-- インディアンフルート(2) --

前の10件 1  2  3

2012年10月08日

イーグル・ボーン・ホイッスル『テルーの唄』

イーグル・ボーン・ホイッスルは北米インディアンに伝わる鷲の骨で出来た笛です。イーグル・ボーン・ホイッスルでジブリ映画『ゲド戦記』の曲『テルーの歌』を吹いてみました。運指も載せています。動画を一時停止しながら確認してください。

イーグル・ボーン・ホイッスルはコンサートピッチではありません。私の持っている笛はC#少し高めピッチですが、他の笛はまた違っているでしょう。伴奏はMIDI打ち込みで鳴らしていますから、どんなピッチでも問題なしですが。現実のピアノで伴奏するのはつらいと思います。微細なチューニングができる電子キーボードやギターで伴奏することをお勧めします。

録音した笛の音は聞こえにくい

笛の音は純度が高い(倍音が少ない)ので、録音すると聞こえにくくなります。スペクトラムアナライザを見ながら音量を調節すると、伴奏に埋もれて聞きとりづらくなります。よく聞こえるように調節すると、今度は聞いているうち耳が痛くなってきます。イーグル・ボーン・ホイッスルのように甲高い音の笛は、いっそう音量バランスを取りにくいです。音楽作品で笛の音をきれいに聞かせることは、私の初期の頃からの課題です。ピースの足りないパズルを完成させるような努力を延々と続けています。いろいろ分かったら別の記事で説明します。
正直、人間の声の高さに近い楽器が音量バランスを取りやすいです……

間奏に入る風の音について

間奏とエンディングに風の音が入ります。他にも尺八のような音や鐘の音などいろいろ重ねて、映画のワンシーンのような印象を表現してみました。

技術的には至極簡単でした。Forest KingdomというVSTiと使えば誰でもできます。ファンタジー系音楽を作るためのスタータキットみたいなVSTiでして、最初からこのような出来合のプリセットがたくさん用意されています。それを一つ一つ順に当てはめて鳴らしてみて、いちばんふさわしい音(風の音系)を選んだだけです。

ふつうのインディアンフルートの吹き方についてはこちら。
» ウェブサイト 『インディアンフルートの吹き方』

楽器があればもっと楽しい毎日
» インディアンフルートの販売は世界楽器てみる屋 ―日本に通じる音色―

2012年09月17日

インディアンフルート『モヒカン族の最後』

北米インディアンの笛で映画『The last of the Mohicans』(モヒカン族の最後)のメインテーマを演奏しました。

私は音楽家でなくてエンジニアです

私は自分のことをエンジニア(技師)だと思っています。
私は音楽家ではないし楽器の演奏家でもありません。私の仕事の内容は新商品の発掘と調査、販売企画と実施、使い方をブログで説明したりと、これは音楽家や演奏家の仕事ではないでしょう。私の体感としては、今やってることはコンピュータ会社に勤めていた頃の業務と大差ないです。これはエンジニアの仕事です。

インディアンフルートはそれを取りまく文化の影響で、スピリチュアルな感性と相性がよいです。実際、そういうお客さんが多いです。しかしながら私はその手の話ができないので、いつも申し訳ない応対をしています。あるいはインディアンフルートの縁起として伝えられるロマンチックな逸話があって、なんと絵本になってますけど。ぜんぜん興味ありません、なので読まないし話の詳細も知りません。「演奏が上手になるわけでもないのに、なんでそんなことを知りたいの?」というのが私の率直な感想です。

私の世界は物理的です。
私は楽しんで楽器を演奏しますが、楽器は音にしか興味がないし演奏にしか興味がありません。私にとって楽器はポータブルゲームマシンと同様のモノです。なるほど初音ミクのProject DIVAなど音ゲーは、パーカッションを叩くのとよく似た楽しさを味わえます。またレーシングゲームの楽しさは笛を吹く楽しさに通じるものがあります。

私は楽器を真剣に演奏しますが、心を込めて演奏はしません★ 。
そのような心のこもっていない演奏でも、こうして動画にしてみると、我ながらそこそこ聞けるではありませんか。そのことはむしろ救いだと思うのですよ。「演奏の善し悪しはすべて技術で説明できる」という立場だからこそ、どんな人でも習得しさえすれば楽器を演奏できるようになると、救いの手をさしのべることができると思うのです。

★ 心を込めて演奏しない
そもそも認知学やコミュニケーション論の立場からすると、楽器の演奏――楽器の奏でる音に心をこめることは不可能です。音に心はこもりません。だから音楽教室の講師が生徒に対して「もっと心をこめて演奏して」といった類いのアドバイスするのは、月謝をもらって食ってる身分にしては、あまりに不勉強で横着な態度だと、私は思います。

厳密には「心を込めて演奏する」ではなくて「心のこもった演奏に聞こえるように演奏する」が正しいです。確かにこちらなら、具体的なやり方さえ学べば実践可能でしょう?単なる言い回しの違いにしか聞こえない?、違いがよくわからない?、という人もいると思いますが……これらの二つは天と地ほども違います。

「心のこもった演奏に聞こえるように演奏する」は、楽器演奏の奥義の一つです。これから楽器演奏を始める初心者にぜひ理解させたい事柄です。

ふつうのインディアンフルートの吹き方についてはこちら。
» ウェブサイト 『インディアンフルートの吹き方』

楽器があればもっと楽しい毎日
» インディアンフルートの販売は世界楽器てみる屋 ―日本に通じる音色―

2012年07月29日

心の赴くままに演奏すると、どうなるか?

インディアンフルートは北米インディアンの笛です。
吹けばすぐ鳴る構造で、適当に指を動かしてもなんとなく曲になって聞こえてくれます。いきなり手に取って初めて吹いてもそれなりに様になるという、音楽や楽器に疎い初心者にはうれしい楽器です。

――難しい理論や堅苦しい作法などひとまずおいて、
心の赴くままに吹いてみてください。
出てきた音があなただけの音です――

世界中のお店やワークショップで、インディアンフルートをこのように紹介します。
てみる屋でも、そのような看板を掲げてインディアンフルートを販売しています。これに関しては何一つ嘘はありません。が…なんとなくやましい気持ちもします。

日本の心は演歌です

日本に生まれてみそ汁を食べて育ち、四六時中ラジオやTVのJ-popに慣れ親しんできた私たち日本人が、心の赴くままにインディアンフルートを演奏するとどうなるでしょうか…演歌になります。そりゃそうでしょう、ここで「思わずラプランドのヨイクを吹いちゃった」★1 という人がいれば、真剣にリインカーネーションの実在を検証した方がいいです。

「練習なしに心の赴くまま吹いても楽しめますよ。」という勧誘には「そのかわり出てきた音がなんであれそれを良しとしてくださいね。」という但し書きが続きます。これがおそらく今まで誰も言わなかったことです。私も言いませんよ、インディアンフルートを売りこむのに都合が悪いから。言っちゃったけど。

日本人がほんもののインディアンのように吹くのは不自然なこと

とはいえ実際にお客さんの多くが、心から好きなようにインディアンフルートを吹いて楽しんでいます。それはまったくOKな話★2 ですし、ですから「いきなり手に取って初めて吹いてもそれなりに楽しめる」という言葉は、嘘ではありません。こういう人たちこそ、揶揄でなくほんとうに幸せな人たちなのだろうと思います。

しかし「私はほんもののインディアンのように吹きたい。赤い岩砂漠の乾いた風や、巨木の森のひんやりとした空気を感じさせるような音色を奏でたい。」と望んだとき、事情が変わってきます。日本人がほんもののインディアンのようにインディアンフルートを吹くということは、考えてみれば、実に不自然なことなのです。不自然なことをするのに自然体ではいられない、不自然な努力が必要になります。つまり…やっぱりそういう結論になりますけど、練習が必要です。

練習の本質は理想に近づく過程

練習は、理想と現実のギャップを埋めていく過程です。インディアンフルートでいえば「インディアンフルートの音ってこうだよね」という自分なりの理想があって、それに自分の実際の演奏を近づける努力をする、ということです。それにはなによりも第一に、自分なりの理想を決めることが必要です。決めなければ道に迷います、何処にもたどり着きません。いろんな演奏者のいろんな演奏を聴いて「この人のこの曲のように吹けたら本望だ」というのを、まず決める必要があります。

「自分なりの理想のインディアンフルート演奏を決める」というのは、自分にしかできないことです。お金を積めば、月謝を払えば、あとはエラい人が何とかしてくれる…といった類の話はありません。どんなに有名な演奏家や講師であっても、あなたにあなた自身の理想を教えることはできません。それは、あなたが自分の耳でたくさんの演奏を聴いて、あなたが自分で決めることです。(一体全体、あなたは自分の個性を他人から教えてもらうつもりですかね?)

このような立場において、インディアンフルート演奏の奥義は、

「インディアンフルートを持ってインディアンフルートの真似をして吹くこと」

この一文に尽きます。
私がどんなふうにインディアンフルートを吹くかについては 専門サイト にまとめました。っても上で述べているように、私のインディアンフルートの吹き方も、結局、私個人が理想とするインディアンフルートの吹き方でしかありません。「簾さんの吹き方も悪くない」というのであれば、そのまま丸ごと覚えてみるのも一案ですし。気に入らないなら話半分に聞きかじるのが上策です。

★1 思わずヨイクを吹いちゃった
もちろん過去に一度でもヨイクを聞いたことがあるなら、その限りではありません。
» ちなみにヨイクってこんなの。

★2 好きに吹いてまったくOK
伝説によれば、インディアンフルートの開祖はただの猟師です。彼の本業は森の鳥や獣を狩ることで、笛に関してはまったく素人でした(だって、それまでインディアンフルートはこの世に存在しなかった、という設定ですから)。素人の彼が、誰から教わることもなくああでもないこうでもないと笛を吹いて、ついに念願の娘と結ばれた…伝説はそのように締めくくります。

重要なのは、インディアンフルートはプロ演奏家やプロ講師のための楽器ではなく、音楽ド素人のための楽器であるということ。演奏方法は誰かに習うものでなく自分で見つけだすものであるということ。そしてそのように縁起として語り継がれているということです。

それに照らせば、好きに演歌を吹いて楽しんでいるお客さんの方が、私よりもよっぽど正しくインディアンフルートと向きあっているとさえ言える。

ふつうのインディアンフルートの吹き方についてはこちら。
» ウェブサイト 『インディアンフルートの吹き方』

楽器があればもっと楽しい毎日
» インディアンフルートの販売は世界楽器てみる屋 ―日本に通じる音色―

2011年04月03日

イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方、装飾音2

イーグル・ボーン・ホイッスルは鷲の骨の笛です。甲高い哀しい音色です。
イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方教室第11回、音が下がるところに装飾音を入れます。
» イーグル・ボーン・ホイッスルを吹いてみました。

音が下がるところに装飾音を入れる

いろいろなインディアンフルートの曲を聴いていると、総じて「こういうところで装飾音を入れる」という傾向を感じます。荒っぽい説明をすると、音が下がるところに装飾音を入れます。

下の楽譜を見てください。赤丸の付いた音に装飾音を入れることが多いです。メロディーの流れに沿って音符が上がったり下がったりしています。音符が上がっていって…下がった瞬間のところに赤丸が付いています。

» 楽譜を見ながらイーグル・ボーン・ホイッスルを吹いてみました

赤丸の付いた音ぜんぶに装飾音を入れると機械的というか、ちょっとやりすぎな気もします。プロは実際にどんなふうに装飾音を入れるのでしょうか。お手持ちのインディアンフルートのCDをなんども聴いてマネをしてみてください。
私自身、一人でそうやって学んだことをこうしていろいろ書いています。

もちろん篠笛や尺八、ケーナなど、他の笛をマネしてみるのもありですよ。「私はイーグル・ボーン・ホイッスルの演奏スタイルは、インディアンフルートよりも篠笛の方が似合うと思う…」と思う人はぜひそうしてください。

ふつうのインディアンフルートの吹き方についてはこちら。
» ウェブサイト 『インディアンフルートの吹き方』

楽器があればもっと楽しい毎日
» インディアンフルートの販売は世界楽器てみる屋 ―日本に通じる音色―

2011年03月31日

イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方、基本4

イーグル・ボーン・ホイッスルは鷲の骨の笛です。甲高い哀しい音色です。
イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方教室第10回、余分な空気は鼻から捨てます。
» イーグル・ボーン・ホイッスルを吹いてみました。

息が足りないとつらいが、余るのもつらい

笛を吹いていて息が足りないことがあります。尺八、ケーナやフルートの初心者にありがちな話です。あっという間に肺の中の空気を使いはたしてしまって、とても一フレーズ続けて吹いていられない。はげしく深呼吸を繰りかえして、そのうち頭がくらくらしてきます。

逆に息が余るのもつらいです。オカリナなど少ない息で鳴る笛にありがちです。吹いても吹いてもなかなか息が減りません。一フレーズどころか三フレーズ吹いてもまだ肺の中に古い空気が残っている感じ。吸いこんだまま息を止めているようなもので、これはこれで苦しいです。肺に空気が残っているので新鮮な空気を吸いこむこともできず、目を白黒させることになります。

鼻から余分な空気を捨てる

笛を吹いていて、息苦しくなってもまだ肺の中に空気が残っているときは、鼻から余分な空気を捨てるといいです。笛を吹きながら、同時に鼻からもそおーっと息を吐きます。当然、圧力が抜けて笛の音が小さくなりがちですから、そこは音量が一定になるように調節しながら演奏します。

注意があって、これを既にフレーズを吹いている途中でやると、プッシュンという感じに音が止まったりよろけたりします。吹いている途中にやるのは不可能です。「次のフレーズで肺の息を捨てる」と決めて、最初の吹きはじめから同時に鼻から息を捨てはじめると、比較的に音がよろけません。

逆に癖のように、いつもいつも鼻から息が漏れている人がいると聞きました。これはこれで問題です。笛を吹くときは鼻からは息を吐かない、口からだけ息を吐くのが基本です。どんな笛を吹いても息が足りないという人は、鼻をつまみながら笛を吹いたりして自分の癖を確認するといいです。

ふつうのインディアンフルートの吹き方についてはこちら。
» ウェブサイト 『インディアンフルートの吹き方』

楽器があればもっと楽しい毎日
» インディアンフルートの販売は世界楽器てみる屋 ―日本に通じる音色―

2011年03月28日

イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方、基本3

イーグル・ボーン・ホイッスルは鷲の骨の笛です。甲高い哀しい音色です。
イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方教室第9回、吹口に詰まった水滴は吹きとばします。
» イーグル・ボーン・ホイッスルを吹いてみました。

吹口に詰まった水滴を吹きとばす

イーグル・ボーン・ホイッスルを吹いていると、息に含まれている水分がホイッスルに冷やされて結露します。ひどくなると吹口が水滴で詰まったようになり、音が出なくなったり高音がひずんだりしてきます。この現象は小学校のリコーダーでも起こりますが、イーグル・ボーン・ホイッスルは吹口が小さいのですぐに詰まります。

吹口が水滴で詰まったら、息を強く吹いて水滴を吹きとばしてください。ホイッスルをくわえて「プシッブシッ!」と勢いをつけて息を吹きこみ、吹口に詰まった水滴を吹きとばします。このときすごい音がしますから、歌口を握りしめて音が出ないようにするといいです。

ふつうのインディアンフルートの吹き方についてはこちら。
» ウェブサイト 『インディアンフルートの吹き方』

楽器があればもっと楽しい毎日
» インディアンフルートの販売は世界楽器てみる屋 ―日本に通じる音色―

2011年03月06日

イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方、装飾音1

イーグル・ボーン・ホイッスルは鷲の骨の笛です。甲高い哀しい音色です。
イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方教室第8回、装飾音を覚えましょう。
» イーグル・ボーン・ホイッスルを吹いてみました。

民族系の笛なら装飾音は必須

篠笛やケーナなど民族系の笛は、ピョロピョロという装飾音がいい味を出しています。イーグル・ボーン・ホイッスルも装飾音が使えると途端に上手っぽく聞こえますから、ぜひマスターしたいところです。

笛の装飾音は、笛や文化によってスタイルがかなり異なります。イーグル・ボーン・ホイッスルは北米インディアンに伝わる笛ですから、インディアンフルートの装飾音が似合うでしょう。ここではインディアンフルート・スタイルの装飾音について説明します。

もちろん篠笛やケーナのように吹いてもOKなわけです。興味のある人は、CDやYouTube動画を聴いて自分で研究してみてください。

いちばん上の指穴を一瞬開けて塞ぐ

インディアンフルートの装飾音のやり方は、表のいちばん上の指穴―左人差指の穴―を一瞬開けて塞ぎます。TVゲームのボタンを押すときの要領で、素早くやるのが肝心です。「開けて…塞ぐ」「開けて…塞ぐ」ではなくて、「塞ぐ!」「塞ぐ!という感じです。

  • 下からラドレミの音…左手人差指で装飾音を入れる
  • ソの音…仕方ないので左手親指で装飾音を入れる
  • ラの音…装飾音を入れることができない
  • ドの音…やってみたら右手中指で装飾音を入れることができた

» 装飾音を入れてイーグル・ボーン・ホイッスルを吹いてみた。

ふつうのインディアンフルートの吹き方についてはこちら。
» ウェブサイト 『インディアンフルートの吹き方』

楽器があればもっと楽しい毎日
» インディアンフルートの販売は世界楽器てみる屋 ―日本に通じる音色―

2011年02月26日

イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方、基本2

イーグル・ボーン・ホイッスルは鷲の骨の笛です。甲高い哀しい音色です。
イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方教室第7回、ビブラートをかけてみます。
» イーグル・ボーン・ホイッスルを吹いてみました。

何はなくともビブラート

ビブラートというのは、笛の音をピィー~~~~~ときれいに揺らすアレのことです。イーグル・ボーン・ホイッスルの音にビブラートをかけることができると、いちだんと上手っぽく聞こえます。

笛を強く吹くと大きな音がします。弱く吹くと小さな音がします。イーグル・ボーン・ホイッスルをフゥーッと吹きながら、うっ、うっ、うっ、うっ、と断続的に腹筋に力を入れて強く吹くと、音が揺れてビブラートになります。

少しだけ、あるいは大げさに。ゆっくり、または速く。いろいろ試してイーグル・ボーン・ホイッスルにぴったりなビブラートを見つけてください。(私はわりと、ゆっくり深めにビブラートをかけます。)

強弱強弱…の弱で音を小さく絞って止める

音をピィー~~~~~と長く伸ばして終わるようなところ、そういうところにぜひビブラートをかけてみてください。そのときもし可能なら、ビブラートの強弱強弱…の弱のタイミングでそのまま音をすっと小さく絞って止めることができると、いい感じに聞こえます。

失敗してビブラートの強弱強弱…の強のタイミングで音を止めてしまうと、音がいちばん大きくなったところでいきなり音を止めますから、ブチッと切ったような汚い印象になります。これはもう格闘ゲームで相手のパンチにカウンターを当てるような反射神経が求められます。私の成功率は6割でしょうか、5割よりはよいと思っていますけど。

難しければ無理してぎりぎりまでビブラートをかけずに、もうすこし手前でビブラートをやめて、その後ふつうに音を絞って止めるのがいいです。
試しに「ラードレミー ソーミソレー」と吹いてみてください。
» 「ラードレミー ソーミソレー」と吹いてみました。

ふつうのインディアンフルートの吹き方についてはこちら。
» ウェブサイト 『インディアンフルートの吹き方』

楽器があればもっと楽しい毎日
» インディアンフルートの販売は世界楽器てみる屋 ―日本に通じる音色―

2011年02月23日

イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方、基本1

イーグル・ボーン・ホイッスルは鷲の骨の笛です。甲高い哀しい音色です。
イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方教室第6回、フゥーッと吹き始めます。
» イーグル・ボーン・ホイッスルを吹いてみました。

一つ一つの音に気を遣う

イーグル・ボーン・ホイッスルを吹くときには一つ一つの音に気を遣いましょう。
「心をこめる」とも言います。イーグル・ボーン・ホイッスルは吹けば鳴る笛です。だからといって無神経にプーと吹くと、それは聴いている人に伝わります。なんだか投げやりでいい加減な印象…つまり「心がこもっていない」ように聞こえます。

一つ一つの音をきれいな音で吹きましょう。
ったって、きれいな音なんて人それぞれの好き嫌い、千差万別なんですが。不思議なことに気を遣って吹いた音は「気を遣って吹いた音」だと聴いて分かるものです。人それぞれに好き嫌いがあるので、好きになってもらえるかどうかは分かりませんが、たとえ嫌いな音でも「心がこもっている」ということだけは伝わります。だから何も考えずに吹くよりずっとましです。

以上が正式の話。でも、一つ一つの音に気を遣ってきれいに吹くのは一心不乱の重労働です。ですから私は吹き方を決めています。大して気を遣っているわけではないが、なんとなく「心のこもった音」っぽく聞こえてくれる、という吹き方です。

フゥーッと吹き始める

最初の出だしは、熱いお茶を吹き冷ますようにフゥーッと吹き始めます。最大音量MAXよりも少し弱めの音―9割の音量―から吹き始めて、すぅっと音を大きくする感じです。

途中は唇でプゥープゥーと区切る

音と音の間を区切るとそれぞれの音がはっきり聞こえます★1 。「プゥープゥー」と唇で音を区切ります。このときも、最大音量MAXよりも少し弱めの音―9割の音量―から始めて、すぅっと音を大きくする感じです。

一つ一つの音の区切りでこれをするのか?と、たいへんに思うかもしれませんが。そのうち癖になって勝手にできるようになります。まあ気をつけてさえいれば、あちこち失敗しても問題ないです。

終わりはパッ

吹き終わりは吹き始めの逆にします。息をすっと弱めて音がすっと小さくします。…このままいつまでも息を弱めていくと音がひょろーんと下がってしまう★2 ので、そうなる前に唇をぱっと開けて、口の中の空気を逃がします。難しかったら息を弱めたりせず、いきなりぱっと唇を開けてもいいです。

フゥープゥーパッ

まとめると、「フゥー」で吹き始めて「プゥプゥ」と音を区切って「パッ」と唇を開けて終わります。これを繰りかえして一曲を吹くのです。

試しに「ラードレミー ソーミソレー」と吹いてみてください。
» 「ラードレミー ソーミソレー」と吹いてみました。

★1 音を区切るとはっきり聞こえる
逆にわざと音を区切らないのもアリです。フゥーッと吹きっぱなしのまま指を動かすと、音がずらずら繋がって聞こえます。どこを区切ってどこを繋ぐかによって、曲の表情がまるで変わって聞こえます。これは後で説明します。

★2 音がひょろーんと下がる
これも一つの効果として使えます。つか、私は吹き終わりによくこれを使います。ひょろーんと音を下げて終わります。鷲が遠くに飛んで消えていく感じ?

ふつうのインディアンフルートの吹き方についてはこちら。
» ウェブサイト 『インディアンフルートの吹き方』

楽器があればもっと楽しい毎日
» インディアンフルートの販売は世界楽器てみる屋 ―日本に通じる音色―

2011年02月19日

イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方、概説2

イーグル・ボーン・ホイッスルは鷲の骨の笛です。甲高い哀しい音色です。
イーグル・ボーン・ホイッスルの吹き方教室第5回、上達する秘訣について。
» イーグル・ボーン・ホイッスルを吹いてみました。

ささやかな工夫の際限ない繰りかえし

前回までイーグル・ボーン・ホイッスルの基本的な扱い方を説明しました。次からイーグル・ボーン・ホイッスルをいい感じに吹く方法を説明します。が、その前に上達する秘訣について説明しておきましょう。

楽器演奏に限らずなんでもそうなのですが、上達する秘訣は「ささやかな工夫を際限なく繰りかえすこと」、これに尽きます。イーグル・ボーン・ホイッスルについていえば、具体的には次のようにすればいいです。

  1. ホイッスルをいつも目に付くところ(ソファの上や机の上etc)に転がしておく。
  2. 後ろめたい気がしたらホイッスルを手に取って、2分間だけ吹いてあげる。
    (気持ちが乗ったら何時間吹いてもOK。)
  3. 以上を、上達することを期待せず、いつまでもいつまでも続ける。

ほんとうにこれだけで、いつの日か、家族や友人が感動して拍手してくれる程度には上達している自分に気がつくでしょう。

数日や数週間で上達するとは言いません★1 。数ヶ月でも…どうでしょうか。そうですね、確かにそんな調子がいつまでも続くと、まるで死ぬまで練習しても上達しないような気になって投げだしてしまいますが。意外に早いうちになんとかなるもの★2 です。「いつか時間が解決するさ」くらいの感覚で、気負わず頑張らず無理せず、いつまでも続けるのが肝心です。

★1 数日や1週間では上達しない
コンビニで買ってくるタバコの銘柄を暗記するような短期記憶と異なり、楽器演奏を全身に覚えこませるような大がかりで入念な記憶は、無数の脳細胞の枝の成長によって編みあげられます。脳細胞の枝の成長にはどうしても時間がかかりますから、つまり、脳細胞の枝が育つスピード以上のスピードで楽器演奏を覚えることは、生理的に不可能です。

★1 意外に早くなんとかなる
”複利計算” とか ”バタフライ効果” とか ”臨界” とか、そのようなワードに関連した事象です。変化が変化を呼び加速度的に変化していく系(システム)です。最初はいやになるくらい変化が見えないのですが、ある一線を越えたあたりから爆発的に変わっていきます。

ふつうのインディアンフルートの吹き方についてはこちら。
» ウェブサイト 『インディアンフルートの吹き方』

楽器があればもっと楽しい毎日
» インディアンフルートの販売は世界楽器てみる屋 ―日本に通じる音色―

前の10件 1  2  3

みんなの掲示板

ご質問・お知らせなどがございましたら遠慮なくご投稿ください。

ユーティリティ

 

最近のトラックバック