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レッドパイプのクラシックを買いました

レッドパイプはドイツのレッドパイプ社が製作しているエレクトリック・バグパイプ(電子バグパイプ)です。革バッグの中には空気の代わりに電子部品が詰まっていて、エレキギターやキーボードのようにアンプ・スピーカに繋いで鳴らします。

レッドパイプの”クラシック”というモデルを注文していたお客さんがキャンセルしました。
このクラシックは近いうちに、世界楽器てみる屋の在庫として抱えるつもりだったので好都合、そのまま店頭販売してもよかったのですが。数日悩んだ末、私の物にしました。

私は既に一台”メタル”という大型のモデルを持っていますが、狭いごちゃごちゃ散らかった部屋で演奏するには、長い立派なドローンがじゃまになります。また「ちょっと演奏するか」と思いたったとき、いちいち組みたてなければならないのも微妙に面倒くさいです。

メタルもクラシックも中身は一緒、些細な使い勝手のよさを求めて同様の物を二台も所有するのはどうかと悩みましたが。物欲に負けて買ってしまいました。そういうことができるようになりたい、というのが楽器屋を始めた動機★1 でもありますし。

演奏を楽しみたいだけならぜひお勧め

クラシックを使ってみたところ、これがなかなか便利です。
レッドパイプの他のモデルと比べて、クラシックはかなり小型です。長いドローン管はなくて、チャンター管の長さもソプラノリコーダほどしかありません。小脇にちょこんと抱えて、作業机の椅子に座ったりベッドに寝転んだり、場所を選ばず気軽に演奏できます。これは楽ちんです。

楽ちんといえば、レッドパイプには鳴りっぱなしモードという、バッグを絞めつづけなくても演奏★2 できるという使い方ができます。これは正にクラシックにぴったりです。何の力も要らず運指の練習に専念することができます。これはほんとうに楽ちんです。

なかなか見栄えもよい

クラシックはウェブカタログの写真だとなんともダサい外観ですが。
実際に手に取ってみるとそうでもありません。オレンジとブラックという配色と、これ見よがしに作り物っぽい意匠が、むしろ「これは電子バグパイプですよ」と積極的にアピールします。

まったくプライベートの練習用に買ったのですが、これでも演奏動画を作ってみようかと考えました。

★ 楽器屋を始めた動機
楽器屋を営んでいれば、楽器や音楽に関する買い物はすべて経費にすることができます。また同じ買うにしても、メーカーから直接、卸値でずっと安く買うことができます。自分の趣味(楽器や音楽)に好きなだけお金をつぎ込むことができるように、私は楽器屋になりました。

★2 バッグを絞めつづけなくても演奏できる
これは他のエレクトリック・バグパイプ(電子バグパイプ)を持っている人には、意味のよく分からない話かもしれません。レッドパイプは電気仕掛けのシンセサイザではありますが、演奏するときは本物のバグパイプと同じように、革バッグに息を吹き込んで、バッグを締め付けて鳴らします。上手に息継ぎして鳴らさないと、本物と同じように音がよろけたり音が止まったりします。

鳴りっぱなしモードというのは、そういうリアルな操作性をOFFにして、巷のエレクトリック・バグパイプと同じように、スイッチオンでずっと音を鳴らしつづけるというモードです。単に運指の練習をしたい場合に便利です。

楽器があればもっと楽しい毎日
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