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初音ミク-セーラー服と機関銃

初音ミクに『セーラー服と機関銃』を歌わせました。

専用のエフェクタを自作しました

2007年の夏に初音ミクが発売されたとき、私は数十秒の短いデモソング『星の指輪』を聴いて、誇張なく衝撃を受けました。リリカルな美しい歌声に感動して、その瞬間に、私のミクに対する印象が決定づけられたと思っています。

ミクをまるでほんとうに人間が歌っているように歌わせたい。
私が望んでいることは始めから一貫していて、そのために、外付けのエフェクタでミクの声を徹底的に加工するという、他の人とまったく異なるアプローチを続けています。

自作したボーカロイド専用のエフェクタは、これで二台目です。

一台目は、既存のエフェクタの組み合わせをそのまま一つにまとめただけでした。実運用としてはどうにも効果がぼんやりしていて、クリックノイズが頻発する障害がありました。それでも「私のアプローチは間違っていない」ということが検証できたので、十分すぎる価値があったのですが。

二台目は一台目の機能をそのまま、一から十までぜんぶ自分でプログラムを書きました。非常に効果のはっきりしたノイズのない品質に仕上がりました。申し分ありません。このバージョンで完成でしょう。近いうちに技術資料をまとめてブログに掲載します。

J-POPの音を作れるようになりました

私は自分でDTM――パソコン音楽をするようになってから、自分の作品の音と、CDやTVなどメディアで聴くプロの作品の音の差について、痛感させられてきました。特にJ-POPは、クリスタルのように透きとおった音なのにバスドラやベースの低音パンチが効いているという、ドンシャリ……ともまた違う独特の音質です。

CDのような音を作りたいと、私は常に精進してきまして、自分でもマスタバスにイコライザを差したりと、いろいろ工夫してきましたが。今回、初心に帰って本を買って一から勉強し直しました。

いや目から鱗。
音質の調整にローカットフィルタを使うなんて、自分じゃ絶対気がつきませんよ。おかげでいろいろ分かりまして、自分なりにJ-POPらしい音を作れるようになりました。やっぱり勉強は大切です。自分のプライドよりもずっと大切です。

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