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ウィングカンテレの弾き方、概説4

ウィングカンテレは北欧フィンランドの新しい弦楽器です。
ウィングカンテレの弾き方教室第4回、ウィングカンテレの各部名称について。
» 16弦ウィングカンテレで即興演奏してみました

各部名称

ウィングカンテレの各部名称についてインターネットで調べてみましたが、わりとありきたりな名前で呼んでいるようです。とりあえず、ふだんの演奏やメンテナンスで使いそうな名称だけ決めておきましょう。

  • 弦…細い鋼鉄のワイヤー。これを指で弾くと音が鳴る。
  • ペグ…弦を留めている金属製の支柱。ここで弦を調律する。
  • バー…弦を留めている反対側の支柱。
  • オーバートーンスポット…本体に描いてある、弦のちょうど中心を表す小さな点。
  • チューニングスイッチ…ピンの近傍にある小さな装置。移調に使う。
  • ウィング…左腕を支えるアームレスト。

弦の名称についてもう少し詳しく

  • カンテレの弦は、長い方から順に ”第1弦”、”第2弦”、…と呼びます。
  • 16弦カンテレにはふつうの弦の下に、4本の長い ”ベース弦” が張ってあります。
    ベース弦も長い方から順に ”第1ベース弦”、”第2ベース弦”、…です。

チューニングスイッチとは

ウィングカンテレの標準のキーはD(ニ長調)ですが、弦を半音高く調律したり低く調律したところで誰からも怒られたりしません。だから十分な時間があるなら、どんな曲でも、その曲が弾けるように調律して演奏すればいいです。

チューニングスイッチは、ライブステージなど時間に余裕のない場で、ぱちんとキーを切り替えるための装置です。

写真の小さな黒いレバーがチューニングスイッチです。チューニングスイッチが弦を曲げ圧迫しています。弦を圧迫しているシリンダーは偏芯していて、レバーを回すと弦の圧迫が弱まり…ピッチが半音下がる仕組みです。

チューニングスイッチを使って標準のDキー(ニ長調)とGキー(ト長調)を素早く切りかえて演奏できます。

楽器があればもっと楽しい毎日
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