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ポケットサックスの吹き方 補足6

ザフーン・ポケットサックス(Xaphoon Pocket Sax)は手軽にサックス気分を楽しめる新しい楽器です。ポケットサックスの吹き方、補足その6。今できることを楽しめる人は幸せです。

» ポケットサックスを吹いてみました

高い音を出せません

ポケットサックスの音域は2オクターブ。このうち1オクターブ半までは下から順に指穴をあけていくだけなので、比較的に簡単に演奏できます。後半の高い音は低い音を出す運指のまま、リードをキーキーいわせて鳴らします。これは難しくて私にはできません。リードにも拠るようです。私は厚2.0のプラリードを使っていて、これはとても気持ちよく鳴ってくれるのですが…鳴りすぎて音が裏返ってくれないのです。

使わないんだから必要ない

そんなわけで私はポケットサックスの高い音を出せないのです。どうするか?どうもしません。そこまで高い音は使わないので。私はポピュラーソングや民謡などを好んで演奏します。このような歌はたいてい、素人が気持ちよく歌えるように、せいぜい1オクターブ半の音域に収まっているものです。だから高い音を出せなくてもポケットサックスで楽しく演奏できるのです。私はポケットサックスの高い音を出せませんが、使わないから困らないし、必要ないから練習しようとも思わない。

必要になったら練習する

「そんなことを言っていて、高い音を使う曲を演奏しなければならなくなったらどうするんだ?」と、まじめな人から怒られそうですが。もちろん、必要になったら練習しますよ。それで意外になんとかなるものです。「…毎日いつも高い音を出す練習ばかり…何になるんだろう…」とうんざりしながら練習するよりも「この曲をぜったい吹きたいっ。そのためにはなんとしても高い音を出さなければっ!」と土壇場でがんばる方がかえって身につくとさえ思っています。

私らふつうの人は、一生のほとんどの時間を学校や仕事に費やします。楽器演奏が上手になるために必要な時間がぜんぜん足りません。(プロのピアニストは毎日8時間練習する、みたいな話を聞いたことがあるでしょう。)いつかボストン交響楽団を伴奏にカーネギーホールでソロリサイタル…みたいな夢は叶わないです。せいぜい町内のお祭りステージで数曲披露したり、友だちとアマチュアバンドを結成してこじんまりとしたライブをしたり。そんなところです。そんなでよければ、今から我流の付け刃でもなんとかなります。幼い頃から始めなければ間にあわないとか、毎日の基礎練習が重要だとか。そういうのは一流のプロフェッショナルになる人のための助言であって、私らには関係のないことです。

何歳からでも楽器演奏は始められるし、好きな曲を好きなように演奏しているだけでも、長く続けていれば上手になります。

ふつうの人の場合、一生懸命とか真剣とかあんまり関係なくて、単純に演奏した時間に比例して上手になります。毎日真剣に練習して三日で投げだした人よりも、気が向いたときにちょっとだけ三年間続けた人の方がだんぜん上手になります。

楽器があればもっと楽しい毎日
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