ハンドオルゴールで弾ける曲を紹介する企画。第一弾は「ジュピター」。
【ジュピター】
» ハンドオルゴールによるジュピターの演奏
いざ「ハンドオルゴールで弾ける曲を紹介します」と意気込んでしまうとなかなか見つからないものです。音域は2オクターブあるので、人の歌える曲ならたいてい弾けるはず。でも「簡単に弾けて」「みんなが知っていて」「しかもカッコイイ曲」などと、つい欲ばってしまって決められません。なにがあったっけ、なにかあった気がする。昔オルゴールで聴いた。あれは……すっと脳内に力強いハスキーな歌声が響きました――「ひとりじゃない~」――そう「ジュピター!」。いや平原綾香さんのじゃなくて富田勲さんのね。
1977年に発表された富田勲のシンセサイザー組曲「惑星」は、当時のミュージックシーンに広まりつつあったアナログシンセサイザーの可能性を広く知らしめ、全世界で大ヒットになりました。
私は学生時代に友人から借りて聴いたのですが、その冒頭で、オルゴール・アレンジの「ジュピター」が流れるのです。
これならイケる、イケるよっ。なんてったってオルゴールで演奏してるんだもの(←ウソ。富田さんはシンセサイザーでオルゴールの音をマネています)。ということで弾いてみました。
「ジュピター」は本当は長い長い交響曲の中の一節で、正式にはホルストの組曲『惑星』第4曲「木星」第2部です。どちらかというと実験的なフレーズの多いこの組曲の中で、「ジュピター」は覚えやすい心に残る曲です。思わず口ずさんでしまいそう、いっそ歌詞をつけて歌いたい。そう思った人は一人ではなかったようで。
英国では「ジュピター」は"I vow to thee my country"(私は祖国に誓う)という曲名で、愛国歌としてまた国教(プロテスタント)聖歌として、国民にながく親しまれてきました。故ダイアナ元妃の一番お気に入りの歌だったことは有名で、彼女の結婚式そして(残念なことに)葬儀の際に演奏されました。
この模様を中継したTVを見て「ジュピター」を知った日本人も多いのではないでしょうか。
日本語の歌詞を付けて「ジュピター」を歌ったのは故本多美奈子さん、それから2003年に大ヒットになった平原綾香さん。
平原綾香さんは、祖父がトランペット奏者、父がサックス奏者、姉が歌手といった音楽一家の生まれで、本人も音大でジャズコークスサックスを専攻しています。「歌を習ったことはない」そうなんですが、中~低音域を得意とする豊かな声量と表現力は、私は素直に素晴らしいと思います。
「ジュピター」は彼女のデビューアルバム「Oddesey」の中に納められています。平原綾香さんはこの曲の中で自分を信じることの大切さ、自分の心の奥の声に耳を傾けることの重要さを謳った……と解釈していいでしょうか、とにかく大ヒットとなりオリコンチャート最高2位、シングル87万枚を売りあげました。私はTUTAYAの有線で彼女の力強い歌声を聴き、ぎょっとしたのを覚えています。
平原綾香さんの「ジュピター」はYouTubeで観ることができます。今観てもやっぱりちょっと、すごいです。
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