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初音ミク-ラ・ラ・ルウ-谷山浩子

オートメーションを手描きせずにミクを調教するプロジェクト。
声の雰囲気の異なる5人のミクたちが、交互に声を出すことによって一つのメロディを歌います。

初音ミクを手がける意味

私が演奏動画を製作してYouTubeやニコニコ動画に投函するのは、てみる屋で販売している楽器を宣伝するため、というのが第一です。そういう観点からすると、ミクの動画を投函しても直接にはお金に結びつかないので、趣味性の強い行為になるわけですが。短時間でほいほい作れるので、いろいろなアイデアや新しいエフェクタをちょいと試すのに便利です。

なによりもやっぱり、ミクを使うのが楽しいです。
人の歌声を一つの楽器と見なしたとき、これほど複雑な表現のできる楽器は他にありません。

初音ミクは、2007年の夏にチュートリアルの『しゃぼん玉』で挫折した以来の、6年越しのリベンジです。

ミクにただ音符と歌詞を入力しただけでは、べったりしたボーカロイド丸出しの歌い方をします。これをまるで人が歌っているように生き生きと歌わせるためには、パラメータをオートメーションするという、神経質で根気のいる長時間の手作業が必要になります。私を含む大勢の初心者が挫折するのは、まずはここでしょう。

6年を経た今、手持ちのありったけのエフェクタやソフトウェアを組みあわせて、煩わしいオートメーション作業を回避しつつも、短時間でミクを生き生きと歌わせることに成功しました。だいたい夕方からミクの調教を始めて夜半過ぎには完了します。★1 根気が尽きる前にミクを調教できるようになって、初めて私のミクの作品を製作できるようになりました。

オートメーションせずにミクを調教する方法については、本ブログの別カテゴリで説明連載中です。いくつかの原稿を書き進めているのですが、まだまだ研究段階なので、修正や補足が多くてなかなか発表できません。近々には発表したいです。

★1 夕方から始めて夜半過ぎに調教が完了
世間の調教師のレベルが分からないのですが…私としては相当に早いほうです。品質も既に平均レベルを越えていると自負しています。

私はミクの発音をレガートからスタッカートまで無限段階に区切ることができて、実際に一つ一つの発音を細かく区切っています。ってもJavascriptでMIDIデータを加工したり曲のテンポから逆算してエフェクタのツマミを調整するだけなので、数分で大枠の作業は完了してしまいます。私のミクと同じように歌うように、ふつうに人力で調教すると…きっと大変な作業量になるはず。

なんて得意げに開帳して見せたところで、興味を引けるのは一部のマニアだけですね。将来的にはもっとふつうの人が喜びそうな曲を製作するようにします。

楽器があればもっと楽しい毎日
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