鼻笛-Dream Riser
鼻笛は鼻息でふんふん鳴らす笛です。
オカリナのような口笛のような、意外に美しい音色です。プラスチックの鼻笛でアニメ『ガールズ&パンツァー』のオープニング『Dream Riser』を演奏しました。
鼻笛はこういうとき便利です
この歌は音域が中途半端で臨時の半音が多いので、私の手持ちで演奏できる民族楽器がありませんでした。こういうときに鼻笛は便利です。音域はほぼ3オクターブ、どんな半音でも出せますから、演奏できない曲がありません。
鼻笛は昨今は、プロ演奏家のモスリンさんや日本鼻笛協会(NHK)の方々が日々、鼻笛の普及に尽力しています。みんながんばっているのに私だけ何もせず、そのくせ鼻笛の売り上げは独り占め、というのがどうにも居心地が悪くて、久々に鼻笛の宣伝動画を製作しました。
今回は誰でも街の楽器店で簡単に入手できるボカリナを取り上げました。プラスチック製ですが、これでなかなか人前で演奏できる品質です。
日本は世界でいちばん鼻笛の盛んな国です。
クールジャパンなのです。みんなで素晴らしい日本を世界に発信しましょう。
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ユニゾンによる主メロの強化は必須
鼻笛の音は甲高くてキンキンしているので、あまり音量を上げられません。なので同じ主メロディをキーボードの音でユニゾンして、鼻笛の音を強化しました。サビの部分では更に左右に振った音を挿入して、バックコーラスのように仕立てています。
概して笛という楽器の音は、録音すると、耳が痛い割によく聞こえない、ということになりがちです。笛をメインに据えた曲を製作するときは、ユニゾンによる主メロの強化は必須です。
CurveEQでオリジナルの雰囲気をコピペ
CurveEQはVoxengo社のパラメトリックイコライザです。
これにはちょっと変わった機能があって、入力した曲の周波数分布を記憶して、別の曲の周波数分布をそれに合わせることができます。ものすごく平たく言うと、プロの曲が持つ雰囲気を自分の曲にコピペできる、ということです。
っても世の中そんなに甘くない。
これはアイデア倒れの使えない機能です。例外的に今回のように、楽器の数が多くて低音から高音まで隙間なく埋まっているような曲、いわゆるポップス系の曲は、よく雰囲気をコピーしてくれます。華やかで少し軽い、JPOP臭さをよく表現してくれました。
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楽器があればもっと楽しい毎日
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