篠笛とルネサンスフルートのツーショット
篠笛の老作家さんとお知りあいになり、篠笛をいただきました。写真は篠笛と竹製のルネサンスフルートのツーショットです。篠笛の方が大きく見えますが、吹口と指穴の位置を見比べるとどちらも同じC管です。
彼は日本の横笛を世界に広めたいとがんばっていて、篠笛は西洋音階―ドレミ―に改造されていました。通常の篠笛は日本の古い音階になっているのでドレミを吹くのに苦労します。篠笛で普通の曲を吹きたい人は、このような改造篠笛を探すのがよいです。
篠笛とルネサンスフルートを吹き比べてみました。「ルネサンスフルートの方が鳴らしやすい」というお客さんの声があったのですが、特にそのようなことは感じません。あるいは「篠笛の運指が難しかった」という意味だったのかもしれませんね。ただ音色が、音色が…「君の笛はフルートみたいな音だね」そう、ルネサンスフルートは篠笛よりも西洋のフルートに近い音がするのです。同じ竹笛なのに。(なんだかそんな気がする)と思っていましたが、どうやら本当にそうらしいです。
低いG管で吹くとより顕著です。
「音が低いとフルートっぽく聞こえるね」という表層的な話ではなくて、本質的にそいういう音色の違いがあります。同じ竹笛なのに、これはおもしろいっ。
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コメント
篠笛。。ステキですね^^
確かに低い音はフルートの音色に近く聴こえる気がします。
古い篠笛は音階が難しいのですか?
古い楽器はそれはそれで味があっていいなぁって思いますが
吹いてすぐ音が出ないと、私のような根性無しでは
続ける意欲も薄れてしまいますので
改造篠笛なら吹いてみたいなぁって思いました^^
投稿者: ちあき | 2008年03月20日 13:24
ちあきさん、どうもです
> 古い篠笛は音階が難しいのですか?
娘さんの学習用品として篠笛まで購入されたとか。なんだか笛だらけですね。
篠笛の指穴はドレミになっていないので、ドレミを吹こうとすると指穴を半分開けたり、指穴を一つとばしでふさいだりなど、運指が複雑になります。篠笛は日本の笛なんだからやはり日本の古い曲を吹くのに向いています。
篠笛の演奏スタイルはコンサートフルートとまったく違いますから、比較練習するとかなり楽しめると思います。
投稿者: すだれ | 2008年03月20日 16:13