-- カンテレ --

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ウィングカンテレの弾き方、付録

ウィングカンテレは北欧フィンランドの新しい弦楽器です。
16弦ウィングカンテレで即興演奏してみましょう。

ロビッカ社の16弦ウィングカンテレなら誰でもかんたんに即興演奏ができます。
ぜひぜひ覚えて「そんなに楽器が上手だったっけ?」と家族やお友だちを驚かせてください。
『Stars』 という、即興演奏をするためのルールがあって、そのルールに従って指を動かすと、こんな雰囲気の曲がいくらでも出来上がります↓
» 『Stars』に従った16弦ウィングカンテレの即興演奏

抱きかかえるように構える

16弦ウィングカンテレを、左手で赤ちゃんを抱きかかえるような感じに構えてください。これは、慣れると目を閉じていても手探りで演奏できるようになります。ソファやベッドに寝ころんで目を閉じて演奏すると、抱きかかえたカンテレの音ががんがん響いてすっごい気持ちいいです。

2つのルールで出来ている

図を見ながらの方が分かりやすいです。下の写真をマウスカーソルでクリックして拡大して見てください。『Stars』は2つのルールで出来ています。

ルール1
●の弦(下から7番目の弦)を右手中指で押さえる。○の弦(一番下の弦)を左手でボーンと弾いて、右手中指を離さないように気をつけながら人差指や親指で適当にポロンポロンとメロディーを弾く。
ルール2
▲の弦(下から8番目の弦)を右手中指で押さえる。△の弦(下から2番目の弦)を左手でボーンと弾いて、右手中指を離さないように気をつけながら人差指や親指で適当にポロンポロンとメロディーを弾く。

これら2つのルールを「1→1→2→1→1→2…」のように織りまぜながら、適当に右手でメロディーを演奏すると、それだけで曲になって聞こえます。右手中指はぜったいに押さえたまま離さないこと。つまりその弦だけはぜったいに弾かないようにします。

2つのルールの雰囲気を把握するのが上等

ほんとうにデタラメに弾いてもなんとかなるはずですけど。できれば耳をよくすませて、ルール1と2の雰囲気の違いを把握して、それに似合うメロディーを考えながら弾くといいです。適当に弾きながら耳をすませて(お、今のフレーズはきれいだった!)というのを素早く覚えて何度も繰りかえしたりします。あるいはかっこいい定番の決めフレーズをいくつか練習して覚えておくのもいいでしょう。定番の決めフレーズが長々とつながると…それが作曲ということです。

西洋音楽はもともと数学的な構造をしているので、このような拙い曲でよければ、素人でも十分に即興演奏できますし作曲だってできます。昔の吟遊詩人が竪琴を携えて国から国へと巡ったように、春になったらカンテレを抱えて街へ出かけましょう。公演や川縁があなたのステージです。

楽器があればもっと楽しい毎日
» 変わった楽器、珍しい楽器の販売は世界楽器てみる屋

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