-- ポケットサックス --

« ハピUFO (HAPI UFO Drum) を入手しました | メイン | 今日から吟遊詩人 右手も伴奏に参加する1 »

ザッフーン(Xaphoon)

ザッフーンまたはポケットサックスという、サックスの音がするリード笛です。

» Xaphoonポケットサックスを吹いてみました

大きさはソプラノリーコーダーと同じくらい、でもこれがなかなか本格的な音がします。取り扱いが簡単で価格もお手頃ですから「リード楽器にちょっと興味がある」という人にお勧めです。街の楽器店ではなかなか見かけませんが、頼めば取り寄せてもらえます。

元々はハワイのマウイ島に住むブライアンというサックス奏者が、子どもでも遊べるサックスみたいな笛があればと、竹でこしらえたのがはじまりです。写真はABS樹脂製ですが、元祖の竹製よりも都会的で華やかな音がして、私はむしろこちらが好きです。

最初から付属している葦のリードの厚さは2-1/2。これはテナーサックスのリードとしては柔らかい方なのですが、笛を吹きなれた私にとってはこれでも硬すぎました。更に薄い2に取り替えると気持ちよく吹けるようになりました。

これを販売しようかどうしょうかと考えはじめてそろそろ1年になります。以前は天神の楽器店で販売してたので、私の出る幕ではないと諦めてたのですが。最近はショウケースに並べることをやめたようです。どうやら客が欲しがらない商品は売る気にならないみたい。ならば、そろそろ販売を開始します。

サックスの音色について

サックスのあの独特の音色はサックスが本来から持っている音色というよりも、演奏者の演奏によるものです。つまり演奏者が「サックスを抱えてサックスのように吹いているからサックスの音に聞こえる」のです。パソコン音楽をしている人なら、パソコンに音符を打ち込んで自動演奏させたサックスの音が聞けたものではない、下手をするとサックスの音にすら聞こえないということを経験しているでしょう。サックス演奏者はサックスを強く吹いたり弱く吹いたり、音をずり上げたりいろいろします。こうしてはじめてサックスらしく聞こえます。

たくさん聞いて身に付ける

サックスの演奏は、たった1つの音の中でさえ、音の高さと音量と音色がどんどん変化するような演奏をします。一方で西洋の楽譜には基本的に音の高さとそれを鳴らすタイミングしか書かれていませんから、楽譜だけ見てどんなに鍛錬を積んでもサックスは上手になりません。

「私はサックスをこの人のように演奏したい」という手本の演奏を定めて、繰り返し聴いて、「サックスの音ってこんな感じ」というところを身にしみて覚える必要があります。今は大昔と違ってCDがあるしmp3プレイヤーがあるしYoutubeには無料の音源が転がっています。サックスを習得しやすい環境です。もし街のサックス教室に通っているなら、先生のお手本演奏を録音させてもらってmp3プレイヤーに入れて、空耳が聞こえるほど夢に出てくるほど四六時中聴くと、良く上達します。

私は今、下のYouTubeをmp3プレイヤーに入れて繰り返し聴いています。私の感覚としては、こういうのが「いかにもサックスっぽい音」なのです。

楽器があればもっと楽しい毎日
» 変わった楽器、珍しい楽器の販売は世界楽器てみる屋

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

私も始めて手に入れた時音色に驚きました。
バンブーサックスより安定していると思いますね!!

最近は人工リードが出ているので良いですね。

> 私も始めて手に入れた時音色に驚きました。

丁寧に製造されていますが、どうにも玩具っぽいデザインです。(そこがいいんですけど。)その外観と、実際に吹いたときに出てくる音とのギャップにビックリします。

天神のシマムラ楽器で一時期販売していましたし、東京の大きな楽器店なら今でも販売しているでしょうが。ショーウィンドウに飾っていてもなかなか売れないだろうなと思いました。

樹脂リードは葦リードの10倍の値段ですが、初心者にお勧めです。吹きたいときにすぐに吹けるし、取り替えないまま長いこと遊べるし。品質に当たりはずれがないので迷わず装着して楽しめますし。

コメントを投稿

みんなの掲示板

ご質問・お知らせなどがございましたら遠慮なくご投稿ください。

ユーティリティ

 

最近のトラックバック