空耳を演奏する-グリーンスリーブス
リトルミンストレルは11本の弦を張った小さなハープです。
ふと、こんな弾き方はできるかな…と試しにやってみたら、できました
伴奏をじゃらんと鳴らしながらメロディを弾いているように聞こえますか？
違います、私はメロディを弾いていません。不完全なメロディの断片をぽつぽつと五月雨式に弾いているだけで、それを聞いた人間の脳が、足りない音を補完して完全なメロディとして聞いているのです。
ゲシュタルト心理学に基づいた人間の空耳・錯覚を積極的に利用するこの奏法は、北欧バルト海沿岸の国で見られるかなり珍しい奇妙な奏法です。
ちなみにリトルミンストレル（Little Minstrel）は、北米のハープ工房が製作している小学校の音楽教材です。花びらのような可愛らしい形と意外に大きく美しい音色で、予約山積みの大人気です。
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コメント
無事に16弦カンテレ届きました。でもおまけに付く弦の数が減ってますね。最初に買った標準の16弦カンテレは5本でしたが、フル装備は2本になってました。弦はギターをやっているので予備に買い置きしているから大したことではないのですが...。
簾さんは、ご存知でしょうがハーモニクス奏法も特集して下さい。カンテレだけでなくリトルミンストレルなどでも、使えると思います。私はずっとギターをやってたので、カンテレでも普通に使っているのですが、知らない人のために是非!
投稿者: Yukio | 2013年04月05日 07:32
> おまけに付く弦の数が減ってますね。
付属の交換弦が減りました。カンテレの弦はチェンバロ用の弦だという噂です。ギターの弦のように切ってしまうことはほとんどないので、予備としては2本もあれば十分、という判断なのでしょう。カンテレのハーモニクスもきれいな音がしますよね。
私のカンテレの弦は11本で、音域が狭くて弾ける曲がないので、
ずっとしまい込んでいました。最近、西洋の中世古楽を題材に音楽作品を製作していて、この中世古楽ってカンテレで弾けそうな曲がたくさんあります。なので久しぶりにカンテレを引っ張り出して弾いています。
私の指ではギターではとても弾けないという曲を、伴奏つきで難なく演奏できてしまう。
弾いている私自身がなんだか狐につままれたような、あいかわらずマジカルな楽器です。この独特の演奏システムを広く伝えていきたいです。
投稿者: すだれ | 2013年04月05日 17:07
どうしても弾きたい曲があるならハーモニクスを使ったら、いかがでしょうか。
左右どちらの手でも構いません。手の甲を上にして軽く指を曲げたら(そのとき親指は横を向いているはずです。)足りない高音部の1オクターブ下の弦の中央(赤または黄色でマーキングしている所)に親指の先を軽くあてます。その時親指の横側が弦にあたっていると思います。そして中指でその弦を強めに弾きます。そしてすぐに小指側から手を上げる感じで放します。たぶん1オクターブ高い音が出たと思います。音はカンテレ本来のものとはちょっと違うし、音量も小さめですが使えるかなと思います。
どうでもいい余計なことでした。すみません。
投稿者: Anonymous | 2013年04月30日 03:59
ハーモニクス奏法について詳しく説明していただきありがとうございます。
私自身は今それほど困っていないので、大丈夫ですよ。もしほんとうに音域が足りなくて困ったら、いちばん大きなグランドカンテレを購入します。
投稿者: すだれ | 2013年05月01日 12:57