-- 6穴フルート・横笛 --

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横笛の吹き方、中休み 1

半音記号の付いた楽譜を簡単に演奏するには

「横笛で吹きたい曲があるんですけど、楽譜にシャープやフラットがいっぱい付いていて大変です。」という話をお客さんから伺いました。たしかに。ハ長調の曲は分かりやすくていいのですが残念ながら、たいていの楽譜には#やbなど半音記号が付いています。「歌うと簡単な曲なんだから横笛でも簡単に吹ければいいのに。」まったくそのとおりです。

固定ドと移動ド

実は楽譜の読み方には二つあります。
ピアノの白鍵のドレミで楽譜を読む、#やbが付いていればその音を半音上げたり下げたりする…いつも同じドレミで楽譜を読むことから、このような読み方を「固定ド」と言います。

一方で、ドレミの位置を上下にずらして譜面を読む読み方があります。これを「移動ド」と言います。#やbの数にしたがって適切にドレミをずらして読むと、メロディーは劇的に簡単になります。

以下はホ長調の楽譜です。いつものように「固定ド」で読んだドレミを付けています。これを笛で吹くときは、#の付いている音を半音高くして吹くのを気をつけてください。

一方の「移動ド」というのはホ長調の場合、ふつうのミの音からドレミ…と読みます。同じ楽譜を「移動ド」で読よむとこうなります。

実はこれはチューリップの曲でした。「ドレミ ドレミ ソミレドレミレ」これなら簡単に吹けますね。

チューリップにかぎらず、たいていの曲はこのようにドレミの位置を上下にずらして読むと簡単になります。

譜面を「移動ド」で読む方法

このように便利な移動ド読みなのですが、ただでさえ楽譜を読むのがたいへんなのに、ドレミをずらして読めるものかっ。ということで、プログラムを作りました。ふつうにドレミを書いて、譜面に付いている#やbの数を指定すると、移動ドのドレミに変換します。

» 固定ドを移動ドに変換するプログラム

あるいはページ右の『ユーティリティ』からでもご利用になれます。

たいていの曲はこれで#とbが落ちて簡単になります。オマケみたいなプログラムなのでそこそこの性能ですが、よろしければご利用ください。

移動ドの詳しい説明は次回にでもしましょう。

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