-- リトルミンストレル --

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今日から吟遊詩人 右手も伴奏に参加する1

花びらの形の愛らしいハープ、リトルミンストレルで好きな曲を伴奏つきで演奏しましょう。
» リトルミンストレルを弾いてみた

リトルミンストレルの弾き方教室第10回、左手の伴奏に右手も参加するといかにもハープな音になります。

右手も伴奏に参加する

前回まで左手で伴奏しながらリトルミンストレルを演奏する方法を説明してきました。

  • 左手の人差指1本で伴奏する
  • リトルミンストレルのいちばん低いラ、シ、ドの音だけ使う
  • 伴奏には「長調で伴奏する」と「短調で伴奏する」の2とおりがある
  • 1曲の中で長調と短調の交互に伴奏するといい感じ

ただ正直な感想としては、効果はいまいち?といった印象です。それも仕方ない、メロディー1音と伴奏1音の合計2音だけでは、どうしたって表現が限られます。もう1音増えて合計3音になると効果がはっきりします。右手は中指1本でメロディーを担当していました。まだ4本の指が余っていますから右手も伴奏に参加しましょう。っても無理せず伴奏に参加するのは人差指だけです。

ここで「1つとばし、2つとばしで隣合う弦は響きあう」というルールを思い出してください。今、右手の中指でメロディーを弾いていますから、だからその1とばし隣の弦を人差指で弾けば、それだけで伴奏になります。

左手がぽーんぽーんと伴奏するタイミングで、右手の人差指もいっしょにぽーんぽーんと弦を弾きます。右手の人差指が弾くのはいつも、右手の中指が弾いている弦の1とばし隣の弦です。これでほぼいい感じに決まります。

» 右手も伴奏に参加して例題を弾いてみた

ハープらしく伴奏するコツ

伴奏するとき「「「ぽーん」」」とメロディーと同時に弾くよりも、「ぽ」「ろ」「ろん」とばらばらばらっと散らせて弾くと、いかにもハープっぽく聞こえますよ。

長調と短調が逆に聞こえることがある

「とにかく伴奏つきで弾けたらいい」というのであれば、ここで説明はひとまず終わりです。このままでも、きちんと演奏できるように練習すれば、パーティーの余興や宴会の隠し芸として人前で披露して拍手をもらえるでしょう。

でも私には気になるところがあります。
楽譜の?(1)のところ。私は「長調で伴奏」しているつもりです。なのになんだか暗い…ここだけまるで「短調で演奏」しているように聞こえます。そして?(2)のところは「短調で伴奏」しているのに妙に明るく聞こえて仕方ないのです。

「このままでも拍手がもらえる」というのは、お客さんが、私がどのように演奏しているつもりなのか分からないからです。伴奏としては間違ってはいませんから、(そういうアレンジなんだ?)とよい方向に解釈してくれるからです。

右手の人差指が伴奏に参加することによって、「長調で伴奏」しているのに暗く聞こえる、逆に「短調で伴奏」しているのに明るく聞こえる、という現象がときどき発生します。伴奏としては間違っていませんから、このままでもいいのですが。私は私の意図したとおりに伴奏したい。
次回に、このひっくり返って聞こえるのを正しくする方法を説明します。

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