インディアンフルート-涙そうそう
インディアンフルートは北米インディアンに伝わる笛です。
『涙そうそう』を吹いてみました。
日本人には懐かしい音色
インディアンフルートの音は尺八のようだ、とよく言われます。
この動画に関しては、日本人の私が日本の曲を演奏しているせいもあるでしょうが。本場のネイティブ・インディアンが吹いても、よくそう言われます。
もちろん、実際の尺八とは音色も奏法もぜんぜん違うんですけど。
要は、日本の笛みたいだってことでしょう。実際、隣の中国や韓国の笛よりもずっと日本の笛に近しい音色、日本人にはなぜか懐かしい音色です。地球の反対側の笛なのに、不思議なことです。
初心者に易しい笛
インディアンフルートは初心者に易しい、非常に吹きやすい笛です。
他の笛にはないエアチャンバーを備えていて、わずかですが、息の乱れを均してくれます。初心者ががさつに息を吹き込んでも、フルートの方で滑らかな音で鳴ってくれます。
また、インディアンフルートの音階は、五音階という特殊な音階になっていて、適当に指を動かしても、なんとなく曲っぽく聞こえてくれます。即興演奏に向いていると言えますか。
インディアンフルートは、音楽の素養のない人が初めて手に取って、いきなり吹いてもそこそこいい感じに演奏できるという、そんな笛です。
いいとこ取りのダイアトニック・フルート
反面、ふつうに曲を吹こうとすると苦労します。
音域はたった1オクターブしかありませんし、そもそも音階がドレミファソラシドになっていませんし。
ダイアトニック・フルートは、音階を西洋のドレミファソラシドにして、音域を広げた改造フルートです。インディアンフルートの扱いやすさはそのままで、J-POPや演歌、世界のポピュラーソングなどを気分よく演奏できます。
ダイアトニック・フルートは、これから趣味で笛を始めようかな、という初心者にもお勧めできますけど。既にケーナやオカリナやリコーダーなど、他の笛を演奏している人にもぜひお勧めします。息の強弱によるピッチの変化が小さく、音量も安定しています。ロングトーンを比較的に簡単に鳴らせます。とにかく楽ちんに吹きやすい、音を出すのに気を遣いません。えっ、こんなに大ざっぱに吹いていいの!?と、びっくり感動すること請け合いです。
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