ウェブに載せる写真は逆光で撮影する
立体感や素材感を演出
写真は逆光はだめだ、と信じこんでいませんか。
料理や手芸作品などの小物を撮影してFaceBookやブログに載せる場合は、逆光が基本です。
「基本です」とまで言いきってしまうとあれですが、とにかく、カメラを覗いたときに、被写体の影が自分の方――こちら側へ伸びるような光の当たり方が良いです。こうすると立体感のはっきりした、素材感の鮮明な写真が出来ます。
明かりは、素人はいろいろ工夫せず、窓の明かりだけで撮影するといいです。直射日光の入らない明るい窓のそばがベストです。(日中しか撮影できないという欠点がありますけど。)
自分でいちばん良いと思える明るさで撮影して、念のため、少しずつ明るさを変えて6~8枚撮影して、その中でいちばん立体感と素材感が鮮明に見えるものを採用します。
後はフォトレタッチソフトで明暗バランスやホワイトバランスなどを調整します。
…まあだから、フォトレタッチソフトで調整することを前提にしているので、窓の明かりだけで逆光で撮影しても、何とか鑑賞に堪える写真に仕上がるってことです。
被写体がフレームからちょっとだけ切れるとプロっぽい
些細なコツを一つだけ。
被写体が写真のフレームからちょっとだけ切れると、プロっぽい写真になります。上の写真の例でいうと右端、黒いトレーの角が、フレームからちょっとだけ切れています。
これは何も知らないと、トレーの角がぜんぶきちんと写るように合わせたり、あるいは中心の菓子★ だけをズームして写したりすると思います。そうではなくて、トレーの角がフレームからちょっとだけ切れるように写す。そうするとなぜだかプロっぽい写真になります。
ぜひそういう目で雑誌やウェブサイトの写真を観察してみてください。
上下左右のうちどこか、何かがちょっとだけ切れてますから。
★ 菓子
これはポンデケージョ(ブラジルのチーズパン) 。そもそもは『クックパッド』の『つくれぽ』に送信する用のポンデケージョを撮影して、それだけではもったいないので、ブログの記事にしたのでした。
かといって「ポンデケージョ作りました」という直球では読んでもらえそうになく、いろいろ知恵を絞りました、というのがこの記事の真相です。
一過性の脳虚血発作で入院して以来、食事にカロリーと塩分の制限がついてしまって、仕事の傍ら自炊しています。やってみるとこれはこれで面白い。料理自慢をしたがる主婦の気持ちも分かりました。
楽器があればもっと楽しい毎日
» 変わった楽器、珍しい楽器の販売は世界楽器てみる屋