雲龍さんのアナサジフルート
古代アナサジフルートを復刻したコヨーテ・オールドマン本人の製作です。雲龍さんの所有。
雲龍さんは日本で屈指の笛奏者です。
彼はずっとアナサジフルートを探していて、てみる屋のことを探しあてたそうです。ようこそ。
Waken Spirits Flutes 工房のフルートを購入していただきましたが、どうしてもコヨーテ・オールドマンさん本人のフルートも入手したいとのことで、代行輸入しました。(長野に配送する前にこそっと写真撮影しました、こそっとでもないか。)
赤い地に黒と青の縄文模様がなんだか毒トカゲのようで、乾いたアリゾナの岩砂漠にぴったりの雰囲気です。文句なしにかっこいいです、うん。
雲龍さんがこれを吹くのを聴いてみたいです。
» 雲龍さんのオフィシャルサイト(ライブスケジュールなど)
3本のアナサジフルートの比較
コヨーテ・オールドマンさんのフルートと Waking Spirits Flutes それと Earth Tone Flutes のフルートを比較してみました。
Coyote Oldman のフルート
古代アナサジフルートを復刻したコヨーテ・オールドマン本人が製作しているフルート。形状や全身のまか不思議な縄文模様は洞窟遺跡から出土したオリジナルの雰囲気をほぼそのまま再現しています。吹口の形状もほぼオリジナルどおりで、だから性能は Waken Spirits Flutes に若干劣ります。吹口はオリジナルから少し改良した形状になっているようです。
素材はインディアンフルートで一般に使われているアカスギ。赤い木地に黒と青の毒々しい象眼模様が野蛮な雰囲気を醸しています。価格は送料込で47,000円ほど。模様なしだと半額になりますが、正直がっかりするような見栄えなのでここはケチるべきではない。
「卸売りはしません」とコヨーテ・オールドマンさんから言われましたから。欲しければコヨーテ・オールドマンさんの通販サイト(当然英語)に行って自分で交渉して購入する必要があります。彼はコンサートやワークショップに奔走しているので、それに引っかかると最悪半年待たされます。本人在宅で在庫があれば2週間で入手できるんですが。そのへんバクチになります。
全長:76.5cm
キー:G#
Waken Spirits Flute のフルート
白地に淡い木目を生かしたシンプルな外観。ウレタン?で表面を磨きあげていてクラシックギターのボディのようにツヤピカです。YAMAHAのロゴが似合いそうな、西洋の楽器っぽい楽器…って雰囲気は伝わりますか?
吹き口は独自の工夫を凝らした形状で、コヨーテ・オールドマンさんのフルートよりも若干吹きやすく、音が大きく音色もはっきりしている気がします…気のせいかもしれません。性能的にコヨーテ・オールドマンさんのフルートと比べてどうなのかは、なんとも。慣れの問題、好みの問題という気がします。
素材は洞窟遺跡から出土したオリジナルと同じトリネコバカエデです。価格は送料込で33,360円。世界楽器てみる屋(当然日本語)で売っていますから、入手しやすいといえばしやすい。
在庫があれば2日ほどでお届けできます。
全長:77.0cm
キー:G#(このへんの違いはないです)
Earth Tone Flutes のフルート
アナサジフルート奏者の双璧であるスコット・オーガストさんプロデュースによるフルート。現物がないので憶測ですが、スコットさんの名にかけて性能はよいでしょうもちろん。吹口は写真を見た感じ、オリジナルから少し改良した形状でしょうか?
材料はレッドウッド、レッドシダーから追加料金で美しいトラ縞のメイプルなどいろいろ指定できます。キーも標準のG#の他にG、Aのバリエーションがあります。日本人用に小型のB(ホピの笛と同じキー)も用意するようです。
価格は送料込で24,000円ほど。2008年秋になって極端に値下げしました。最終的に2万円を切るくらいまで値下げするそうです。そこまで競争するほどアナサジフルートがおいしい市場だとは思えないのですが…
最安のレッドシダー無地でも美しいフルートですが、追加料金をかけて木材を選びターコイズの象眼と彫刻を入れて、すばらしく美しいフルートにカスタマイズできます。
来年始~来春に世界楽器てみる屋と取引を開始します。ご期待ください。
楽器があればもっと楽しい毎日
» アナサジフルートの販売は世界楽器てみる屋 ―1400年前の古代の音色―