横笛の吹き方、心構え
これから横笛―6穴フルート―の吹き方について書いていきますが、まず最初に、心構えとでも申しましょうか、
志(こころざし)を低く持とう
もし横笛を吹けるようになったら、あなたは将来どうしますか。ウィーンのインペリアルホールに立って、貴人方々の満場の拍手を浴びることを夢見ていますか。
それならあなたは人生のほとんどを横笛につぎ込む必要があります。でも勉強や仕事で忙しいのに、そんな時間があるのですか。そもそも人生をつぎ込むほど、あなたは横笛のことを熱愛しているのですか。
志を低く持ちましょう、身の丈に合わせて。
登山を始めたからといってみんなエベレストを目指す必要はありません。北九州市民なら皿倉山で足を慣らして福知山と英彦山で自信をつけて、最終的に久住山を征服すれば上出来でしょう。
横笛なら自分で演奏していて「あ、今のいい感じっ」とこっそり自惚れたり、公民館のお楽しみ会で一曲披露してご町内のみなさんに拍手をもらったり、その程度です。
路上演奏していて気前のいい酔っぱらいから千円札をもらうのも、それで食っていくというほど深刻でなければ、実はその程度です。
目標を低く、そこそこのレベルまで手っ取り早く上手になればいい。
これでよろしくお願いします。
楽器があればもっと楽しい毎日
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