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プログラミングできるMIDIプラグイン-JFilter

JFilterはMFX規格のプラグインです。

CakewalkやSONARなどで使うことができるソフトウェアのMIDIエフェクタです。MIDIのエフェクタですから、つまりMIDIデータ――平たく言うと音符データを加工するものですが……

JFilter自体は、なにか固有の機能を持っているエフェクタではありません。JFilterはユーザが用意したプログラムに従ってMIDIデータを加工します。プログラミング言語はJavascript★1 です。

ええっと結局、なにができるのでしょう。
なんでもできますよ、それこそプログラム次第です。全体的に音符の長さを延ばしてレガート風味にするといった単純なことから、和音からアルペジオを作ったり、メロディに細かなアーティキュレーションを追加したり。理屈の上では自動作曲だってできるはずなのです……どれだけプログラムを書かなければならないか、ちょっと想像できませんが。

ベースとギターの演奏を掛け算

今ちょうど製作している音楽作品の中で、トルコのウードという弦楽器を伴奏に使いたいと思いました。私は打ち込みが苦手ですから、ここで新しくMIDIデータを打ち込むなんて勘弁してほしいところです。できるだけ既存のMIDIデータで間に合わせたいところです。難しいことは期待しません。例えばベースのメロディーに沿って、じゃんじゃかとギターのようにかき鳴らしてくれるだけでいいです。なのでベースとギターの演奏を掛け合わせて、ウード用のMIDIデータを生成することにしました。

結果だけ報告しますね。
下の試聴サンプルの1が、基になったベースとギターのMIDIデータです。どんな演奏か、TTS-1というソフトウェアシンセサイザで鳴らしてみました。そしてもう一つの2が、掛け合わせた結果のMIDIデータです。EMM-Knagalisというソフトウェアシンセサイザで鳴らしてみました。なるほど、それっぽい感じです。
» 1.基になったベースとギターの演奏
» 2.かけ算した結果のウードの演奏

一度プログラミングしてしまえば後はらくちん

初めて使うにしては、十分な結果だと判断しています。
いざプログラムが完成してみると、実はこれは「2つの楽器の演奏を掛け算する」という、極めて汎用的な機能に仕上がっていました。今回はベースのメロディーをじゃんじゃか演奏しましたが、例えばボーカルに合わせてじゃんじゃか演奏させることだってできますよ。プログラミングするのに2時間ほどかかりましたが、この機能は今後の音楽作品を製作するときにも使うでしょうから、十分に取り返せます。

先に説明したように、JFilterが何をするかはプログラム次第です。
ギターのメロディーに細かなアーティキュレーションを追加するとか。ベースのメロディーをチェロ用に調整するとか。させたいことはたくさんあります。確かにプログラムを書くのに時間がかかります。しかし一度書いてしまえば、その後の音楽作品を製作する際に、作業時間を大幅に短縮することができます。まったくブラボーなMIDIプラグインなのです。

★1 Javascript
Javascriptは、ホームページを自作するときに使うプログラミング言語として知られています。一時期ものすごく流行って、マウスカーソルを追いかけるようにキラキラ星を飛ばしたり、文字列を電光掲示板のようにスクロールさせたりなど、無意味にケバいホームページが乱立する原因になりました。

そんな経緯から、私はJavascriptを子供だましなプログラム言語だと認識していましたが。今回改めて勉強してみると、実は美しいプログラミング言語なのでした。一つ賢くなりました。

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