は日本の横笛を世界に広めたいとがんばっていて、篠笛は西洋音階―ドレミ―に改造されていました。通常の篠笛は日本の古い音階になっているのでドレミを吹くのに苦労します。篠笛で普通の曲を吹きたい人は、このような改造篠笛を探すのがよいです。

篠笛とルネサンスフルートを吹き比べてみました。「ルネサンスフルートの方が鳴らしやすい」というお客さんの声があったのですが、特にそのようなことは感じません。あるいは「篠笛の運指が難しかった」という意味だったのかもしれませんね。ただ音色が、音色が…「君の笛はフルートみたいな音だね」そう、ルネサンスフルートは篠笛よりも西洋のフルートに近い音がするのです。同じ竹笛なのに。(なんだかそんな気がする)と思っていましたが、どうやら本当にそうらしいです。

» C管の篠笛の音
» C管の竹製ルネサンスフルートの音

低いG管で吹くとより顕著です。

» G管のルネサンスフルートの音

「音が低いとフルートっぽく聞こえるね」という表層的な話ではなくて、本質的にそいういう音色の違いがあります。同じ竹笛なのに、これはおもしろいっ。

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2007年12月15日

中国の古い古いオカリナ

塤(シュンまたはケン)という、6700年前から中国に伝わる古い古いオカリナです。
» こんな音

手のひらに収まるくらいの陶器でできた砲弾型の胴に、8つの指穴と先端に吹口の穴が開いています。ふつうのオカリナのように口にくわえてぷぅーっと吹くのではなくて、尺八やフルートのように吹口に息を吹きかけて鳴らします。

世界楽器てみる屋で売れそうな楽器はないかと探していて、サンプル写真がきれいだったので試しに一つ購入してみました。手に取ってみるとていねいな造作で製作者の心意気が伝わってきます。でも説明書がないので運指が分かりません。★1 いろいろ試して、指穴を全部ふさいだときの一番低い音をミの音とすると、うまくいくことが分かりました。

うーんきれいな五音階。★2 でもこれではマニアしか買いません、ふつうの曲を吹けませんから……美しいオカリナ・珍しいオカリナを商品化してそのシリーズとして売り出すなら、いけるでしょうか。

★1 後でネットを調べたら中国語のウェブサイトに運指表を見つけました。
でも全然おかしな音階?製品が違うのかな。

★2 一番低い音をラにすると ラシドレミファソラシドレ と、ドレミを全部出せることが分かりました。これならふつうに曲を吹けますね。

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