-- カンテレ --

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ウィングカンテレの弾き方、一つの曲の練習期間

ウィングカンテレは北欧フィンランドの新しい弦楽器です。
ウィングカンテレの弾き方教室第15回、3日ほど弾いて気になるところを思いつかなければ完成です。
» 最近は『故郷』を練習しています。

気の早い話ですがウィングカンテレで何か曲を練習していたとして、
「よし。この曲は完成した、もう弾けるようになった。」というのは、なにを以てそのように判断すればいいのでしょうか。「間違えずに弾けるようになったら、じゃない?」というのも判定基準の一つですが、私としては、それはちょっと甘々な判定基準なのです。

私の場合(ここはこうした方がいいかな……)とチラとでも思ったら、そこを修正・改善します。そして一定期間(3日~1週間)たっても気になるところが見つからないようなら、それでひとまず完成したことにします。あるいは気になるところがあっても、今の自分ではどうしようもないようなら、やはりそれでひとまず完成したことにします。

たとえば新しい曲を覚えはじめた最初は、コードを押さえる順番すら分かりません。だからそれを覚えるのが課題です。コードを押さえる順番を覚えて伴奏が弾けるようになっても、まだメロディーが入っていません。だから伴奏の隙間にメロディーの音を埋めていくのが課題です。

伴奏もメロディーも出来たら、形としては一応完成ですけど。弾いていて気持ちいいか、ということが重要です。少なくとも弾いている自分自身が気持ちよくなければ、他の人に聞かせても芳しくありません。いやだってせっかく珍しいカンテレを独りぼっちで練習しているのですから、ぜひ人前で披露したいし、あわよくば拍手だって欲しいところです。

(盛りあがるところはもっと強く弾いた方がいいな)
(だったら逆にその直前は、わざと弱く弾いてみるか?)
(どうにも左薬指が遅れる…こりゃ特訓だな。)

チラとでも(こうした方がいい)と頭をかすめたなら、そのとおりに修正・改善します。最初は修正するところだらけですが、だんだん思いつかなくなり、最後には3日~1週間たってもどこが悪いか分からない、特に気になるところがない、という状況になります。そうなったらひとまず完成です。

あるいは気になるところはあるのだが…今の自分の技能ではどうしょうもない、それどころかどうすれば良くなるのかさえ分からない。という状況に陥るかもしれません。残念な結末ですが、これはこれで完成です。だって、今はもうどしようもないのでしょう?

数年後に突然(あいや考え方が逆だった、ここはむしろこう?)みたいに、気になるところが見つかることもあります。そしたらそのとおりに修正・改善します。バージョンアップです。結局、長い目でみるといつまでも未完成なのです。「今はこれで良し」という暫定的な完成があるだけです。

楽器があればもっと楽しい毎日
» 変わった楽器、珍しい楽器の販売は世界楽器てみる屋

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