-- テクノパイプ(2) --

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2012年01月18日

テクノパイプでパソコンを鳴らす3

テクノパイプはスエーデン・フェイガーシュトロム社の電気バグパイプです。
パソコンに繋いで鳴らすために、オーディオ・インターフェスか変換ケーブルが必要です。


» テクノパイプをパソコン に繋いで鳴らしてみた(シンセサイザーは Universal Piper)

テクノパイプとパソコンは MIDI ケーブルで繋ぐ

テクノパイプはそのままでも演奏を楽しむことはできますが、MIDI 信号を出力できるので、パソコンに繋いで鳴らすことができます。テクノパイプとパソコンは、MIDI ケーブルで繋ぎます。

テクノパイプの側は、話が早いです。本体に付属してくる MIDI ケーブルをイヤホンジャックに挿せばいいです。このとき「MIDI モードで使う」ための特殊な運指をしながら挿さなくてはなりません。詳細はテクノパイプの操作マニュアルをご覧ください。

もう一方のパソコン側が問題です。ふつうのパソコンには MIDI ケーブルを挿す場所がありません。まあパソコンで楽器演奏を楽しむなんて、ごく一部の好き者でしょうから、めったにお呼びのかからない MIDI 端子なんて付いてるわけがない。パソコン側に MIDI ケーブルを挿すために、オーディオ・インターフェースか変換ケーブルが必要です。

オーディオ・インターフェース

オーディオ・インターフェースは、パソコンにボーカルマイクやエレキギター、キーボードなどを繋ぐための装置です。上の写真は ROLAND の QUAD-CAPTURE 。見るからにいろいろ繋げそうです。今から本格的に DTM を始めるならせっかくですから、こういうのを一つ持っておくといいです。価格は1万~3万円程度。

オーディオ・インターフェースは、パソコンの USB 端子に繋いで使います。できれば「ASIO 対応」と謳っている装置を購入するべきです。っても最新の製品は、たいていそのようになってますけど。

話はそれますが、もしマイクを使う予定なら「ファンタム電源対応」というタイプを購入するべきです。マイクには電源いらずで使えるタイプと、ケーブルから供給される電源(ファンタム電源)で使うタイプの2種類があります。ファンタム電源対応のコンデンサマイクは、ほんとうにノイズの少ない鮮明な音を拾います。「カラオケ用のマイクでピアノを録音しているんだけど…どうにもノイズが汚くて」という人は、ぜひ一度、ファンタム電源対応のコンデンサマイクを試してみてください。びっくりするほどクリアに録音できるでしょう。

ファンタム電源対応のマイク端子には、20~50ボルトくらいの電気がきています。うっかりふつうのマイクを挿すとドン!といくので注意。

MIDI-USB 変換ケーブル

「そんな多機能はいらない、 MIDI を繋ぎたいだけなんだ」という人には MIDI-USB 変換ケーブルが便利です。写真は ROLAND の UM-ONE 。ケーブルの MIDI 端子側にテクノパイプを繋いで、反対側の USB 端子をパソコンに挿して使います。これなら3千円くらい。

なんだか安物買いみたいですけど、これはこれで使い勝手がいいです。テクノパイプとノートパソコンとケーブルを鞄に入れて、手軽に持ち歩けます。私は、ファミレスで食後のコーヒーを飲みながらバグパイプ演奏を楽しんでいます。

MIDI-USB 変換ケーブルを使う場合は、別に ASIO をパソコンにインストールする必要があります。 ASIO について別の機会に概説しますが、必要であればネットで調べてください。

ドライバ・ソフトウェアのインストールは慎重に

オーディオ・インターフェースにしろ MIDI-USB 変換ケーブルにしろ、いきなりパソコンに繋いでも使えません。それらを正しく使うために、ドライバ・ソフトウェアをパソコンにインストールする必要があります。ドライバ・ソフトウェアは、オーティオ・インターフェースや MIDI-USB 変換ケーブルに同封されているはずです。

インストールは決して難しくありません。付属の説明書に書いてあるとおりに、手順をおって作業すればいいです。ただし間違うとやり直しがえらい面倒です。説明書をよく読んで、頭の中で一度シミュレーションして、落ちついて作業するべきです。

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2012年01月17日

テクノパイプでパソコンを鳴らす2

テクノパイプはスエーデン・フェイガーシュトロム社の電気バグパイプです。
練習用ですが、パソコンに繋いで鳴らせば、本物のような存在感のある音で演奏できます。


» テクノパイプをパソコン に繋いで鳴らしてみた(シンセサイザーは Universal Piper)

お勧めは Universal Piper

Universal Piper はバグパイプのソフトウェア・シンセサイザーです。
ソフトウェアなので、Ma cや Windows といったパソコンにインストールして使います。私が見つけたバグパイプのシンセサイザーはぜんぶで3つありまして、その中でまず Universal Piper をお勧めするのは、いちばん動かしやすくて、それなりにリアルな音だからです。
» Universal Piper の入手先

動くということは素晴らしいこと

Universal Piper はスタンドアロンで動作します。
Universal Piper をパソコンにインストールすれば、それだけでバグパイプの演奏ができます。当たり前のことを言っているようですが、他の2つのシンセサイザーは、それだけをインストールしても使えません。別に本体のソフトウェア― Pro Tools や SONAR といった音楽ソフト―が必要でして、本体の音楽ソフトに追加部品のように組みこんで使います。

テクノパイプをパソコンに繋いで演奏できるようにするためには、たくさんの手順がかかります。それらのどこか一手順でもミスすると、正しく演奏できません。だから手順は少ない方がいい。インストールするだけで鳴るという Universal Piper は、失敗の少ないソフトウェアなのです。

またUniversal Piper には VSTi プラグイン★1 も同封されています。音楽ソフトに組みこんで使うこともできます。

一音一音の違いをリアルに表現

Universal Piper の音は、本物のバグパイプを録音したリアルな音です。
それだけでなく一音一音の違いまでリアルに再現しています。なんというか、バグパイプは原始的な楽器なので、一つ一つの音の質がばらばらです。たとえばドの音は大きくて華やかな音ですが、レ・ミの音は小さくて曇った音、といった具合です。ドレミファソラシドも平均律ではありません。そしてそのようなワイルドさ?が、バグパイプの独特の味でもあります。

とはいえ、これでは他の楽器と合奏しづらいので、Universal Piper はボタン一発で平均律にピッチを揃えることもできます。ソロ演奏のときと合奏のときで、上手に使いわけるといいです。

使い方のヒント

Universal Piper の使い方の詳細は英語のマニュアルを読んでもらうとして。
私が実際に使ってみて気づいたことをいくつか。

Universal Piper をスタンドアロンで使うなら、audio device type を ASIO★2 に設定することが必須です。ウィンドウ左上の FILE >> Audio/MIDI Setup を選択して、設定ダイアログを表示することができます。

「使用する MIDI コントローラはなにか?」を Universal Piper に理解させる必要があります。

Setup ボタンをクリックすると、ウィンドウの下に設定画面が表示されます。Controler のリストの中から、使用する MIDI コントローラを選択します。今回はテクノパイプを選べばいいのですが…残念、テクノパイプを選んでもうまく動きません★3 。

しかたがないので代わりに Generic MIDI chanter を選びます。そしてすぐ右端の Learn ボタンを押して、「それならドの音はどれか?」というのを Universal Piper に教えてあげます。このへんは英語のマニュアルを読んでください。私は少し試行錯誤しましたが、最終的にうまくいきました。

テクノパイプで音を ON/OFF することにより Universal Piper の音を ON/OFF することができますが。

音を ON にするときは、ドローンの音だけ先に手動で ON するといいです。ギュイィィーーーという、あの独特の立ちあがり音が鳴ってカッコイイです。いかにも本物っぽい。 OFF はふつうに OFF にします。

また複数のドローンを鳴らすときは、それぞれのピッチをほんの(ほんとうにほんの)わずかにずらすと、音が厚く自然な感じになります。やりすぎるとただの音痴になります。
» Universal Piper の入手先

★1 VSTi プラグイン
音楽ソフトですごい曲を製作するならやっぱり、それなりに説得力あるシンセサイザー音源を使ったり、強烈な効果のエフェクタを繋いだりしたいところです。 VSTi プラグインは、本体の音楽ソフトに組みこんで使う、追加部品のようなソフトウェアです。「音楽ソフトに組みこむ」ってどうするの?という話はありますが、とにかく例えばインターネットからピアノのソフトウェア・シンセサイザーをダウンロードして、「音楽ソフトに組みこむ」と、あなたが入力した音符どおりにピアノの音を鳴らすことができるようになります。

VSTi のシンセサイザーやエフェクタは製品としても販売されていますが、ものすごい数のフリーウェアが出回ってます。一昔前だったら楽器店で何万円もした機材が無料で無尽蔵に手に入ります。性能は製品版に劣りませんし、中には「なにに使うの?」という珍しい物もあります。(ひたすら扇風機の回る音のするシンセサイザーとか。)

一例として下の URL を見てみた方がイメージを掴みやすいでしょう。とにかくすごい数のシンセサイザーとエフェクタです。眺めているうち(私もパソコン音楽を始めようかな…)という気になりませんか?
» VST LINK (VSTi プラグインのデータベース)
» GERSIC.COM (VSTi プラグインのデータベース)

★2 audio device type を ASIO に設定
ソフトウェア・シンセサイザーの音がパソコンの中をぐるぐる回ってスピーカーから出てくるまでに、若干の時間がかかります。これは音符を入力して演奏させているときには気になりませんが、テクノパイプなど MIDI コントローラを繋いで演奏するときに問題になります。指をパタパタ動かすと…ワンテンポ遅れて音が聞こえてくる。これではとても演奏できません。

ASIO というのは本来の音の通り道を大幅にショートカットして、演奏に遅れることなくスピーカーを鳴らします。テクノパイプをパソコンに繋いで演奏するなら、ASIO が必須になります。別の機会に概説しますが、詳細はネットで調べるといいです。

★3 テクノパイプを選んでもうまく動かない
これは Windows の場合です。 Mac だと問題なく動く可能性があります。例えばテクノパイプのドの音は、MIDI 信号でいうと「72番の音」になります。なのですが、この「72番の音」に2通りの解釈があるらしい(ヤマハ式とローランド式)。どちらか一方に統一してくれという話なのですが、とにかく現状ではテクノパイプの音は、Windows の Universal Piper では本来よりも1オクターブ高い音として解釈されます。バグパイプはそんな高い音は出ませんから…つまり鳴らない。

Controler に Generic MIDI chanter を選ぶと、「それならドの音はどれですか?」というのを Universal Piper に教えることができます。それで本当は1オクターブ高い音なのですが、 Universal Piper がそこを上手いこと合わせてくれて、めでたくバグパイプ演奏することができるのです。

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2012年01月14日

テクノパイプでパソコンを鳴らす

テクノパイプはスエーデン・フェイガーシュトロム社の電気バグパイプです。練習用ですが小型アンプやパソコンに繋いで、人前で演奏したり他の楽器とセッションしたりできます。

テクノパイプは練習用の電気バグパイプです。本物のバグパイプの代わりに練習ができればいいのですから、音はそんなにすばらしい音ではありません。それでもコーラスやディレイなどのエフェクタを搭載した小型アンプに繋いで鳴らせば、それなりに雰囲気のある音になります。バグパイプに馴染みのない日本国内で中世ロックやアイリッシュ・パンクの真似事をするなら、このレベルでもなんとか騙せるかなと思ったりします。
» テクノパイプを小型アンプ (ROLAND の MOBILE CUBE) に繋いで鳴らしてみた

パソコンを鳴らすのは分かっている人向け

テクノパイプは MIDI データを出力します。だから MIDI ケーブルでパソコンに繋げば、いちばんよい音で鳴らすことができます。 VSTi プラグインのバグパイプ・シンセサイザーをパソコンにインストールして、本物みたいな存在感のある音色で演奏できます。
» テクノパイプをパソコン (VSTi シンセは Universal Piper ) に繋いで鳴らしてみた

とはいえ VSTi シンセサイザーをパソコンにインストールしたり、テクノパイプを MIDI ケーブルで繋いだりするのは、DTM★ のかなり詳しい知識が必要です。まったくの初心者が一から始めるなら、大変な苦労をすることでしょう。一方で、既に DTM をばりばり使いこなしている人もいるはずで、そういう人は「概説はいいからシンセサイザーの名前だけ教えて!」とじりじりしながらこの記事を読んでいるかもしれません。(だから Universal Piper ね。)

これから数回にわたって、テクノパイプをパソコンに繋いで鳴らす方法を説明しますが。内容は既に分かっている人向け、あるいは分かってないけど自分で勉強するつもりの人向けの内容です。ほとんどヒントみたいな内容です。初心者にも易しく分かりやすく説明したいのはやまやまなのですが…情報量が膨大なのと、お手持ちのパソコンそれぞれに合わせた作業をする必要があって、それはさすがにいちいち説明しきれません。申し訳ない。

★ DTM
DTM とは ”デスクトップ・ミュージック” つまりパソコンを使い作業机の上で音楽をするということ。パソコン音楽のことですね。なら最初から分かりやすくそう書けばいいのですが。ここではわざとその筋の人の言葉で書いています。

他にも VSTi とかプラグインとか「え、なんでシンセサイザーがパソコンの中にインストールできるの?」とか、疑問に思うかもしれませんが。この記事を読んで分からないところは、自分で勉強してください。私もできるだけ説明はしますけれど…ちょっと大変よ。

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2012年01月12日

テクノパイプを小型アンプで鳴らす2


» テクノパイプを MOBILE CUBE に繋いで鳴らしてみた

テクノパイプはスエーデン・フェイガーシュトロム社の電気バグパイプです。練習専用のメロディー管(チャンター管)を電気式にしたもので、イヤホンを差して一人静かにバグパイプの練習をする、というのが本来の使い方ですが。小型アンプに繋げば、人前で演奏したり他の楽器とセッションしたりできます。

小型アンプについて

小型アンプというのは、楽器の音や人の声を鳴らす、 2W~3W 程度のパワーの小さなアンプ・スピーカー機器のことです。テレビくらいの音量なので、室内で一人~数人でこぢんまりと楽しむのに向いています。エレキギター専用やエレキベース専用というタイプは、迫力ある音に聞こえるように、わざと音を歪めて鳴らすようなところがあって、今回の用途には向きません。元の音を忠実に鳴らす、キーボード用やボーカル用という万能タイプがよいです。

MOBILE CUBE について

MOBILE CUBE は ROLAND 社の小型アンプです。
ふつうに100V電源でも使えますが、単三電池x6本で15時間鳴らせるという、携帯に便利なフットワークの軽い小型アンプです。

いろいろな入力端子が用意されていて、ボーカルマイク、エレキギター、キーボードなど、たいていの物を繋いで鳴らすことができます。

元の音をいい感じに聞かせるように、コーラスとディレイ(またはリバーブ)★ を搭載しています。 MOBILE CUBE のいいところは、コーラスとディレイのどちらか一方を選んで使える、というのではなく、コーラスとディレイを両方同時に使える、というところです。元の音がショボくても、コーラスとディレイを重ねがけすれば、かなり説得力のある音になります。

iPhoneなどの音を混ぜて同時に鳴らすこともできます。iPhoneにカラオケ伴奏を入れておいて、それに合わせて歌ったり演奏したりできます。

テクノパイプを MOBILE CUBE で鳴らす

テクノパイプは練習用の電気バグパイプですから、すばらしい音とは言いがたいです。しかしながら MOBILE CUBE に繋いでコーラスとディレイをかけると、なかなかいい雰囲気に聞こえます。音量は、リコーダーやフルート、ギターやピアノなど、生楽器とセッションするのにちょうどよい音量です。(路上パフォーマンスや体育館ライブなどをするには、ぜんぜん音量が足りません。)

テクノパイプを MOBILE CUBE に繋ぐには、
ステレオミニプラグ←→モノラル標準プラグx2 のケーブルが必要です。

ふつうに売っているケーブルです。楽器屋で MOBILE CUBE といっしょに買えばいいです。 MOBILE CUBE はそんなに複雑な機器ではありませんから、あれこれいじっていれば、自分なりのベストなセッティングが決まると思います。

参考までに私のセッティングを載せておきます。

またテクノパイプの方でも、ドローンの音を大きめに設定すると迫力が出てきます。
もしスコットランドのグレート・ハイランド・パイプの真似をするなら、キーをBbに設定。

テクノパイプを MOBLIE CUBE に繋ぐとキーンという耳鳴り音がとまりません。これを良しとするかどうかですね…。これ以上のクオリティを求めるなら、あとはMIDIケーブルで繋いでパソコンを鳴らすしかないです。

★ コーラスとディレイ(またはリバーブ)
コーラスというのは、元の音とすこしずらした音を重ねあわせて、音に厚みと広がりを持たせます。ディレイというのはエコーのこと。「わっ」と言うと「わゎゎゎ…」となる、カラオケでおなじみのアレです。リバーブはアパートの階段や地下鉄の通路のように、ウワーンと音が残響します。

そもそも電子楽器の音は純粋すぎるというか、たとえば楽器に聴診器を当てて聞いているようなものです。こんなではどんな名器だってきれいな音に聞こえるはずがない。フルートにしろギターにしろ生の楽器の音は、本体がびりびり振動したり、部屋に反響したりして聞こえています。私たちはそのような ”歪んだ音” を美しい音として聞きます。だから電子楽器の音も、コーラスやディレイなどでわざと ”歪めて” あげる必要があります。最近のキーボードは、どんな安物でも、その程度のエフェクタは標準で搭載しているものです。

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2012年01月11日

テクノパイプを小型アンプで鳴らす

テクノパイプはスエーデン・フェイガーシュトロム社の電気バグパイプです。 練習専用のメロディー管(チャンター管)を電気式にしたものですから、見かけはただの棒です。これはバグパイプの運指の練習ができればいいわけですから、音色はまあ…なんだ、そういう音色ですよ。

とはいえまさか日本人のお客さんが、バグパイプの運指の練習をするためだけにこれを購入するとは考えにくい(どんだけコアな客ですか)。イヤホンを差して自分一人で聞くのではなくて、やっぱり大きな音を出して他の楽器とセッションしたり、人前で演奏したりしたいだろうと憶測します。

テクノパイプはMIDIデータを出力します。
ですからVSTプラグインのバグパイプ・シンセサイザーをパソコンにインストールしてMIDIケーブルで繋いで鳴らせば、本物顔負けの音で演奏できます。これがいちばんハイクオリティーでしょう。しかしこれをするにはDTMのかなり高度な知識が必要です。そもそも肝心のバグパイプ・シンセサイザーを購入するとき、外国のウェブショップに対してPaypalで代金を支払わなければなりません。Paypalは欧米で普及しているネットショッピングの支払い方法ですが、ふつうの日本人にはまず馴染みがない。だから最初にPaypalアカウントを作成するところから始めなければなりません。なかなか敷居が高いです。

最高の音は期待しないが、それなりの音で鳴らせないものか。
次善の策として、楽器メーカー各社が販売しているキーボード用の小型アンプに繋いで鳴らすことをお勧めします。「じゃあ私のラジカセに繋いで鳴らしてもいいの?」と考えるかもしれませんが。このような小型アンプには、安物のキーボードの音でもそれなりにきれいに聞かせるために、コーラスやリバーブなどのエフェクトが付いているのですよ。カラオケのエコーのようなものです。テクノパイプの音も、コーラスやリバーブをかけることによって、まあまあ?いい感じに聞こえます。

私が見つけたところではROLANDの 『MOBILE CUBE』 がお勧めかな。(2012/01/11現在)
次回に説明ますね。

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