-- 6穴フルート・横笛(2) --

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2008年08月25日

横笛の吹き方、チューニング

横笛と他の楽器を合奏するときはお互いに音の高さを合わせる必要があります。相手がギターならギターのほうを横笛に合わせてチューニングすればいいのですが、ピアノのように簡単にチューニングできない楽器だと、横笛のほうを合わせるしかありません。

頷くと音が下がる

笛の音の高さはなんで決まるか。まずは指穴で決まりますよね。吹口に近い指穴をあけるほど高い音がします。それとは別に、吹口の大きさも音の高さに関係します。吹口が広くあいていると笛の音は全体的に高くなります。せまいと反対に低くなります。

横笛を吹くとき、下を向くように吹口にかぶさるようにして吹くと、吹口のあきがせまくなって全体的に音が下がります。上を向くように吹口を広くあけるようにして吹くと、全体的に音が上がります。ほんの少しですがこれで笛の音の高さを微調整できると覚えておくといいです。

» 吹口をふさいだりあけたり

あるいは演奏中にうんうんうんと頷いて音をゆらすテクニックとして応用できます。これは尺八の演奏者がいやいやいやと首をふるのと同じことで、尺八の場合、首を横にひねると吹口部分があいて音が高くなります。尺八の吹口はこの演奏テクニックに特化した形状をしているので、首ふりで半音から一音ほど音の高さが上下するそうですよ。すげー。

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2008年08月21日

大きな笛の指穴を押さえるには

笛の指穴はふつう、指の腹(爪の裏側、指紋のある部分)で押さえます。
しかしlowDクラスの大型の笛(吹口からいちばん下の指穴まで44cm)になると、指穴を押さえることができない人も出てきます。指穴を押さえることはできないけれど、どうしても大型の低音の笛を吹いてみたい。そんな場合はどうすればいいでしょうか。

なせば成るが問題も

もしぎりぎり押さえられるのであれば努力でなんとかなります。私も最初は指穴を押えることができなくて、吹けない笛を買ってしまったと後悔しました。それでも思い出すにつれ未練がましく挑戦していたら少しずつ指が曲がるようになって、今では不自由なく吹くことができます。人間の身体の柔軟性には目を見はるものがあります。

とは言え、確かに私のようにムリして指穴を押さえることはできますが、結局、指が不自然に曲がって力んだ状態になっていますから、遅れたり疲れたりと、演奏上の問題を抱えてしまいます。

指の関節と関節の間で押さえるのが定番

縦笛、横笛にかぎらず大きな笛を吹くときには、写真のように指をまっすぐ伸ばして、指の関節と関節の間で指穴を押さえます。これは世界中の笛でそのようにします。ムリに指の腹で指穴を押さえるよりも本当はこちらの方がよいです。疲れないし速く動かせるし。

  • 薬指はふつうに指の腹で押さえてOK
  • 人差指と中指は、指の関節と関節の間で指穴を押さえる

私も練習します

諸事情から英国トニー・ディクソンのフルートとホイッスルを販売することになりまして、これをご縁に地元のアイリッシュパブで開催している練習会に参加することにしました。見れば講師の人もフルートを関節と関節の間で押さえています。ならば私も練習しましょう。他人にえらそうなことを言っておいて、自分ができないようでは実感を伝えることができませんし。ついでに、私は今まで一番下の指穴を右手小指で押さえていたのですが、薬指で押さえるように直します。

構えてみた感じ、不自然な力が入っていないので指は楽です。ぱたぱたと軽く動きます。しかしなんとも居心地の悪いもどかしい感じがします…どのくらいで違和感がなくなるでしょうか。
後日に結果報告しますね。
» アイリッシュミュージック練習会in福岡市中央区 『ザ・ケルツ』

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2008年08月16日

横笛の吹き方、つなげる・区切る 8

横笛の演奏の善し悪しは音のカタチできまります。音の出だしを整える、音と音の間を区切る方法について説明してきましたが、音をつなげて吹いてしまうのもアリです。

音をつなげて吹く

今まで音の出だしを整える、音と音の間を区切る方法について説明してきましたが、音を区切らない、つなげて吹くという選択肢もアリです。ふーっと息を吐きながら指を動かすと音がずるずるとつながって聞こえます。

一つ一つの音がはっきりしない、何を吹いているのか聴きづらい。だからフルートやリコーダーではタンギングを重視するのでしょうが。一曲ぜんぶずるずるとつなげて吹くのではなくて、場所々々で音を区切って吹いたりつなげて吹いたりすると、表情豊かな演奏になります。
» 最初にぜんぶ区切って、つぎに区切ったりつないだり

どこをつないでどこを区切るかはその人らしさ・個性になってくると思いますが。たとえば「1234 1234 …」という拍子に合わせて吹くときに、「1」「2」「3」「4」のところの音は区切って、それより細かい短い音はつなげて吹くだけでも、いい感じに聞こえます。本当は曲に応じて「ここを切る」「ここをつなげる」というのを工夫するのがいいです。

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2008年08月07日

横笛の吹き方、つなげる・区切る 7

横笛の演奏の善し悪しは音のカタチできまります。音の出だしを整える、音と音の間を区切る方法について説明してきましたが、他にもいくつかありました。

クーッと吹く

息を吐きながらクククッと喉の奥で息を区切ります。タンギングの一種だと思います。これは多分、単体では使わないもので「トゥクトゥクトゥク」という感じに、速いフレーズを細かく区切って聴かせるときに使うものです。

タンギングを重視するコンサートフルートやリコーダーでは重要なテクニックなのだそうです。

腹筋で区切る

「タンギングではなく腹筋で音を区切る」という話を、フルートをされている人のブログで何回か見かけました。コンサートフルートで使うらしいのですが、なんなんでしょう。フフフッと吹け、ということなんでしょうか。謎です。

コンサートフルートの吹き方は専門家に教わるべき

ふつうの金属製のフルート―コンサートフルート―の吹き方は、専門家に教わるのがいいです。私はコンサートフルートに触ったこともないので、なにも教えることができません…

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2008年08月01日

横笛の吹き方、唇を柔らかく吹く

コンサートフルートを習っている人のブログを読んでいると「唇が硬い、もっと柔らかく」と注意されることがよくあるようです。どうやら「唇が硬いと音も硬くなる」「唇が柔らかいと音も柔らかくなる」という見解があって、それで柔らかな音でフルートを演奏するために唇を柔らかくしなさい、ということらしいのですが。

唇が柔らかいとなぜ笛の音も柔らかくなるのでしょう。そもそも音に硬い・柔らかいなんてあるのでしょうか。なぜ硬い音がだめで柔らかな音ならよいのでしょうか。

音の硬さは音の形できまる

以前インディアンフルートの吹き方で説明しました。笛をいきなりプーッと吹きはじめてプツッと吹きおわると、そのたびに人間の耳にパチッパチッと衝撃がきます。意識されないほんの些細な衝撃なんですが。それでもいやなものはいやです。そのような音を延々聞かされるとなんだか音が汚い、ゴツゴツしていてヤな感じ、という印象を受けます。

柔らかい音というのは音の立ちあがりと音の終わりがなだらかです。コンマ秒単位の話なんですが、それでも人間の耳はちゃんと聞きわけて、やさしい気持ちのよい音だと感じます。

音が硬い・柔らかいというのはそういうことです。で、それが唇の柔らかさとなんの関係があるのでしょうか。

唇を柔らかくして吹いてみる

唇が柔らかいというのは言葉どおりの意味です。指でつまむとプヨプヨしているということです。唇を柔らかくして吹いてみましょう。

  1. 唇を閉じる。そのまま前歯の間に少しすき間をあける。
  2. ゆっくり息を押しだす。唇が閉じているので、唇の手前に息がたまってきます。
  3. もっと息を押しだす。風船がふくらむように上唇が前歯からはなれて浮きあがってきます。
  4. もっと息を押しだす。ついに唇のすき間から息がぷしゅーっともれてきます。

このぷしゅーという息で笛を吹きます。

浮きあがった上唇が息をなめらかに

浮きあがっている…といってもほんの少し、自分だけがわかる程度の現象ですが。この浮きあがった上唇が柔らかなクッションのように息の乱れや衝撃を吸収します。ためしにぷしゅーと息を吹きながら「ふっ、ふうー、ふっふっ」と息に大きく強弱をつけてみてください。わずかですが上唇がぷわんぷわんと上下にゆれるのがわかります。これが息の衝撃を吸収しているということです。

逆に、唇にシワが寄るほど力を入れると唇が固くなり、衝撃を吸収しなくなって、息の強弱がそのまま笛に伝わり、ガツンガツンという音になります。

すべてはほんとうに些細で微細な現象ですが…たしかにちがって聞こえます。

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2008年07月29日

横笛の吹き方、つなげる・区切る 6

横笛の演奏の善し悪しは音のカタチできまります。舌先を使ったルーッという音は西洋のフルートやリコーダーに見られます。カチッとした音になります。

ルーッと吹く

ふうーっと息を吐きながら「ルルルッ」と舌先で息を区切ります。
» ルーッと吹く

舌先を使った音は立ちあがりの速い、総じてカチッとはっきりした音になります。速いフレーズも吹くことができます。このカッチリした音をよしとするか否かは文化によって異なります。日本の篠笛では禁止しています。(そもそも音を切るのをよしとしません。)一方、西洋のフルート・リコーダーではタンギングといって習得必須の技術です。

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2008年07月23日

横笛の吹き方、つなげる・区切る 5

横笛の演奏の善し悪しは音のカタチできまります。プーッという音の出だしはそれなりに使えますが出典のはっきりしない怪しい吹き方です。

プーッと吹く

ふうーっと息を吐きながら唇で「プップッ、プーッ」と区切ります。音の立ちあがりはただふうーっと吹くよりもはっきりしています。だからある程度速いフレーズも吹けます。
» プーッと吹く

プーッの音には強弱があります。

唇を完全に閉じてしまう
唇をとじると息が途切れます。当然、音も途切れます。音と音の間がはっきりセパレートして聞こえます。
唇を完全に閉じてしまわない
「プップッ」ではなくて「フォッフォッ」という感じです。息が途切れないので音も完全には途切れません。音と音の間がやわらかくつながって聞こえます。

この吹き方はアリなのか?

この吹き方は、私がインディアンフルートの吹き方を横笛に転用したものです。そのインディアンフルートの吹き方にしたって「そんな吹き方もできる」という噂のレベルで、きちんと調べたものでも習ったものでもありません。試してみたらいい感じだったので私が好んで使っているというシロモノです。

ひょっとするとどこかの国ではよく知られた吹き方なのかもしれません。逆にプロの横笛奏者から「それでは上達しないっ」と注意されるかもしれません。

笛なのにラッパのように聞こえることがあっておもしろい、循環呼吸しやすい。という理由から私はこの吹き方をメインで使っていますが、どうでしょう。申し訳ないですが、参考にするなら自己責任でお願いします。

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2008年07月11日

横笛の吹き方、つなげる・区切る 4

横笛の演奏の善し悪しは音のカタチできまります。音の終わりに気をつけるようにしたら、音の出だしにも気をくばるとよいです。

音の出だしもきれいに

音の終わりを十分に伸ばすようにして、すうっとやさしく終わるようにしたら、今度は音の出だしにも気をくばるといいです。音の出だしにはバリエーションというか、やり方がいろいろあります。バリエーションは笛や演奏スタイルによって違っていて、それがその笛らしさになっています。

フーッ吹く

唇をすこしあけてそのまま、舌も顎もどこも動かしません。そのまま肺の中の空気をフーッと吐きだします。
» フーッと吹く

立ちあがりの遅い、おっとりした音。カタチのはっきりしない音。反応がにぶい、鳴らない笛をむりやり鳴らしているようにも聞こえます。吹いているというより、風で勝手に鳴っているようにも聞こえます。

これで速いフレーズを吹くのは難しいでしょう。だからこの吹き方をメインに使うことはありません。特殊効果というか、ここぞというときに使うものです。たとえばエンディングで長く伸ばす音を吹くときに、ふうーっと吹きはじめてそのまま音が割れるほど息を強くして、またすうーっと消えていくみたいな?
使わなくてもいいです。とりあえず知っておいてください。

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2008年07月02日

横笛の吹き方、つなげる・区切る 3

横笛の演奏の善し悪しは音のカタチできまります。演奏がブツブツとぎこちなく聞こえるときは、音の終わりを半拍長く伸ばすとよいかもしれません。

音を半拍早く終わらせてしまうというクセ

前回の記事で、音の終わりをすっとやさしく終わるようにするだけで演奏がキレイになると書きました。が、それ以前にそもそも初心者は音を十分に伸ばし足りない、音を終わらせるのが早すぎる、というクセがあります。

「1、2、3、4 1、2、3、4 …」と拍子をとりながら123の間を笛を吹き、4で休む、ということをやってみます。「ぷーーーーー休み ぷーーーーー休み …」という感じです。なにも考えずにこれを吹くと、なぜかたいていこのようになります。

「いちにいさん」の「ん」まで音を伸ばすべきなのに、「さ」でさっさと切ってしまいます。つまり半拍足りません。このためなんだかブツブツとぎこちなく聞こえます。きちんと正しく「ん」まで音を伸ばすとなめらかな演奏に聞こえます。

音の終わりは半拍長く伸ばすようにこころがける

これは人間のクセというか、意識していないと自然にそうしてしまうようです。音の終わりは、「ここで終わり」と思ったところから更にワンクッション―半拍―伸ばして終わるように心がけると演奏がいい感じになります。

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2008年06月23日

横笛の吹き方、つなげる・区切る 2

横笛の演奏の善し悪しは音のカタチできまります。音の終わりをいきなりブツッと切るのでなく、すっとやさしく終わるようにするだけでワンランク上の演奏に聞こえるようになります。

音の終わりはやさしくていねいに

横笛を演奏するとき、まず音の終わりに気をつかいましょう。吹いている笛を、はい終わりブツッというふうに音を切ると粗雑な汚い演奏に聞こえます。一音一音の終わりをすっとやさしく終わるようにするだけで見違えるようにキレイに聞こえます。

たとえばデコレーションケーキのホイップクリームをプリ…ッと絞るようにですね、フーッと吹いている息をすっと細く小さく絞って消す感じです。長くのばす音はすーっと、手から離れた紙飛行機がどこまでも小さく飛んでいくように。短い音もそれなりに一つ一つていねいに。

まあ大変です。私もそんな完璧にできません。でも効果あるのでいつも気をつけるようにしましょう。

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