MIDI打ち込みで『A Boy’s Lament for his Dragon』
グレートハイランド・バグパイプの音ってかっこいい!
ごつい男たちがスカートをはいてエジンバラの街道を行進するアレですね。
今すぐ始めよう、楽器と楽しい毎日
バグパイプの販売は→
»http://gakki.temiruya.com/archives/8500/
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バグパイプは日本では見かけない珍しい楽器です。
東京でもなければ演奏教室なんてないし、なかなか教則本だって売っていません。なので外国の楽譜サイトを紹介します。
英語で書いてあるけど、雰囲気で分かるでしょう
» スコットランドのバグパイプの楽譜はこちらのページ
» スペインのバグパイプの楽譜はこちらのページ
楽譜の読み方に関連してグレースノート(装飾音)の説明を今一度。
グレースノートのやり方は、メロディを演奏する指使いはそのままに、装飾音である高音の指(まれに低音の指)を瞬間的に開けて塞ぎます。その速度はTVゲームでボタンを連打するがごとく。開けて…塞ぐ…というよりタンッと瞬間的に指穴を叩く感じです。
楽譜を見ると、1つだけ装飾音を書いてある箇所があります。
そこは、その音の指穴をタンッと叩きます。
あるいは3~4つほどの装飾音を連続して書いてある箇所があります。
そこは楽譜のとおりにタラリラと演奏するのではありません。上で述べたとおり、メロディを演奏する指使いのまま、装飾音の指穴をタンタンッと順々に素早く連続して叩きます。
ウェブのページには画像ファイルやpdfファイルの楽譜データと一緒に、midiファイルやmp3ファイルの模範演奏もアップロードされています。まずは模範演奏を聞きながら楽譜を追いかけて勉強するといいでしょう。
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どうも、千代紙このかです。
練習用バグパイプのドローンリードって交換するのが結構大変ですよね。
特にあのゴムが硬いので。
そこで、割と簡単に交換できる方法を見つけたのでブログで紹介しています。
よろしければご参考にして頂けると嬉しいです↓
http://yaneurafolksong.blog.fc2.com/blog-entry-136.html
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こんにちは、千代紙このかです。
先日注文させていただいた練習用バグパイプリードが届きましたので
PSパイプのチャンターに差したらどうなるかという実験を行いました。
その結果を報告します。
結論を言うと、やっぱり駄目でした。
バッグにつなげて吹くと音がすぐ途切れるのでチャンターのみで吹いてみました。
すると、ビャーピーみたいな音が出て音程もめちゃくちゃでした。
バッグなしでもこの結果なので、おそらくフルセットのバグパイプチャンターよりも
PSパイプのチャンター内部が狭いため
鳴らしきれないのだと思います(フルセットのチャンターを持っていないのであって
いるかわかりませんが)。
dancan soutarというバグパイプメーカーの葦のリードでも同じ結果でした。ただ、
押しつぶしてやわらかくしたら
低いシbドレ(ドレミ)は偶に鳴りました。
※一緒に購入したインディアンフルートはティンホイッスルの癖でついつい左手薬指
を動かしてしまいます。
あと、手がすごく竹臭くなりますね(笑)
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楽器屋さんにも言われましたが、元吹奏楽の人も「これは難しい,息が続かない」と言っていました。こりゃタバコやめないといかんかな〜。音合わせが皆目検討つきません。根気強く続けてみる他なさそうです。
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学生のお落とし玉で買える練習用バグパイプです。
吹き方教室の第七回。鳴らし始めと鳴らし終わりについて。
バグパイプに息を吹きこむとバッグが膨らみ、それにつれてドローン管とチャンター管がにょろにょろ~と鳴り始めます。バッグが膨らむほど音もだんだん大きくなり、そしてバッグをぎゅっと脇で締めつけたタイミングでやっと音が安定します。ここからバグパイプの演奏を始めるわけですが……その、最初ににょろにょろ~と音が鳴るのはNGなのですよ。少なくとスコットランドでは、この切れ味の悪い音の立ちあがり方は「みっともない」「かっこわるい」とされます。まるでオルガンの鍵盤を押さえたかのように、ぴたりと鳴らし始めるのを良しとします。
バグパイプの鳴らし始めは次のようにします。
演奏に支障ないほどバッグの扱いが上手になっていれば、案外簡単にできます。
終わりも同様です。なにも考えずにバグパイプの演奏を終えると、バッグに残った空気がなくなるまでドローン管とチャンター管がにょろにょろ~と鳴りつづけます。やはりオルガンの鍵盤を放したかのように、ぴたりと鳴らし終えなければなりません。
バグパイプをぴたりと鳴らし終えるには、次のようにします。
バッグがぱんぱんに膨らんでいると、脇を放しても自力でしばらく鳴りつづけます。空気を抜いてバッグを萎ませておくのが肝心です。
以上、練習用バグパイプを吹いて楽しむには十分な事を説明したと思ってます。
最初に断ったように、私自身がバグパイプにそれほど詳しいわけでもないし、「なんちゃってで演奏できたらそれでいいや」という程度にしか考えていません。バグパイプの一般的な話として間違ってはいないと思っていますが、特に演奏スタイルは国や文化によって細かく異なります。「私は将来グレート・ハイランド・パイプを演奏するんだ」「私はスペインのガイタ・ガレガを極めるんだ」と志している人は、その筋の演奏家や先生に正しいところをきちんと習ってください。
ではまた、どこかで会えることを期待して。
さようなら。
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学生のお落とし玉で買える練習用バグパイプです。
吹き方教室の第七回。グレースノートについて。
バグパイプはバッグの中の空気を絞りだして鳴らしますから、鳴りだしたら止まりません。とすると一つ、問題が出てきます。たとえば「ぼくのだいじなクラーリネット、パパからもらったクラーリネット」のように同じ音が続くとき、どうやって音を区切ればいいのでしょうか。ふつうの笛だと舌先でツツツとやって音を区切るのですが、バグパイプではそれが使えない。なので指穴を素早く開閉することによって音を区切ります。この技術をグレースノートと言います。
グレースノートはバグパイプの音を区切るために必須の技術ですし、また装飾音としてバグパイプの演奏にバグパイプらしさを添えるためにも重要です。
で、そのグレースノートの説明なのですが。
わかりやすく説明するのがけっこう大変で、何度もやりたい仕事ではありません。グレースノートによる音の区切り方や装飾音の入れ方は、既にテクノパイプ(スェーデン製の電子バグパイプ)で説明しています。お手数ですがそちらをご覧ください↓
» 音の区切り方
» 装飾音の入れ方(1)
» 装飾音の入れ方(2)
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学生のお落とし玉で買える練習用バグパイプです。
吹き方教室の第六回。音階と運指について。
練習用バグパイプの音階と運指は以下の図のとおりです。
※ スコットランドのバグパイプはミクソリディアン音階なので、シの音がシbになります。
音域はたったの1オクターブ+1音。半音もありません。
ってもこれは練習用だからではなく、本物のグレート・ハイランド・パイプやスモールパイプがこのとおりになっています。なんとあの仰々しいグレート・ハイランド・パイプは、たったの1オクターブしか出ない★1 のです!これでいったい何を演奏するんだというと……まあなんだ、スコットランド民謡じゃないですか?そのために作られた楽器ですから、それ以外のことを求められてもね。
ちなみに私はミとファの音のいちばん下の指穴を開けたまま★2 にして演奏します。いちばん下の指穴を開けっぱなしにすると練習用バグパイプの運指はかなり簡単になりますから。(私の耳では開けても塞いでも違いを聞きとれませんでした。)「ゆくゆくは本物のスコットランドのバグパイプを演奏したい」と志している人は、ズルせずきちんと運指を守ってください。
そうそう、練習用バグパイプのキーはBb★3 です。
ピアノのシbの黒鍵から始めてドレミファソラシドになっています。これはグレート・ハイランド・パイプと一緒のキーです。だから、練習用バグパイプはグレート・ハイランド・パイプの練習用、ということです。(1オクターブ音が低いですけど、小さいのに。)
★1 1オクターブしか出ない
これは特にスコットランドのバグパイプの性能が悪いというわけでもなく、他の多くの国のバグパイプも同様です。もっと言うと、原理上の問題なのか、リードを使った笛は音域を広げるのが難しいらしい。私の知っているところで中国のフルス、アルメニアのドゥドゥクもほぼ1オクターブです。他の民族楽器の笛はどうなんでしょう。むしろコンサート楽器のオーボエやクラリネットがどれだけ高性能なのかっ、という事だと理解してます。
★2 ミとファの音のいちばん下の指穴を開けたまま
ドイツのレッドパイプ社の電子バグパイプがまさにこの運指です。半音を表現できるようにという配慮で、本物のグレート・ハイランド・パイプと運指を少し変えています。それもあって、私はいちばん下の指穴を開けたままにして演奏します。運指を統一しないと頭が混乱します。
★3 キーはBb
グレート・ハイランド・パイプのキーはBbなわけですが、現地の人はAキーのつもりのようです。もともとほんとうにAキーの楽器でしたが、音をちょっとだけ高めに設定するとより派手な音に聞こえる。それでより派手な音に聞こえるようにと数世紀にわたって競争した結果、ついに1音高いBbまで行ってしまったとか。
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学生のお落とし玉で買える練習用バグパイプです。
吹き方教室の第五回。チューニング★1 について。
チャンター管と2本のドローン管の音をぴったり揃える必要があります。
練習用バグパイプを鳴らしながら、試しにチャンター管でドの音を出してみてください。いちばん下の指穴だけ開けた音がドの音です。こうするとなんだか1つの音しか聞こえない――チャンター管の音がドローン管の音にまぎれてよく聞こえない、というようであれば、3つの音はぴったり揃っています。
3つの音はすぐに外れます。昨日せっかく揃えても今日は間違いなく外れています。どうかすると一曲吹きおわったらもう外れてる、ということさえあります。だからバグパイプを演奏する前には、必ず3つの音を揃えるようにします。
3本のパイプの音を揃えるのは真剣勝負、自分の耳だけが頼りです。複数の音が同時に鳴っていますから電子チューナーは役に立ちませんよ。3つの音がぴったり揃うと、なんだか1つの音しか鳴っていないように聞こえます。人によっては(薄っぺらい音?)と感じるかもしれません。「少しくらい音が外れてる方が重厚できれいに聞こえるね」と思うかもしれませんが。ここは3つの音をぴったり揃えてください。
3つの音がぴったり揃っていないと、お互いの音がヘンに干渉しあってバグパイプが音痴になります。YouTube動画やライブステージのバグパイプ演奏を聴いていて、なんだかすごい調子っぱずれに聞こえるときは、たいてい3つの音が揃っていません。「不精者」「耳が悪い」と評価されたくなければ、演奏する前にきちんと3つの音を揃えるように心がけましょう。
3つの音をぴったり揃えることができるかどうかは、ひとえに演奏者の耳のよさにかかっています。そういえばドローン管の音は、電子オルガンのようにまっすぐ一本調子に鳴らさないといけないのでした。そんなですからバグパイプを練習すると、そうとう耳が鍛えられますよ★2 。
らっきー。
★1 チューニング
ここで言うチューニングとは、チャンター管と2本のドローン管の音をぴったり揃えることを指します。所謂ふつうの楽器のように ”コンサートピッチにチューニングする” という意味ではありません。
そういう意味では、バグパイプはコンサートピッチにチューニングすることができません。気温が上がるとピッチが上がり、気温が下がるとピッチが下がります。ギターなどと合奏するときは、バグパイプのピッチに合わせてあげる必要があります。ピアノなどと合奏するときは……バグパイプがコンサートピッチになるまで演奏会場の気温を調節するしかありません。そのへんオカリナなど、他の民族楽器の笛も同じ苦労をしています。
★2 耳が鍛えられる
クラシック音楽界では絶対音感がもてはやされますが、バグパイプを練習していると相対音感が鍛えられます。「この音がドだとするとファの音はこんな感じかな……」みたいな。
大枠の話、民族音楽では絶対音感よりも相対音感が重要です。コンサートピッチ=440Hzなんてそれどこの法律?とガン無視、そもそも音階が西洋のドレミ音階になっていなかったりします。トルコでは1音を7分割して歌うそうですよ。半音ならぬ3/7音とか。これではなまじ絶対音感があると音痴にしか聞こえない、かえって弊害があります。
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学生のお落とし玉で買える練習用バグパイプです。
吹き方教室の第四回。鳴らし方。
練習用バグパイプに息を吹きこむと、バッグが膨らむにつれチャンター管とドローン管が鳴りはじめます。そのまま(ドレミはどうやるんだろう?)と運指の練習を始める人もいるかと思いますが、ちょっと待ってください。
バグパイプはふつうの笛のように吹いて鳴らす楽器ではありません。
抱えたバッグを締めつけ中の空気を絞りだして鳴らす楽器です。この操作は笛というよりもアコーディオンに近いです。息を吹きこむのは萎んできたバッグを膨らませるためだと理解してください。この練習用バグパイプは軽い力で鳴りますから、ふつうの笛のように吹いて鳴らすこともできます。しかしながら多くのバグパイプは、もっと強い力でバッグを締めつけ大きな音で鳴らします。けっこう腕の筋肉が鍛えられます、ダイエットできるかも。そんなですから、その圧力に逆らって息を吹いて鳴らしていては、あっという間に唇の筋肉が疲労してブロウ管をくわえていられなくなります。
基本的に息は吹きません。演奏者によってはブロウ管から口を離したりします。バッグが萎んできたら息を吹きこんでもう一度ぱんぱんに膨らませます。ぱんぱんに膨らんだらすぐに息を吹くのをやめます。唇の筋肉を休ませます。
バグパイプは鳴りだしたら最後まで鳴りっぱなしの楽器です。ノンストップです。曲の途中で音が途切れるなんて初心者の失態です。切れ目なく音を鳴らしつづける練習をします。
息を吹きこむのに合わせて脇を開けてあげてください。脇を締めたままだとバッグが膨らみません。かといって脇を開けすぎると圧力がかからなくなって音が止まってしまいます。まるで電子オルガンのようにブーーーーとまっすぐ一本調子に鳴るように神経を集中してください。音が止まるなんて論外ですが、音がうねうねとよろけるのも失格です。
バグパイプの鳴らし方にコツなどありません。自転車に乗るのと同じ、身体に覚えさせるしかありません。言っときますけど、本番はこれをやりながら曲を演奏しますよ。
どうです?なかなか楽しめそうでしょう。
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