パソコンを復旧していました
週末から今まで延々とパソコンの復旧作業をしていました。
注文メールも商品配送もほったらかしです。パソコンが動かないと何一つ分かりませんし、一切の事務処理ができませんから、仕方ありません。
クラッシュは突然にやってきます。
いつもと同じようにパソコンの電源を落として……そしてもう、二度と立ち上がることはありませんでした。ハードディスクのブート領域が破損したらしいことは、黒い起動画面に無情に光るエラーメッセージで分かるのですが。残念、私の力量では、OSを再インストールするしかありません。ハードディスクが全体的に傷んでいる可能性もあるので、新品と交換です。
前日までのデータがきれいに残っているのが救いでした。
仕事で使うパソコンですから、毎日自動でバックアップ★1 するように、スケジュールしておいたのでした。クラッシュして初めて分かるバックアップの有り難み。みなさんもパソコンのデータは頻繁にバックアップしましょうね。
パソコンの復旧は一日作業になります。
とはいえ長年の感覚で(深夜過ぎには再びお客さんのメールに返事できるだろう)と楽観していましたが。月曜日の夜になってもまだソフトウェアのインストールが終わないのでした。
それらは主に音楽関連のソフトウェアでした。リアル音源のソフトウェアシンセサイザはギガバイト単位のサンプリングデータを抱えているので、インストールするの時間がかかります。更にその後のアクティベート手続きも「ほんとうにユーザに使ってもらう気があるのか」と疑うほど煩雑で、途中で躓き何度も試行錯誤ました。結局、1つをインストールするのにそれぞれ小一時間かかったのでした。
RAID0に初挑戦
図らずパソコンのオーバーホールをすることになったので、新しいハードディスクを2台購入してRAID0★ を組んでみることにしました。挑戦する、というほど大げさなことではありませんが、RAID0を組むのは、20年以上のパソコンを使ってきて初めての経験です。途中で2度ほど「説明書のとおりになってねぇ!?」という場面がありましたが、概ねつつがなく作業は完了しました。
音楽ソフトもビデオ編集ソフトも、ハードディスクから大量データを高速に連続して読みだす性能が要求されます。RAID0を導入したことにより、宣伝動画の製作作業が少しは快適になるはずと期待しています。
★1 自動でバックアップ
定期的なデータのバックアップは、実はWindowsには昔から標準で用意されている機能です。一度スケジュールを組んでしまえば、三日坊主にならずデータをバックアップすることができます。みなさんもパソコンのデータをバックアップしましょう。
★2 RAID0(レイドゼロ)
複数台のハードディスクに対して同時に読み書きする仕掛け。データを切り分けてそれぞれのハードディスクに同時に読み書きするので、理屈では、用意したハードディスクの数だけ読み書きが速くなります。
音楽ソフトやビデオ編集ソフトは、ハードディスクから大量データを高速に連続して読みだしながら音楽を演奏したり動画を表示したりします。なのでハードディスクの読み書きが速くなるだけで、ソフトウェアの性能はかなり向上します。
楽器があればもっと楽しい毎日
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