-- 生活の音(15) --

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2007年07月16日

光を通さない物質が光を透過させる現象

夕方の涼しい風が入ってきてブラインドをゆらすとブラインドに透けた窓枠の影もゆらゆらとゆれます。ゆらゆらゆれる窓枠の影をぼんやりと見ているうち、突然、間違いに気が付きました。ブラインドの羽はアルミでできています。いくら薄いといっても絶対に光を通しません。ブラインドに映る窓枠の影や西日が透けて見えるはずはないのです。

この光を通さない物質が光を透過させる現象は、潜望鏡の原理で説明できます。ブラインドのななめ平行に並んだアルミの羽が、お互いにお互いを反射しあって外の光を室内へ導いているのです。

ブラインドに映る窓枠の影や西日は、あれは透過光ではなくて反射光です。一つ賢くなりました。
» 潜望鏡のしくみ

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2007年07月06日

風鈴の短冊を結べますか

居間の窓から風が入ってブラインドをパラパラと鳴らすのを聞いているうち「これは風鈴を吊さねばなるまいっ」と思いたちました。通販で購入したのは昔なつかしい金魚柄のガラス風鈴です。いざ箱を開けてみると、本体の舌の先には紐が二本伸びているだけで短冊がついていませんでした。短冊は納品書やお礼の手紙といっしょにありました。

自分で結びつけてください、ということなんですが。風鈴の短冊の結び方なんて知りませんよっ。そもそも風鈴の短冊を結ぶことなんて、浴衣の帯を結ぶ機会よりも少ないでしょう。「とにかく結べばいい」と言えばそれまでですが、老舗の風鈴屋の風鈴ですから、短冊の結び方も代々決まった結び方があるはずなのです。そう思ってしまうと気になります。

結局、風鈴屋のウェブサイトに掲載されているカタログの写真を見まねて、なんとか結ぶことができました。写真のようにまがっています。輪っかを作る結び方で引けばすぐにほどけるのは、意図してのことなんでしょうか。

話は変わりますが、江戸風鈴の縁は切りっぱなしのギザギザなっています。写真を見て分かりますか。これは音響上の工夫です。縁のギザギザを舌がこすって、江戸風鈴特有のチリリリ…という擦過音を奏でます。

あいにく無風でチリとも鳴りません、気長に待ちます。

»江戸風鈴屋

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