テクノパイプのMIDI変換ケーブルを自作する
テクノパイプに付属するMIDI変換ケーブルは自作できますよ。
練習用の電子バグパイプです
テクノパイプはスェーデンのフェイガーシュトロム社が製作している練習用の電子バグパイプです。単三乾電池一本で駆動、イヤホンを差していつでもどこでも静かにバグパイプの練習ができます。こういうものはバグパイプに馴染みのない日本では、きっとヘンなモノ好きの人が買ってくれるだろう……と当てこんでいましたが。意外にほんとうにバグパイプの練習用に買うお客さんが多いです。日本でもバグパイプ演奏者ってけっこういるみたいですね。
テクノパイプはパソコンに繋いでソフトウェアシンセサイザを鳴らすこともできます。こうすると本物のバグパイプに劣らない立派な音色を奏でます。YouTubeの動画に見るテクノパイプの演奏は、たいていこちらの使い方をしています。
テクノパイプをパソコンに繋ぐには付属のMIDI変換ケーブルを使います。このケーブルはテクノパイプ専用で、ふつうに市販されているものではありません。無くしたり断線したりした場合は、たぶんメーカーに問いあわせれば、ケーブルのみの販売もしてくれるでしょう。世界楽器てみる屋でテクノパイプを購入したお客さんについては、私の方からメーカーに問いあわせします。しかしそれでも、取りよせるのにどうしても時間がかかってしまいます。
自作する手もある
テクノパイプ付属のMIDI変換ケーブルは自作できます。
端子は、テクノパイプに差す側が『3.5mmステレオミニプラグ』で、MIDIケーブルを繋ぐ側が『DINコネクター5P中継ジャック(180度)』です。ケーブルは同軸1芯でいいでしょう。
私は福岡市中央区の嘉穂パーツセンターでパーツを集めました。全部で655円になりました。配線は下の図のとおりです。
» 試作したケーブルでパソコンに繋いで鳴らしてみました、成功!
火傷には気をつけてくださいね。
私はケーブルの試作中に半田ごてをとり落として、ズボンの裾をざっくり焼きました。素足だったら大変なことになってました。
楽器があればもっと楽しい毎日
» 変わった楽器、珍しい楽器の販売は世界楽器てみる屋