サックス演奏(ポケットサックス演奏)の最終奥義
世界楽器てみる屋のすだれです。
YouTube動画のコメントをこちらにも投稿しておきます。
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友人と山奥でキャンプしていると想像してください。
焚き火を見ながら話し込んでいて、ふと、友人が「生まれて一度もサックスという楽器を見た事も聞いた事もない」と言い出します。
あなたは(ええっ嘘だろ!?)と思いながらも友人と話し続け、それでも友人はサックスが分からないと言います。残念ながら手元には友人に「これがサックスだ」と聞かせるようなmp3プレイヤーもスマホもありません。あなたは言葉を尽くして友人にサックスを説明しようとします。「ラッパみたいな…金属製で…形はこんなで…」「音はこう、パラッパッパララ〜みたいな?」
そう!
この「パラッパッパララ〜みたいな?」があなたの思い描くサックスの音です。実際この瞬間、あなたの頭の中では、いつかどこか(TVでしょうか)で聞いたサックスの音が聞こえていたはずですよ。あなたは果敢にも口真似であなたの頭の中で聞こえているサックスの音を真似しようとしましたが。ポケットサックスも同じで「パラッパッパララ〜」と、あなたの頭の中で聞こえているサックスの音を、ポケットサックスで真似すればいいのです。(口真似よりはよっぽどそれらしく真似できるでしょう?)
指が思い通りに動くとか、唇でリードを噛むとか、技術的な課題はありますが。
そんなことは実は些末な話、練習すればいつかは嫌でも上手になる事です。それよりも絶対に理解しなければならない最終奥義が「サックスを持ってサックスの真似をして吹け」です。そしてそれは長い練習も何も要りません、難しい事でもない、理解すればいいだけなのです。気がつけばいいだけ、と言ってもいい。分かってしまえば「え、これでいいの?なんだそいういうこと?それだけ?なあんだ…」ってな感じです。分かってしまえばバカみたいなしょうもないことです。
…分かりますかね?
楽器があればもっと楽しい毎日
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