-- マウンテン・ダルシマー --

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ノーターについて

北米の民族楽器マウンテン・ダルシマーは、ノーターという棒きれで弦を押さえて演奏していました。今ではあまり使われませんが、メロディを奏でる基礎練習用としても優れたアイテムです。
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この棒きれは何?

マウンテン・ダルシマーを購入するとたいてい、人差指くらいの細い棒きれが付いてきます。これはノーターと言って、これでメロディ弦を押さえて演奏します。

ノーターは一回一回弦を押さえ直すのではなく、ずっと弦を押さえたまま、左右に滑らせてメロディを奏でます。そのため、メロディはずるずると繋がって聞こえます。これこそがマウンテン・ダルシマーらしい音です。

これはマウンテン・ダルシマーの古典的な奏法です。
最近主流のDADチューニングでは、3本の弦をすべて指で押さえて、多彩なコードで演奏します。それでYouTube動画を見た感じでは、最近ではほとんどノーターを使わないようです。

メロディを奏でる練習用に

実際にノーターを使ってみると、メロディを奏でるよい練習になることが分かります。ずるずると音を繋げて演奏するのは簡単なのですが、ピタッと音を区切って演奏するのは、タイミングがシビアでなかなか難しい。右手で弦を弾く直前に、素早くノーターをスライドさせる必要があります。(私もまだ上手に出来ません…)

これは指で弦を押さえるようになっても、美しい音色で演奏するために、必要な技能です。(私は指で弾くから)という人も、ぜひノーターを試してみてください。
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コメント

初めまして、いきなりのコメント、失礼します。
過去のエントリーですが、ネットで検索した中ですだれさんのブログを拝見しました。
ちょうどBinBの購入を検討していまして、色々調べていたところでした。

まだBinBはお使いでしょうか?
エントリー自体が約3年前のものなのでソフトのバージョンも新しくなっていますが、バージョンアップされました?
これまでとの使い勝手はいかがでしょう?

もしよろしければ、お時間のある時で結構ですので、コメント頂けたら幸いです。

BiaBは今も使っていますよ。
伴奏音源を製作するのにもちろん必要ですが、メロディだけ分かってる曲の、コード進行を試行錯誤するなど、AI支援的な使い方も非常に非常に重宝しています。

以下は私が昨年の9月に製作した作品で、伴奏は、BiaBに自動演奏させたWAVファイルやMIDIファイルを組み合わせて製作しました。BiaBの使い方って正にこんな感じでしょう。
>> https://youtu.be/-E8FOSW3vQI

私が使用しているBiaBは3年前の物?ですが、今の最新版を見ても決定的な新機能の追加はないようです。

BiaBの価値はなんといっても演奏スタイルライブラリです。
「数千パターンを登録している!」とメーカーは宣伝していますが、一人一人のユーザがよく使う伴奏スタイルは、結局そのうちの数パーセントでしかありません。どうせBiaBを購入するなら、一番高価なデラックスな版を購入するべきです。

今のBiaBは本体の他に、DAWも付属します。何も持ってなくてもBiaBを買えば、一通りに音楽作品を製作する環境は整うということです。(付属のDAWの使い勝手は分かりません。私はSONARを使っているので。)

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